ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

民主岡田氏、自民舛添氏 呉越同船

2009年08月30日 | 時事問題
朝日新聞 2009年8月29日20時17分
民主・岡田幹事長と舛添厚労相、特急車内で隣り合わせ
 民主党の岡田克也幹事長と舛添厚生労働相は29日、総選挙の遊説などで移動中にJR特急に乗り合わせた。2人は車内で新型インフルエンザ問題などについて意見交換。総選挙後にどんな政権が誕生しても、ワクチン確保などの対策で与野党が協力すべきだとの認識で一致したという。

民主党政権が生まれても、厚生労働大臣には舛添氏を登用してはいかが

国の借金 860兆円に膨れ上がる  

2009年08月30日 | 時事問題
朝日新聞 2009年8月29日21時9分
国の借金860兆円 6月末時点、最悪を更新
 国債や借入金など「国の借金」が6月末時点で過去最高の860兆2557億円になった。財務省が発表した。このうち、主に国民の税金で返済する「国の長期債務残高」は581兆円。国民1人あたりでは約450万円となる。 国内総生産(GDP)の170%程度にあたり、60~70%台の米英仏独に比べて財政事情は厳しい。

朝日新聞 2009年8月29日17時57分
国債費の概算要求、昨年度比8.3%増の21.9兆円
 財務省は28日、10年度政府予算の概算要求に、国債の元利払いや借入金の返済にあてる「国債費」として、09年度当初予算よりも8.3%多い21兆9158億円を盛り込んだと発表した。国債残高が増えたのに加え、10年度の金利を高めに見積もったためだ。  国債の残高は08年度末時点で546兆円。

地方は国頼み、国は次世代頼み 誰が払うのかこの借金 公共事業とバラマキに消えた虎の子

党首最後の訴え  衆議院選挙 今日は投票日

2009年08月30日 | 時事問題
朝日新聞 2009年8月29日17時27分
《政治決戦24時:29日》 宗男氏「ほどほどのバランス」
 自民党の細田博之幹事長が東京都府中市で街頭演説し、「『政権交代』『政権交代』とセミが鳴くように言っているが、油断ならない。何が起こるかわからない」。
 新党大地の鈴木宗男代表が札幌市で街頭演説し、「小泉チルドレンという言葉が4年前にできた。今度、民主党チルドレンができる。あまり民主党さんに勝ち過ぎさせても良い政治はできない。ほどほどのバランスが必要だ」
 民主党の小沢一郎代表代行が福岡県柳川市で街頭演説し、「民主主義は多数がものをいう。最終的には多数決ですべて決せられます。本当に政策を実現するには、この総選挙で勝たなくてはなりません」

今日は投票日です。私は朝一番投票をしてきました。チェンジの時です。

読書ノート 江藤淳著 「海舟余波」 わが読史余滴 文春文庫

2009年08月30日 | 書評
日本の近代化の渦の中、政治的人間の宿命 第9回 

勝海舟 1867年から1868年の1年間の記録 (7)

1968年5月
・5月1日 大村益次郎軍防事務局判事は、江戸市中取締りを田安家と彰義隊から取り上げ、官軍の掌中に納めた。そして次々と武力解決に向かって歩を進めた。長州木戸孝充の「戦争よりほかに良法は御座なく、太平は誓って血を以って買い求めるべし」という路線への変更である。
・5月7日 上野寛永寺の彰義隊の暴発が伝えられる中、海舟は山岡鉄太郎を使いに出して鎮静をといたが、時すでに遅かった。・5月14日 大村益次郎は西郷に上野彰義隊に対する進撃を逼り、海江田は慎重論を唱えたが、西郷は指揮権を大村に渡して自分は黒門口の攻撃部隊長になる事を受け入れた。
・5月15日 上野彰義隊への総攻撃が開始された。本郷加賀藩屋敷にすえつけた肥前のアームストロング砲二門が勝負を決した。午後3時のことであった。大村益次郎の勝利はすなわち西郷の江戸占領策の過ちを公表したようなものであり、海舟との和解連携策もアームストロング砲によって粉砕された。
・5月23日 大総督府参謀海江田武次が解任された。西郷・海江田の江戸鎮撫策はここに潰えた。
6月
・6月2日 上野輪王寺宮公現親王が会津に入って、5月3日に結成された仙台を盟主とする奥羽列藩同盟の士気が上がった。
・6月21日 薩摩の大久保一蔵・小松帯刀が三条大監察使を補佐するため江戸に入った。西郷去って新しい政策決定者の到来である。
(続く)