読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

東野圭吾「クスノキの番人」~突然現れた伯母に戸惑う玲斗。そして「クスノキの番人」をすることの意味を知っていく!

2020-04-08 03:38:49 | 
東野圭吾「クスノキの番人」読み終わりました。

これは圭吾さんの

作家生活35周年記念作品になります。


おぉ!もうそんなになるんですね~。


私が圭吾さんを知ったのは

12年ぐらい前だから。


そんなに長い間作家として第一線で活躍されている。


それだけでもすごいことだよね。


そして


その作品たちが


読んだ人の心に


ずっといつづける☆



そんな圭吾さんの作品をこれからも読み続けたいです^^



・・・と話はそれましたが



この「クスノキの番人」は


35周年にふさわしい作品だと思いました。



人と人が結びついている


血のつながりってなんだろう?


血がたとえつながっていなくても


強い絆はできていくもの



人の思いは


大切に思う人に必ず伝わっていく



そんなことを教えてくれた作品でした。



自分は大したことない人間


そう思ってきた玲斗


しかし


ある事件から救ってくれた


会ったこともない伯母


そして


伯母に関わっていくことで


玲斗は自分を卑下したことを


間違っていたと思うようになる。



どういういきさつでこの世に生まれたとしても


そこからどうなっていくかは




自分次第



そう


伯母の「千舟」は教えてくれた。




柳澤グループの父亡き後


結婚もせず子供も持たず


会社に心血を注いできた千舟



そして


代々受け継がれた「クスノキの番人」を務めてきた。



その大役を


玲斗が受け継ぐことになる。



「クスノキ」の秘密



満月と新月の晩に交わされる


「預念」と「祈念」



そこには


クスノキだけが知る


人の深い思いが詰まっていた



クスノキの番人をすることの意味


そこで行われる神聖で不思議なこと


それに玲斗は気付いていく



クスノキの番人をすることで


今まで一切交流のなかった千舟と


短い時間でその関係を深めていく



そして・・


千舟のために


自分にできることをする




人はいつからでも変わることができる。



それは自分次第




自分にももっと何かできるんじゃないか?


そう思わせてくれる


勇気をくれる作品でした。



また一つ


私の心に残る名作を与えてくれてありがとうございます。


これからもご活躍されることを陰ながら応援させていただきます











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