この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ハッタリとこけおどし、それに外連味。

2012-08-17 23:52:19 | 旧作映画
 10本レンタルして、3本しか見らずに返却するのも癪だなと思って、あれから頑張ってホラー映画を2本見ましたよ(まぁ別に頑張らなくてもよかったんだけど)。
 

 最初に見たのはアレクサンドル・アジャ製作の『P2』
 クリスマスの夜、残業で遅くなったヒロインが、ようやく仕事を終え帰宅しようとしたところを何者かに襲われ、地下駐車場《P2》に監禁されてしまう、というお話。
 この作品、何がいいかって、ヒロインのアンジェラを演じたレイチェル・ニコルズがかなりの美人さんってことですね。
 これまで見たホラー映画の中で、5本の指に入るぐらいの美人だったなぁ(他は『28週後』のイモージェン・プーツとかね。あとは思い浮かばないけど。笑。)。
 やっぱり、ホラー映画のヒロインは美人じゃないとね(他のジャンルでもそれは言えるけど)。 でも、これだけの美人がクリスマスの夜に、一緒に過ごす彼氏がいないというのは、それはないよね、と思ってしまった(そのことについて何か説明あったっけ?)。
 まぁそうじゃないとお話が成り立たないんだけどさ。笑。
 同じぐらいないよねと思ったのが、ヒロインを監禁するストーカーが、(キチガイなんだけど)フツーにイケメンなんだよね。
 そんだけイケメンならフツーにデートに誘えばいいじゃん!!と思ったのは自分だけでしょうかね?
 深夜の地下駐車場で、ヒロインとストーカーがそれこそ文字通り血で血を洗う死闘を繰り広げるわけなんですが、後半のヒロインのブチ切れっぷりがめっちゃ笑えます。確かにひどい目に合うんだけど、ヒロインの反撃が確実にやり過ぎ。その一線は越えんだろう、って思いました。
 いろいろツッコミどころも多くて、アマゾンのレビューでは評価が低いみたいですが、自分は面白かったです。
 ただ一つだけ納得できなかったのが、白いパーティドレスを着たヒロインが全身びしょびしょになったというのに、ドレスが透け透けにならなかったことですかね。
 そこは透け透けにならないとおかしいだろう!!って見ていてツッコミを入れちゃいました。
 エロくてすみません。笑。


 もう一本はジャウマ・コレット=セラ監督の『蝋人形の館』
 若者たちが迷い込んだ地図に載っていない町は住人全員が蝋人形だった、というお話。
 これを見ようと思ったのは同じ監督の『エスター』がかなりよく出来ていたから。
 女優を追って映画を見ることはないんですが、監督を追うことはあります。

 人気のない藪に入ると、蚊に刺されることがありますが、普段その蚊は人気のない藪で何をしてるんだろうか、と思うことがあります。
 同じことはこの手のホラー映画にも言えて、人が訪れることがない町にたまたまやってきた旅人がそこに住む殺人鬼に襲われる、というホラー映画は数え切れないぐらいありますが、その殺人鬼は普段何をやってるんだろうと疑問に思うことがあります。
 まぁ本作では蝋人形作りなのですが。笑。
 これまたいろいろツッコミどころが多い作品なのですが、一番ありえんやろと思ったのが、町にある蝋人形館が、展示してある蝋人形だけでなく、壁や床などの建築資材がすべて蝋だった、ということでしょうか。
 建築基準法でも認可されないと思いますが、それ以前に、蝋では強度的に建物がもたんやろ、と思ったのは自分だけですかね。笑。
 
 どちらもハッタリとこけおどし、それに外連味が効いていて面白かったです。
コメント (2)
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