ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

世界一の中国自動車市場で ホンダ生産拡大

2009年08月20日 | 時事問題
朝日新聞 2009年8月20日5時41分
ホンダ、中国・武漢での生産拡大 新型セダンも投入
 【武漢(中国湖北省)=琴寄辰男】ホンダの中国合弁会社「東風ホンダ」は19日、湖北省武漢市の工場の年産能力を12万台から20万台に引き上げ、新型セダン「スピリア」の生産を開始した。ホンダの中国全体での生産能力は、広東省広州市の合弁会社などと合わせ、年産53万台から61万台に拡大された。 中国の新車販売台数は、政府の減税策の効果もあって大きく伸びており、7月まで7カ月連続で米国を上回って世界一を維持している。

自動車産業 アメリカ市場から中国市場へ傾斜
問題は価格 日本の普及車が中国では高級車 中国の為替政策転換圧力を

細田自民党幹事長 いま時古い「反共演説」

2009年08月20日 | 時事問題
朝日新聞 2009年8月19日19時49分
《政治決戦24時:19日その2》 「天下り 撲滅の日」
民主党の菅直人代表代行が広島市で街頭演説し、「(総選挙の投票日である)2009年8月30日を『族議員撲滅の日、天下り撲滅の日』と決めたいと思いますが、皆さん、いかがですか
自民党の細田博之幹事長が横浜市で街頭演説し、「日教組や自治労やいろんな労働組合が手ぐすねひいて、『労働組合の政権ができる』と楽しみにしているような党に任せることはできない」と連合の支援を受ける民主党を批判。


朝日新聞調査  民主党300議席を超すと予想

2009年08月20日 | 時事問題
朝日新聞 2009年8月20日4時30分
民主300議席うかがう勢い 朝日新聞、序盤情勢調査
 30日投開票の総選挙について、朝日新聞社は18、19の両日、全300小選挙区から統計的に選んだ150小選挙区の有権者を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて選挙戦序盤の情勢を探った。その結果、
(1)民主は単独で過半数(241)を大きく超え、300議席台をうかがう勢い
(2)自民は選挙前議席(300)の半数に届かず、それよりさらに大きく後退す る可能性
(3)比例区では、公明、共産はほぼ前回並み、社民はやや苦戦――などの情勢が わかった。

アホウ太郎首相が「おお負けする」といっていたが、その通リの調査結果だ。

文藝散歩 堀田善衛著 「ゴヤ Ⅰ-Ⅳ」 朝日文芸文庫

2009年08月20日 | 書評
スペインの怪物 ゴヤの生涯と近代絵画 第9回

ゴヤ Ⅰ 「スペインの光と影」 (7)

 1767年3月の暴動が革命か反革命かといえば、中世勢力の反動革命と言えなくはないが、王室側にも近代的啓蒙思想があったわけでもないので、どちらの動きも革命とも反革命ともいえない、極めてスペイン的であった。教皇至上主義から王権至上主義へ云うほうが正しいのかもしれない。欧州では1748年モンテスキューが「法の精神」を書き、1751年ディドロらは「百科事典」を、1762年ルソーは「民約論」を、1764年ヴォルテールは「哲学辞典」を書いて、フランス革命は目の先に迫っていた。当時ゴヤは何物でもなく、こういう政治情勢に影響を受けた形跡もない。当時のマドリードの美術界にはラファエロ・メングスという理論派絵描きが新古典主義なる物を言い出した。そしてメングスのお気に入りがゴヤの兄弟子であったフランシスコ・バイユーであった。ここからゴヤの運命が胎動し始めるのであった。ゴヤは1763年17歳でマドリードに出てきたが、1769年ローマへ向うまでの6年間について何一つ確実なことはわからない。ただ1764年と1766年にアカデミーのコンクールに応募したが落選したことは記録にある。
(続く)