癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今年の山を振り返る~印象に残る山ベスト10

2019年12月26日 | 登山・旅行

      今年一番の山行となった「利尻山元号またぎ登山」(令和元年5月1日)

 先日の「二ツ森&健八流」が今年の〆登山になると思われるので、今年の山を振り返ってみた。

 かっては山だけで100日を超えていたが、登りたい山もだんだん少なくなり、ここ数年は山だけで100日を超えるのは難しくなっている。

 そこで、ここ数年は、歩き旅も含めての100日超えを目標にしている。

 今年の山行は74日で、歩き旅は31日で、合計105日だった。

 その中で、特に印象の強い山行のベスト10を選んでみた。

 

 1番は、松山市の法起坊見習いさん発案の「利尻山元号またぎ登山」

     <平成31年4月30日、利尻山山頂をバックの長官山>

 平成最後の4/30に7合目の避難小屋まで登って夜を明かし、令和初日の5/1に登頂し、利尻山令和登頂者第1号となった。

 この計画は、一昨春の四国遍路の時にお世話になった松山市の法起坊見習いさんのその当時からの計画だった。それに同行する約束をしていた。

 2日とも好天に恵まれて、当初の目的を果たすことができ、記念すべき印象に残る山行となった。

 

 2番目は、「道南全山219座完登」の太田天狗岳

 道南や札幌の山仲間16名がお祝いに駆けつけてくださり、一緒に登っていただいた。

 横断幕やオリジナルプリントのお祝いTシャツ、そして、下山後のケーキまで用意していただいて、感謝・感激・感動の山だった。

 道南219座とは、上陸に文化庁の許可のいる渡島大島を除いた、国土地理院の地形図の掲載されている全山である。その中で登山道のある山は70座あまりで、あとは藪山である。したがって150座ほどは藪漕ぎか、藪を漕がなくても済む冬山登山で踏破した。

 この記録は、故斎藤博敏さん、故Ko玉さん(札幌)、函館山の会会長の林さんについで4人目である。

 

 3番目は、案内方々、藤沢市の保川氏の「日本二百名山完登」に立ち会ったペテガリ岳

 一昨年、やはり案内方々一緒に登ったカムイエクウチカウシ山に引き続き、昨年にこのペテガリ岳で「日本二百名山完登」する予定だったが、天候に恵まれすに、今年に持ち越しとなった。

 『北海道夏山ガイド』執筆者の哲さんの取材を兼ねた同行もいただき、2泊3日で予定通り完登に立ち会うことができた。

 1日目は神威山荘からペテガリ山荘まで、2日目が頂上往復、3日目がペテガリ山荘から神威山荘という2泊3日の行程だった。

 

4番目は、「東北百名山」巡り

 <一番印象の強かった活火山・焼山の噴火口を見下ろす>

 北海道内の主だった山はすべて何度も登っているので、そろそろ飽きがきた。新しい山に登りたい。かと言って藪山のピークハントはもう卒業したい。

 そこで、次の目標として、すでに52山登っている「東北百名山」(一覧・登頂記録)踏破を考えていた。

 天候に恵まれ、9/7~9/22の間で、青森、秋田、岩手を中心に14日、17山に登ることができた。日本三百名山に選ばれている山や有名な山はすでに登っているので、物足りない山が多かったが、新ピークならではの楽しみが多かった。

 あと福島、宮城、山形を中心に31山残っている。これらは来年と再来年の楽しみである。

 

5番目は、「大雪の花巡り山行」

    <トムラウシ山をバックの化雲岳斜面の花畑>

 大雪山の主だった山も何度も登っているが、今年は、花が最盛期の7月に、標高年でもある緑岳~小泉岳、富良野岳、黒岳~お鉢平、化雲岳を巡った。

 特に2回目の天人峡コースからの化雲岳の花畑が印象的だった。

 

 6番目は「自宅から~袴腰岳~烏帽子岳~横津岳~自宅」のロングトレイルウォーク

     

 8/16に、自宅~新中野ダム~アメダスコース~袴腰岳~烏帽子岳~横津岳~函館新道~自宅の46.5kmを11時間で踏破することができた。

 

7番目は、2回の下見を行って地元の関係者を案内した「江差・天然記念物ヒノキアスナロ・アオトドマツ自生地巡り」

 岳友でもある道新本社の黒川記者の企画だったが、江差町の関係者を案内するというので、自分がその下見を2回行って、当日のコースを設定した。

 お陰で、檜山の名前の由来となっているヒノキアスナロの天然記念物に指定されている自生地を3回も歩き、その植生の魅力に触れることができた。当日は14名もの参加者を引率しての歩きとなった。

 

 8番目は、新ルート開拓を兼ねて、それぞれ違うルートから3回登った「駒ケ岳」

        <逆川源頭部の剣ヶ峰右側を狙う>

 駒ケ岳の上の方は藪もなくどこでもの歩ける地形なので、これまでも正規の登山道以外にいろいろなルートから登っている。

 今年は、新ルート開拓も兼ねて、押出沢川左岸尾根からの「剣ヶ峰」、テントウ沢からの「砂原岳」、逆川(函中沢)からの「剣ヶ峰」と3回登った。

 

 9番目は、3回目の挑戦で登頂が叶った「柿崎山」

 <3回目にしてようやく登頂できた柿崎山山頂にて>

 松前半島の最深部にある山で、1度目は海岸から続く西尾根にトライしたが雪不足で断念。2回目は道々607号(石崎松前線)~土岐沢林道~南東尾根を狙ったが、地図を車の中に忘れ、GPSも修理中で、地図に掲載されていない林道を進み、遠回りをしてしまい、608ピークで撤退。

 3回目は、残雪のあるうちにと、その1週間後に2回目と同じ30kmのコースからトライして無事登頂。この山に登って、今年中の「道南219座完登」の弾みがついた。

 

10番目は、国内で(世界で?)最も登山者の多いという「高尾山へ陣馬山から縦走」

    <陣馬山から眺めた富士山>

 ずっと以前から登りたいと思っていた高尾山だったが、甲州街道歩き旅のあとに念願が叶った。

 陣馬山からの縦走だったが、日本中の登山者がここに集まっているのではないかと思うくらいの登山者の多さに呆れるばかりだった。