ゲイリー・ロス監督、ジェニファー・ローレンス主演、『ハンガー・ゲーム』、9/29、天神シネマズTOHO本館にて鑑賞。2012年38本目。
自分が好きなSF映画の一本にアレックス・ブロヤス監督の『ダーク・シティ』という作品があります。
ダークなシティのお話なのですが(まんまやんけ)、ともかく自分のツボなのです。
ただ一つ気に入らないことがあって、それは『ダーク・シティ』が『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』のパクリであること、、、ではなく、パクリであることを監督のブロヤスが認めていないってことですね。
『うる星~』なんて見てない、っていうんですよ、ブロヤスは。
そんなわけがない。
あの設定、あの世界観、あのヴィジュアルがたまたま偶然似るわけがない。
ぶっちゃけ自分はパクリ自体は問題ないと思っています。
パクって、自分の中で消化して、それを自分の作品に昇華できればね。
だって、過去の作品にまったく影響を受けてない作品なんてないんですから。
要はそれを上手く誤魔化してるかどうかだけだと思います。
ブロヤスも思い切って認めちゃえばいいと思うんですけど、まぁ著作権の関係や何かで難しいのでしょうね、きっと。
さて、『ハンガー・ゲーム』の原作者スーザン・コリンズも設定が酷似する日本の映画『バトル・ロワイアル』を見たことがないそうです。
影響を受けないように敢えて見なかった、とのこと。
嘘だよね。笑。
書き上げた後に、設定だけじゃなく、登場人物から、展開から、結末から、何から何まで似ていたら、それこそ執筆が無駄になるのだから、似ていると思われる映画や小説は最低限チェックするはず。
まぁそれを認められない大人の事情があるんでしょうけどね。
さて、自分は『ハンガー・ゲーム』を観て、正直設定以外は『バトル・ロワイアル』とは似ていないと思いましたよ。
似ていないというか、比べ物にならないというか。
自分は映画よりも原作の『バトル・ロワイアル』が好きで、たぶん、生まれて初めて徹夜して読んだ小説じゃなかったかなぁ。
自分のお気に入りのキャラが次に読むときは死なないんじゃないかと思って何度も読み返しましたよ(←バカ)。
それぐらいキャラクターに愛着が持てました。
それに比べて『ハンガー・ゲーム』の登場人物は文字通りゲームのキャラクター。何かもうテキトーに死んでいくというか。
加えて肝心のゲームのルール、及びシステムがテキトー極まりないというか。
ヒロインのカットニスは、妹がクジでハンガー・ゲームの参加者に選ばれたものだから、身代わりになって自らゲームの参加者になることを志願し、認められます。
これがそもそもおかしい。
代理人が認められるのであれば、金持ちの息子は誰も選ばれなくなるよね。
というか、わざわざクジで選ばず、その地区で一番腕っぷしが強い奴を参加者にすればいいだけのことで(まぁそういう地区もあるという設定でしたが、そういう地区しかなくなるよね)。
また、本作ではゲームの参加者がグループを組みます。
確かに『バトル・ロワイアル』でも参加者はグループを組んでましたけど、あれはクラスメイトだから、ある程度相手の人柄を知っていたからであって。
それに比べて、『ハンガー・ゲーム』は同じ地区の男女以外初対面なのに、初対面の者同士でグループを組むか?
いや、そこまでは認めるとして、初対面の者同士でグループを組んで、ぐっすり眠りこむか?
寝首をかかれるかもしれないとは考えない?
緊張感がないというか、何というか、もうほんと、あのシーンはズッコケたなぁ。
ズッコケるシーンはまだ(まだ)あって、あるグループが物資を占有して、それをカットニスが爆破するというシーンがあるんですよね。
どうやって爆破させるんだろうと興味津々で観てたら、何とそのグループが物資の周りに地雷を敷設していて、カットニスがその地雷を誘爆させ、物資を四散させちゃうんです。
あのさ。地雷を敷設するのはいいよ。でも敷設するのであれば、地雷が爆発しても物資に影響がないぐらいの距離のところに敷設しようよ、ね?
