マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演、【シャッター・アイランド】、4/10、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2010年15本目。
この結末は決して人には言わないでください、とオープニングの前に断る映画がたまにあるんですが、どうなんでしょう、結末を人に言ってはいけない作品であることは人に言ってもいいんでしょうか?
いつも考えてしまいます。
人に言ってはいけない結末っていうのはつまりサプライズドエンディングってことであり、サプライズというのは事前に何も知らされていないからこそのサプライズなのではないでしょうか。
これから驚かせますからね、覚悟しといて下さいよ!なんて言われても捻くれ者の自分には興醒めでしかないですけどね。
さて、本作の“決して人には言ってはいけない”結末は、自分には何もサプライズを齎してはくれませんでした。
だいたい精神に異常を来たした犯罪者のみを収監する刑務所を舞台にしたミステリでこの結末って、充分予想の範囲内のような気がするんだけどなぁ。
過去には同様のオチの作品もありましたからね(こちら)。
予想の範囲内であるのはいいとして、それに至る過程が自分の好みではなかったです。
夢から覚めたと思ったら、それもやっぱり夢だった、というような、どこからが現実で、どこからが幻想なのかはっきりしない演出はやっぱり好きじゃないんですよね。
そういった構成面においても、本作は上述の同様のオチの作品に及ばないと思います。
ただ、主人公の最後の選択だけは気に入りました。
あの選択は観る者の心胆を寒からしめるものがありますよね。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
この結末は決して人には言わないでください、とオープニングの前に断る映画がたまにあるんですが、どうなんでしょう、結末を人に言ってはいけない作品であることは人に言ってもいいんでしょうか?
いつも考えてしまいます。
人に言ってはいけない結末っていうのはつまりサプライズドエンディングってことであり、サプライズというのは事前に何も知らされていないからこそのサプライズなのではないでしょうか。
これから驚かせますからね、覚悟しといて下さいよ!なんて言われても捻くれ者の自分には興醒めでしかないですけどね。
さて、本作の“決して人には言ってはいけない”結末は、自分には何もサプライズを齎してはくれませんでした。
だいたい精神に異常を来たした犯罪者のみを収監する刑務所を舞台にしたミステリでこの結末って、充分予想の範囲内のような気がするんだけどなぁ。
過去には同様のオチの作品もありましたからね(こちら)。
予想の範囲内であるのはいいとして、それに至る過程が自分の好みではなかったです。
夢から覚めたと思ったら、それもやっぱり夢だった、というような、どこからが現実で、どこからが幻想なのかはっきりしない演出はやっぱり好きじゃないんですよね。
そういった構成面においても、本作は上述の同様のオチの作品に及ばないと思います。
ただ、主人公の最後の選択だけは気に入りました。
あの選択は観る者の心胆を寒からしめるものがありますよね。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。