ブログ 「ごまめの歯軋り」

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デイトレーダー「バカで強欲で浮気で無責任で脅す人」 当たっているな

2008年02月08日 | 時事問題
asahi.com 2008年02月08日03時05分
経産次官「デイトレーダーはバカで無責任」 講演で発言
 経済産業省の北畑隆生事務次官が講演会で、インターネットなどで株売買を短期間に繰り返す個人投資家のデイトレーダーについて「最も堕落した株主」「バカで浮気で無責任」などと発言していたことが分かった。
 北畑氏はデイトレーダーについて「経営にまったく関心がない。本当は競輪場か競馬場に行っていた人が、パソコンを使って証券市場に来た。最も堕落した株主の典型だ。バカで浮気で無責任というやつですから、会社の重要な議決権を与える必要はない」と発言。デイトレーダーに適した株式として、配当を優遇する代わりに議決権のない「無議決権株式」を挙げ、上場解禁を唱えた。

デイトレーディング
株価の日常的なノイズ的乱れで勝負するのを「デイトレーディング」と云うが素人が出る幕ではない。株価チャートを見ると分るのだが、大きな周期曲線に短い周期のノイズがかぶさっている。周波数の違う波の合成曲線になっている。素人は高い周波数(短期的株価の上下)は無視して、長期的な株価の変化を見ていればいい(といっても曲線のうねりの予測は出来ない)。
デイトレードとは「日計り」といわれた一日を単位とする売買方法である。投資におけるリスク量は投資額×時間で表現される。つまり投資期間が長ければリスクが増大するのである。デイトレードは一日の株価変動幅で売り買いをするもので、企業の業績とか内容的な価値には関心を払わない。デイトレードの対象になりやすい銘柄は、比較的知名度が高く売買の盛んな(流動性のある)ものである。たとえば「ソフトバンク」が代表的である。デイトレードが成り立つには上下の株価の変動率(ボラティリティ)の高いことが必要だ。あまり恐怖を感じることなく空売りも出来ることが魅力であるが、一方的に株価が上昇するストップ高では破滅する。普通ファンダメンタルズ・アナリストの投資判断は多くの場合6ヶ月から2年程度の中/長期スパンで動く。このデイトレードが数年前から話題になったのは、ネット証券の台頭と手数料の劇的低下のためである。そのためデイトレードで大きな金額を設けるには、投入金額を大きくしなければならないので、個人に薦められる投資ではない。

勝間和代氏が薦める金融商品投資の五つの原則
第1原則:分散投資(リスクを分散してリターンを安定化、資本資産評価モデルCAPM)
第2原則:年間リターン(利率)は5%以上は望まない(高望みはするな、投資で10%以上は夢)
第3原則:ただ飯はない(リスクを避けるなら2%が限度、濡れ手に粟はない)
第4原則:投資には資金と時間が必要(手数料、税ははらう)
第5原則:管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない(妥当な投資額/全資産と投資配分ポートフォーリアをわきまえる)


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