ってグループのメンバーにアドバイスしたくなりましたよ。
何かもう、どこを切ってもテキトー印で、褒めるところが見当たらないんですけれど、でもご存じの通り全米では大ヒットしてますし、ネットをざっと眺めたところ、そこまで酷評しているレピュアーは見かけませんでした。
ま、いつものことだから気にしませんが(実はちょっぴり気にしてたりして…)。
お気に入り度は★、お薦め度は★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
自分が好きなSF映画の一本にアレックス・ブロヤス監督の『ダーク・シティ』という作品があります。
ダークなシティのお話なのですが(まんまやんけ)、ともかく自分のツボなのです。
ただ一つ気に入らないことがあって、それは『ダーク・シティ』が『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』のパクリであること、、、ではなく、パクリであることを監督のブロヤスが認めていないってことですね。
『うる星~』なんて見てない、っていうんですよ、ブロヤスは。
そんなわけがない。
あの設定、あの世界観、あのヴィジュアルがたまたま偶然似るわけがない。
ぶっちゃけ自分はパクリ自体は問題ないと思っています。
パクって、自分の中で消化して、それを自分の作品に昇華できればね。
だって、過去の作品にまったく影響を受けてない作品なんてないんですから。
要はそれを上手く誤魔化してるかどうかだけだと思います。
ブロヤスも思い切って認めちゃえばいいと思うんですけど、まぁ著作権の関係や何かで難しいのでしょうね、きっと。
さて、『ハンガー・ゲーム』の原作者スーザン・コリンズも設定が酷似する日本の映画『バトル・ロワイアル』を見たことがないそうです。
影響を受けないように敢えて見なかった、とのこと。
嘘だよね。笑。
書き上げた後に、設定だけじゃなく、登場人物から、展開から、結末から、何から何まで似ていたら、それこそ執筆が無駄になるのだから、似ていると思われる映画や小説は最低限チェックするはず。
まぁそれを認められない大人の事情があるんでしょうけどね。
さて、自分は『ハンガー・ゲーム』を観て、正直設定以外は『バトル・ロワイアル』とは似ていないと思いましたよ。
似ていないというか、比べ物にならないというか。
自分は映画よりも原作の『バトル・ロワイアル』が好きで、たぶん、生まれて初めて徹夜して読んだ小説じゃなかったかなぁ。
自分のお気に入りのキャラが次に読むときは死なないんじゃないかと思って何度も読み返しましたよ(←バカ)。
それぐらいキャラクターに愛着が持てました。
それに比べて『ハンガー・ゲーム』の登場人物は文字通りゲームのキャラクター。何かもうテキトーに死んでいくというか。
加えて肝心のゲームのルール、及びシステムがテキトー極まりないというか。
ヒロインのカットニスは、妹がクジでハンガー・ゲームの参加者に選ばれたものだから、身代わりになって自らゲームの参加者になることを志願し、認められます。
これがそもそもおかしい。
代理人が認められるのであれば、金持ちの息子は誰も選ばれなくなるよね。
というか、わざわざクジで選ばず、その地区で一番腕っぷしが強い奴を参加者にすればいいだけのことで(まぁそういう地区もあるという設定でしたが、そういう地区しかなくなるよね)。
また、本作ではゲームの参加者がグループを組みます。
確かに『バトル・ロワイアル』でも参加者はグループを組んでましたけど、あれはクラスメイトだから、ある程度相手の人柄を知っていたからであって。
それに比べて、『ハンガー・ゲーム』は同じ地区の男女以外初対面なのに、初対面の者同士でグループを組むか?
いや、そこまでは認めるとして、初対面の者同士でグループを組んで、ぐっすり眠りこむか?
寝首をかかれるかもしれないとは考えない?
緊張感がないというか、何というか、もうほんと、あのシーンはズッコケたなぁ。
ズッコケるシーンはまだ(まだ)あって、あるグループが物資を占有して、それをカットニスが爆破するというシーンがあるんですよね。
どうやって爆破させるんだろうと興味津々で観てたら、何とそのグループが物資の周りに地雷を敷設していて、カットニスがその地雷を誘爆させ、物資を四散させちゃうんです。
あのさ。地雷を敷設するのはいいよ。でも敷設するのであれば、地雷が爆発しても物資に影響がないぐらいの距離のところに敷設しようよ、ね?
ってグループのメンバーにアドバイスしたくなりましたよ。
何かもう、どこを切ってもテキトー印で、褒めるところが見当たらないんですけれど、でもご存じの通り全米では大ヒットしてますし、ネットをざっと眺めたところ、そこまで酷評しているレピュアーは見かけませんでした。
ま、いつものことだから気にしませんが(実はちょっぴり気にしてたりして…)。
お気に入り度は★、お薦め度は★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。