三木聡監督、『亀は意外と速く泳ぐ』、DVDにて鑑賞。
完璧なまでに計算され尽くしたゆるさ。
完璧な映画っていうものにはそうそうお目に掛かれるものではないです。
大体観終わったあと、
「すっごい面白い映画だったけど、ヒロインが不っ細工なのが玉に瑕だな」とか、
「あのシーン、自分が脚本家だったら別の台詞にするんだけど」とか、
「完成度の高い映画だったけど、惜しむらくは終わり方が納得いかない」なんてふうに、
ついつい脳内ツッコミをしてしまいませんか。
そのツッコミが的を射たものかどうかはさておき。
それが『亀は意外と速く泳ぐ』にはないんです。
まさに“完璧な”映画。
ではどのように完璧なのかというと、そのベクトルはゆるさに向けられているわけなんです。
作品時間90分の間、ただひたすらゆるい空気が流れています。
ではそんなにゆるい作品であるなら退屈なんじゃないかって思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはまーったくありません。
画面の隅々にまで作り手によって計算され尽くしたゆるいギャグがさりげなくちりばめられているので、気が抜けません。
例えばラーメン屋の店内の張り紙が「冷やし中華、始めました」と思いきや、「冷やし中華、始めたい」だったり、
商店街の豆腐屋の屋号が『藤原豆腐店』だったり、
そんなの、誰も気づかないんじゃないの?といったギャグが目白押しなんです。
気が抜けないといえば不意に感動的なシーンが始まるのでそれもまた気が抜けないんです。
ラーメン屋を開店して以来“そこそこ”の味のラーメンを作ってきた店主がラーメン屋最後の日、腕によりを掛けて極上のラーメンを作ります。
「どうだよ、俺が本気になればこんな美味いラーメンが作れんだぜ」
ラーメンをすすりながら、店主は同じスパイ仲間の一人に少しだけ誇らしげに言うんですよ。
泣かせます。
あ、説明が必要でしたね、ラーメン屋の店主はスパイで、スパイは目立っちゃダメってことで味が評判になったりしないようにあえて“そこそこ”のラーメンを作り続けてきたのです。
そう、言い忘れてましたが、この作品は実はスパイ物なんです。
とはいってもストーリーはさほど重要でなし。
というか逆にストーリーを語れば語るほどこの映画はワケがわかんなくなると思うので割愛させてもらいます。
でもテーマは重要かな、それは何かというと『脱:日常』。
日々同じことの繰り返しで毎日が退屈でたまらない!という方には『亀は意外と速く泳ぐ』、お薦めです。
心が癒されること請け合いですよ!
といってもあくまで効果はゆるめですけどね。笑。
完璧なまでに計算され尽くしたゆるさ。
完璧な映画っていうものにはそうそうお目に掛かれるものではないです。
大体観終わったあと、
「すっごい面白い映画だったけど、ヒロインが不っ細工なのが玉に瑕だな」とか、
「あのシーン、自分が脚本家だったら別の台詞にするんだけど」とか、
「完成度の高い映画だったけど、惜しむらくは終わり方が納得いかない」なんてふうに、
ついつい脳内ツッコミをしてしまいませんか。
そのツッコミが的を射たものかどうかはさておき。
それが『亀は意外と速く泳ぐ』にはないんです。
まさに“完璧な”映画。
ではどのように完璧なのかというと、そのベクトルはゆるさに向けられているわけなんです。
作品時間90分の間、ただひたすらゆるい空気が流れています。
ではそんなにゆるい作品であるなら退屈なんじゃないかって思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはまーったくありません。
画面の隅々にまで作り手によって計算され尽くしたゆるいギャグがさりげなくちりばめられているので、気が抜けません。
例えばラーメン屋の店内の張り紙が「冷やし中華、始めました」と思いきや、「冷やし中華、始めたい」だったり、
商店街の豆腐屋の屋号が『藤原豆腐店』だったり、
そんなの、誰も気づかないんじゃないの?といったギャグが目白押しなんです。
気が抜けないといえば不意に感動的なシーンが始まるのでそれもまた気が抜けないんです。
ラーメン屋を開店して以来“そこそこ”の味のラーメンを作ってきた店主がラーメン屋最後の日、腕によりを掛けて極上のラーメンを作ります。
「どうだよ、俺が本気になればこんな美味いラーメンが作れんだぜ」
ラーメンをすすりながら、店主は同じスパイ仲間の一人に少しだけ誇らしげに言うんですよ。
泣かせます。
あ、説明が必要でしたね、ラーメン屋の店主はスパイで、スパイは目立っちゃダメってことで味が評判になったりしないようにあえて“そこそこ”のラーメンを作り続けてきたのです。
そう、言い忘れてましたが、この作品は実はスパイ物なんです。
とはいってもストーリーはさほど重要でなし。
というか逆にストーリーを語れば語るほどこの映画はワケがわかんなくなると思うので割愛させてもらいます。
でもテーマは重要かな、それは何かというと『脱:日常』。
日々同じことの繰り返しで毎日が退屈でたまらない!という方には『亀は意外と速く泳ぐ』、お薦めです。
心が癒されること請け合いですよ!
といってもあくまで効果はゆるめですけどね。笑。
博士の愛した数式も観たいけど・・・他にもいろいろみたいです(・・v
っていうか、せぷさんって一年にどのくらいの映画観られているのかちょっと気になりますΣ(=□=;
どれを観ようか迷っている間にもう次に観たいと思っていた映画の公開時期になってしまいます。
自分はそんなに映画は観ていませんよ。
一年で、劇場で観るのは去年は三十本でした。
年に百本、二百本映画を観る人がネットではざらにいますからね。
今DVDを借りてて、とりあえず薦められた作品だけでも見ようと思っているところなのですが、平日は時間がなくてなかなか難しいです。
なぜかこの二週間で私が読ませていただいている
ブログの主の方々が立て続けに見ていて
更に見たい気持ちが募ってます(笑)
でも、ワタクシ、レンタルが苦手なんですよね。
かといって、テレビ放映はないだろうし(笑)
ちょっと気合を入れて
レンタル店に行ってみようかな。
のほほ~んとした雰囲気はのりぞうさん向きかも。(などと失礼なことをいったりして。笑。)
でものりぞうさんは店員の人に声を掛けることが苦手なんですね。
女性の方でそういう方って多いですよね。
かくいう自分もなるべく店員の手は借りないようにしています。
といっても自分の場合は自分の力で目的の作品を見つけ出したいからなんですけどね。
一応店内を捜し歩いて、見つからない場合は店員さんに聞くんですけど、あっさり店員さんがその作品を手にしてやってきたら、うわ、負けた!って思っちゃいます。
まぁ、勝ち負けの問題ではないんですけどね。笑。