〈銀沼火口底に降り立つ〉
1977年有珠山噴火40周年記念フォーラムの一環としてのこのツアーに参加。
40年前の当日の噴火開始時刻(9:12)の時報と共にロープウェイ展望台を出発し、洞爺湖有珠火山マイスターのガイドで、活動当時の銀沼火口や活動を続ける小有珠に登るガイドツアーである。参加料1,500円(ロープウェイ代、輸送バス代ほか)。
8:30、昭和新山をバックの有珠山ロープウェイ駐車場集合・開会式
8:52、ロープウェイ乗船(※ロープウェイは乗船ということを初めて知った)
9:12、1977年8月7日噴火開始時刻の時報と共に、42名が4班に分かれて、ロープウェイ展望台を出発。
9:30、火口原展望台へ登り、大有珠を見上げる
10:10、650段ほどの階段を下り、コル付近から入山禁止区域の藪の中へ進入
10:15、立ち枯れになった木の穴から蒸気が吹き出している地帯。この現象はここだけらしく、いくつかの穴があった。蒸気の温度を測定したら97℃。
10:50、オガリ山の一番下のコブに登る。右側は1977年の噴火後、1年でオガリ山が180mも隆起し、左側の有珠新山と繋がった。手前の崖は断層崖とのこと。この時登った下のオガリ山北側との間が、マグマに押し上げられて2つに割れた断層崖を形成していた。
11:25、銀沼火口(火口クレーター)の縁から火口底を見下ろす。下に見えるグループは室蘭の高校生の学習会登山。向かい側は小有珠。
11:40、銀沼火口底へ下る。横の堆積物は1977年噴火の火山灰や火山礫の層
11:50、火口底へ降り立つ
小有珠側の根元から吹き上がる蒸気帯
12:10、銀沼火口底から小有珠の根元へ登る
12:20、小有珠の根元の火口原で、I火口をバックに記念撮影。
12:25、現在、最も地熱の高いI火口。地熱を測定したら230℃以上もあった。
12:30、小有珠と有珠新山とのコルを目掛けて登る。
多く目にしたウンラン
12:40、小有珠と有珠新山のコルで、昼食タイム
13:00、小有珠山頂から見下ろす銀沼火口やその周りの展望
小有珠山頂から見下ろす洞爺湖
小有珠山頂から見下ろす昼食場所のコルと向かい側の有珠新山山頂斜面
13:30、立ち枯れの木を眺めながら、下の西山林道を目掛けての下山
13:45、西山林道へ迎えに来てくれたバスに到着。
このあと、バスで移動し、14:15、ロープウェイ駐車場に到着し、流れ解散。
随所随所で、有珠火山マイスターや岡田弘氏らの丁寧な説明があり、普段は進入できない所を歩き、非常に貴重な学びの多い登山学習会であった。
夕方のNHKテレビの「ホットニュース北海道」に自分が映っていた。(妻から送付)
もっと多くの写真とGPSトラックログや詳しい説明等は、帰宅後にHPの方にアップ予定。
明日は、17年ぶりの苔の回廊・楓沢から風不死岳に登る予定なので、大滝ふるさとの湯(無料)に入り、車中泊予定の大滝きのこ王国の駐車場まで走った。