読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

小川糸「食堂かたつむり」~恋人に逃げられ何もかもなくした倫子がたどりついたのは?~

2015-09-01 01:25:10 | 



小川糸「食堂かたつむり」読み終わりました☆



タイトルにつられて借りてみた^^



読んでいるだけで



そこにその料理があるような気がしてきた



「おいしそう~♪」


「たべた~い♪」



そう思わせる料理の数々




今まで食べたことのないような料理が並んでいく




食いしん坊な私にはたまらない1冊でした




そして


普段から何気なく口にしているもの。。




それは




大切な命をいただいている




そう言うことを再確認させてもらえた。




飼い豚を殺して



その命をいただくシーンがあるんだけど・・




それは読んでいても



辛く。。



でも



大切にいただくという感謝の気持ち☆




そして



その命は



いただく



・・ということで




またつながっていく





それを教えられました。







倫子はインド人の彼と暮らしていた。



一緒にお店を開くために押し入れに資金をためていた。




ある日バイトを終え帰宅すると・・




部屋はもぬけの殻。。




荷物も何もかもなくなっていた。





押し入れの




お金も





唯一残されていた



おばあちゃんから受け継いだ「糠床」



これだけを持って



所持金をはたき



10年帰っていなかった実家へ。




15で家を飛び出し



祖母と一緒に東京で暮らしていた倫子




祖母がなくなり・・



バイトをしながら



インド人の彼と夢を持ち暮らしていた。




母とは年賀状のやり取りぐらいだった。




母ルリコが畑にお金を埋めていることを知っていた倫子は



それを借り



母と顔を合せないでこのままどこかへ行くつもりだった。



しかし・・


母に見つかり


御用に!!




精神的なショックからか・・



倫子の声は出なくなってしまった。



なので



筆談で母と事情を話す倫子




母はそんな倫子を受け入れてくれる。



ただし


お金はしっかり働いて返してもらうと。




そこで考えたのは



母のやっている「スナック・アムール」のとなりにある



物置小屋を借りて



そこで食堂を開くこと





倫子は



「食堂かたつむり」をオープンさせることに




倫子を小さいときから知っている熊さんに手伝ってもらい



開店準備




1日1組だけ




お客さんを招き



そのお客さんの求めている料理を考えて提供する店に





料理好きだった祖母の影響で



倫子も料理を覚え



いろんな料理店でバイトをしながら



料理を覚えていった。




そんな倫子が



何もかもなくした倫子を助けてくれたのは



料理だった。




母には一応うけいれてもらったものの・・




母と倫子の関係は



ギクシャクしていた。




倫子は



母が不倫をして生まれた子だから「倫子」



と名付けられたと思っていた。




母の奔放な性格が嫌いだった。。




父がどこの誰かもわからない。




そんないい加減な母が嫌いだった。





店は順調だった。




倫子が作る料理は



食べた人たちが幸せになる料理




そう評判になる





そんな倫子だったが・・



母からの突然の告白に



店どころではなくなってしまう。。





母との永遠の別れの前に・・




飼い豚のエルメスとの別れも。。





母の決断☆




そして




倫子の覚悟☆





そして



母からの手紙には




母の本心がつづられていた




娘倫子への思い





倫子が誤解していた本当の母がそこに






血のつながり・・



だからこその



行き違い。。






倫子の作る愛情たっぷりの料理




食べた人が幸せになり




食べた人の笑顔で



倫子も幸せを感じる





食堂かたつむりに読めば必ず行ってみたくなりますよ


















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