ブログ 「ごまめの歯軋り」

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東北・太平洋大地震 茨城県西部からの報告

2011年03月12日 | 時事問題
午後2時半過ぎ晴れていた空が突然暗くなり、強い風が砂塵を吹き始めた。そして大地がぐらりと動いた。私が住んでいる茨城県は大きな地震はなく、いつもの事と高をくくっていたら、次第に揺れが激しくなり、立っていられなくなり、戸棚のものは殆ど飛び出し、植物の鉢は落ち、スピーカーは倒れ、額も大きく傾いた。そんな激しい揺れが5分ほど続いて収まった。さてそれからが大変で、部屋の中の散乱したもののかたずけが3時間ほどかかった。フランス人形ケースは落ちてガラスは散乱し、仏壇はひっくり返りばらばら、タンスは元の位置にあらず、散乱した本やCDをかたずけて、掃除機をかけ雑巾で拭いた。屋外に出ると、屋根から落ちた和瓦が十数枚砕けていた。壊れた物を屋外に出して、一息ついたのは午後6時ごろだった。よく部屋を点検すると、壁の壁紙は破れており石膏ボードもひびが入っているに違いない。壁紙と瓦の修理にいくらかかるのかと暗澹たる気分。鴨長明「方丈記」さながらの風景であった。幸い家族は全員無事、津波の心配のない内陸部だったので、不幸中の幸いとはこのことなり。犠牲者のご冥福をお祈りし、国会・メディアは政局遊びはやめ、一丸となった対策を講じられる事を願う。


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