函館駅隣接地で建設が進んでいた複合商業施設「HAKOVIVA(ハコビバ)」が、12月1日(日)ついにオープンした。事業主体は、大和ハウス工業。
「ハコビバ」は飲食店など19のテナントが入る2つの商業施設と、地上11階建て261の客室を持つホテルからなる複合施設である。
中央に設けた広場「ハコビバスクエア」をコの字型に囲むように建てられたホテル棟・店舗棟・カフェ棟の3棟で構成されてる。
和洋折衷建築が特徴的な函館の歴史文化を踏まえ、「和」「洋」「クラシック」「モダン」の各要素を組み合わせた外観となっている。
左はホテル「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」、右が「函館駅前横丁」、「函館駅前横丁」の上はスポーツジム「「GOLD'S GYM(ゴールドジム)」
右手前角のカフェ棟はおんじき庭本とプティ・メルヴィーユの建物。
「函館駅前横丁」には昭和の街並みを再現し、午後10時まで営業し、夜の観光拠点としても位置づけられている
「ハコビバ」の名前は公募で決定・・・函館の「函」と、イタリア語で万歳や歓声を表す「ビバ」を組み合わせ、市民をはじめとする日本や世界の人々が集い、交流し、皆に幸せを「運」ぶ「場」という意味を込めた・・・とのこと。
入口の門には、函館に由来のある土方歳三らの新選組の「誠」が記された大きな提灯がぶら下がる。
右の建物の「函館駅前横丁」の入口
「函館駅前横丁」内の店舗とその配置図
入口を入ると「まるなま水産」があり、その奥からは昭和の街並みを感じる世界が広がっている。
今回は、中に入っているテナントではなく、全体的に「汚し塗装」が施された映画セットのような「昭和」の雰囲気の造りを中心にカメラに収めてきた。
鉄骨のサビも、本物の鉄骨のように見えるので叩いてみたら、板への塗装だった。
ボルトも含めて近くで見ても本物の鉄骨にしか見えない。
寂しかった函館駅前でこれから大いに期待される施設だが、果たして観光の目玉としての新名所となれるか・・・・?