この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

続編は絶対ないなと思った『不適切にもほどがある!』。

2024-03-29 23:24:17 | テレビ
 阿部サダヲ主演X宮藤官九郎脚本のテレビドラマ『不適切にもほどがある!』が3/29の放送で最終回を迎えました。
 面白かったですよね。
 さすがはクドカンだと感心することしきりでした。
 1月スタートのテレビドラマって結局これしか見てないんですけど、唯一見ているテレビドラマがこれというのは我ながらさすがだ!と思いました(自画自賛)。
 余談ですが、うちのお袋は『不適切にもほどがある!』は見てなくて、『君が心をくれたから』、『春になったら』、『Eye Love You』、『リビングの松永さん』、「相棒」、『大奥』(途中まで)、「光る君へ』、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』を見ていたそうです。
 我が母ながらよく見る!と思わずにはいられません。
 お袋的に一番良かったのは『Eye Love You』とのこと。
 今度二階堂ふみに会うことがあったら、「うちのお袋が褒めてたよ!」と伝えるつもりです。笑。

 さて、話を『不適切にもほどがある!』に戻すと、ネットでは続編を期待する声も大きいようですね。
 確かに如何にも続きがありそうな終わり方ではありました。
 しかし自分は絶対に続編はないなと思いましたよ。
 なぜかというと続編が作られることがあれば、本シリーズの一番の謎であるタイムパラドックスについて触れなければならないからです。
 具体的に言うと、市郎と純子が阪神淡路大震災を経て、生き残るかどうか、です。
 実際最終回で市郎がどのような選択をするのだろうって思っていました。
 純子に地震が起こることを言うのかどうか。
 言わないという選択肢はないでしょう。
 しかし過去にあまり干渉渉し過ぎれば、孫である渚が生まれてこなくなるかもしれない。
 クドカンの用意した答えは、それには一切触れない、でした。
 賢明な答えだと思いましたよ。
 しかし続編が作られることがあればそういうわけにはいかないでしょう。
 震災を前にどう行動すべきなのか。
 市郎も純子や渚、それにゆずるなど、近親者を救うことぐらいは出来ると思います。
 でもそれでどうなるんです?
 自分たちだけが生き残っても、あの人も助ければよかった、この人は救えなかったのだろうか、などと重い十字架を背負うことになるのではないでしょうか。
 理想を言えば、市郎たちの活躍で一人の被災者も出さないことでしょう。
 でもそれはさすがにあり得ない決着で安易すぎます。
 だから、触れないことがベストだし、続編は作らない方がよいのです。

 まぁ今述べたことは一視聴者としてはそう思うというだけであって、脚本家であるクドカンにはまた別の答えがあるのかもしれませんね。
 もし『不適切にもほどがある!』の続編が作られることがあれば間違いなく見ますし、震災を前に市郎がどう行動するのかとても興味があります。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノー符計算麻雀の薦め。 | トップ | 正直わかりにくい作品だった... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テレビ」カテゴリの最新記事