この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ある日どこかで。

2009-01-27 22:07:57 | 旧作映画
 本文に入る前にお詫びとお知らせがあります。
 一昨日更新した『宇宙船ペルセウス号の殺人(後編)』ですが、更新当初は最後の章を白文字で公開していました。
 後編は読んだけれど、最後の章は未読という方は、後編をもう一度最初からお読み下さい。
 紛らわしい公開をして申し訳ありませんでした。

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 B級読書家の幸太郎さんが薦めていた『ある日どこかで』を鑑賞しました。ツタヤにてレンタル。

 今まで見た映画の中で最もロマンティックな一本だったと思います。
 ロマンティック、というキーワードに弱い方は必見です。

 その一言(というか二言)でレビューを終わらせてもいいのですが、さすがに短いので自分なりに気がついたことをちょっだけ書きたい思います。

 本作を鑑賞している途中で、このストーリー、どこかで見たような気がするなぁと思ったんですよね。しばらくして気づきました。
 この映画、『ターミネーター』にそっくりじゃん。
 もちろん一方はロマンティックな恋愛もの、もう一方はSFアクションであるわけですが、物語の骨子自体はまるっきり同じように思えます。
 一人の男が写真に写っている女性に恋をし、その女性に会うために時間を遡り、その結果命を落とす、というところが、です。時間を超越した男の無鉄砲ぶりも通じるものがあります。
 自分には『ターミネーター』からバイオレンス描写を一切削ぎ落としたら『ある日どこかに』になり、『ある日どこかに』にシュワルツネッガーが出演したら『ターミネーター』になるような気がします。ならないか。笑。
 ともかく時空を越えた愛、という点ではこの二作品は共通するものがあると思えるのです。
 しかし、ネットで検索してもこの二作品の共通項に言及しているサイトやブログは見当たらなかったなぁ。自分の見方が穿っているとは思わないのだけれど。

 二作品が似ているからといって、それがパクリだとか、問題があるとか、そういうことを言ってるわけではないのです(ちなみに製作年は『ある日どこかで』が1980年、『ターミネーター』がその四年後の1984年)。
 自分が言いたいのは、『ある日どこかで』というどちらかといえば地味な小作品が、その後製作された、《時間》をテーマにしたSF映画に対して多大なる影響を与えたのだろう、ということです。
 二作品が似ているかどうかは人によって判断が異なると思いますが、そのことは断言して間違いないと思います。
 そういった意味では『ターミネーター』ファンも必見の映画といえるかもしれません。
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2 コメント

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おお、見られましたか! (幸太郎)
2009-01-28 00:14:46
白文字、ちゃんと見ました。
なるへそ、こんな風に使うわけですね。

そう言えば、ターミネーターの兄ちゃんも
サラの写真を大事に持ってましたね。
言われて、初めて気がつきました。
ターミネーターの場合は、その他の派手派手な部分に目を取られて
意外と気がついてない人が多いのかも知れません。
ちなみに私は、「タイタニック」のラストシーンを見た時に、
「ある日どこかで」のラストシーンとそっくりだなと思いました。
しかし、シュワルツェネッガー主演の「ある日どこかで」は、
ちょっと見てみたい気がしますね。
ラフマニノフのラプソディの代わりに、
ターミネーターのテーマですからね。
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見ましたよ~。 (せぷ)
2009-01-28 21:29:16
基本的に色文字は文章を強調するためのものですが、背景と同色だと文章を隠すことが出来ます。
どの色でも可能ですが、白文字でそれをしたかったので、このテンプレートを採用しました。

>言われて、初めて気がつきました。
そうなのですか。
自分は速攻で似てるなぁって思いましたが、それは『ターミネーター』に対して常人以上に思い入れがあるせいかもしれません。

>「タイタニック」のラストシーンを見た時に、
「ある日どこかで」のラストシーンとそっくりだなと思いました。
同じジェームズ・キャメロンですね。笑。
彼が『ある日どこかで』を観たのはどうやら間違いないようです。
『ターミネーター』のみならず、『タイタニック』にも影響を与えたのであれば、やはり『ある日どこかで』は偉大な作品といえますね。
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