癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

音江山(音江連山登山コース)

2016年07月15日 | 登山・旅行

深川市の国道ぞいから望む音江連山

 今日も朝から好天で、これでひさしぶりの5日連続登山となった。特に疲れはない。

 深川市の南東に連なるイルムケップ山塊の沖里河山(802m)~無名山(805m)~音江山(796m)は「音江連山登山コース」が整備されている。この中で一番標高が高いのは珍しい山名の無名山だが、音江山には、一等三角点が設置されている。

 また、音江山は、夏山より山スキーの山としての方が有名で、自分も13年には単独で、15年にはHYML メンバーと、山スキー登山とダイナミックな深雪滑降を楽しんでいる。しかし、この山への初登は04年の夏で、今回と同じコースだった。ただそのときは、鳩の湯分岐から音江山までの間が踏み跡に背丈以上のネマガリダケが覆い被さって、大変な思いをして辿り着いた山頂からは展望もなく、あまり良い印象がない山だった。

 今回は、同じコースの写真撮りが目的で訪れたが、昨年にでも再整備されたばかりのようで、最後まで快適なコースで、途中の展望にも恵まれ、良い印象の山になった。

 沖里河山直下まで車で上がれる洒落た名前のイルムケップスカイラインを走り、登山口に到着。


 6:00にスタートし、急な階段を登ったら沖里河山山頂の展望台だった。深川市街地を中心とした広大な空知平野が広がっていた。


 道端を彩るキバナノニガナと外来種のコウリンタンポポ


ダケカンバの幹に絡み付くツルアジサイ


 30分ほどで、コース中最高地点の無名山に到着。ここは、360度の展望が広がる。眼下には、沖里河山と同じ深川市街地や空知平野の広がりが素晴らしい。


 表大雪の山並も見えた。


 ちょっと雲の懸かった夕張山系も。ただし、前回に見えた増毛山系や樺戸山系は雲の中だった。


 無名山からの下りから、標高差100mほどの登り返しの先に目指す音江山が見える。こちらを向いている斜面は、昨年の冬に登り返して滑りを楽しんだ斜面のようだ。


 前回は物凄いネマガリダケの藪だった鳩の湯分岐の先も快適な道になっていた。


 振り返ると、越えてきた無名山の沖里河山が見える。


 1時間35分で、一等三角点だけの音江山に到着。途中の2つの山には、立派な標識があったのにここにはない。あまりにも寂しい。そばに落ちていた誰かが持ち込んだ素朴な山名板を手にセルフタイマーで撮影。冬は見事な展望があるのに、夏は笹薮に遮られて見えないのも残念。

 なお、ここの一等三角点の名前は「入霧月峰(いるむけっぷ)」で、深川付近の空知平野開拓の測量の原点になった山とのこと。無名山から続く東側の稜線上にイルムケップ山(865m)がある。昔はこちらからの縦走路があったらしいが今は藪と化していて、自分は、05年に赤平からの登山道を登っている。

 15分ほど休み、1時間25分で沖里河山下の登山口へ戻った。まだ、9:15だった。朝の涼しい内に一仕事を終えた感じ。

 明日は、HYML仲間4人で、原始ヶ原コースから富良野岳の予定なので、富良野まで移動。


 芦別市と旭川市の境界の新城峠展望台からの眺め


 芦別市で買った道新に拙筆による「ほっかいどう山楽紀行」の礼文岳が久しぶりのカラーで載っていた。

 まずは富良野駅前のコインランドリーで洗濯をし、温泉のハイランドふらのでのんびり過ごした。


ハイランドふらののラベンダー畑

 このあとは、明日のメンバーと待ち合わせて、富良野市内で夕食を摂り、朝日ヶ丘公園で車中泊の予定。