ブログ 「ごまめの歯軋り」

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「私は貝になりたい」 清水豊松の遺書

2008年12月17日 | 時事問題
清水豊松の遺書 

房江、賢一、直子、さようなら・・・・・
お父さんは、もう2時間ほどで死んでゆきます。
お前達とは別れ、遠い遠いところへいってしまいます・・・・・
もう一度会いたい・・・・
もう一度みんなと一緒に暮らしたい・・・・
許してもらえるなら、
手が1本、足が1本もげても、
お前たちと一緒に暮らしたい・・・・
でも、もうそれは出来ません・・・・
せめて、せめて生まれ変わる事ができるなら・・・・・
いえお父さんは生まれ変わっても、
もう人間にはなりたくありません。
人間なんて厭だ、
こんあひどい目に会わされる人間なんて・・・・
牛か馬のほうがいい・・・いや、牛か馬なら、
また人間にひどい目にあわされる・・・・
いっそのこと、誰も知らない、
深い、深い海の底の貝?
そうだ、貝がいい!
深い海の底なら・・・・
戦争もない・・・兵隊もない・・・
房江や健一、直子のことを心配することもない。
どうしても生まれ変わらなければいけないのなら。・・・・
私は貝になりたい・・・・


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1 コメント

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Unknown (ハセ丼)
2008-12-17 11:23:22
仲間と、映画「私は貝になりたい」を観て、理容業の魅力を熱く語れる勝手連をやってます。ブログは、http://blog.livedoor.jp/katteren1122/ です。
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