癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

〈花見山行〉赤岳~小泉岳南斜面~高根ヶ原(三笠新道分岐まで)

2016年07月13日 | 登山・旅行

〈小泉岳南斜面の花の競演〉

 糠平公共駐車場で朝を迎える。拙サイトを良く参考にしているという函館のSiさんという方から挨拶をいただく。ニペソツへ登るとのこと。

 今日は、例年より1週間ほど遅れているという花見山行が目的だった。小泉岳南斜面をメインにするつもりだったが、先週末に忠別岳へ縦走した小樽のたにさんから「三笠新道分岐付近の花も見事なので、余裕があったら足を伸ばして見てください」というコメントをいただいた。

 結果、たくさんの花々をカメラに収めることことができたが、ブログに載せる画像を選ぶのに大変。載せきれない花も多かったが、載せた枚数も多くならざるを得なかった。

 登山口の銀泉台でちょっとしたトラブル(後述)に見舞われたが、5:30にスタート。そこで、数年前に冬の音江山で会った深川の女性から再会のご挨拶を受ける。

◎まずは、赤岳を目指す。


 銀泉台の上の、2ヶ月後には見事な紅葉になることが信じられない斜面を眺める。このときはスカッ晴れだったが、だんだんガスが低くなり、周りの山はほとんど見えなくなる。


雪渓をいくつか越えて、まずは駒草平のコマクサの群落


若い株は赤が強い


エゾノツガザクラの群生


イワウメ

◎小泉岳南斜面の花々の競演


 いつもは、6月下旬から7月上旬に見られるチョウノスケソウ。今年は、当たり年のようで、今回ほど多くのチョウノスケソウを目にしたのは初めてである。


青はオヤマノエンドウ、白はエゾタカネツメクサ? 黄色はキバナシオガマとミヤマキンバイ


タカネスミレの群落


キバナシオガマを真上から写す


メアカンキンバイ

◎板垣新道から白雲小屋へ


蕾も残っているちょうど見頃のきれいなチョウノスケソウ


白雲小屋下の雪渓のキバナシャクナゲ


雪渓の途中から白雲小屋と白雲岳を見上げる。この頃はガスが晴れた。

◎白雲小屋から高根ヶ原の三笠新道分岐まで往復


 白雲小屋裏から高根ヶ原越しに忠別岳や化雲岳方向の眺望。トムラウシ山は、ちらっと山肌を見せただけ。


シナノシンバイとエゾノハクサンイチゲ


エゾコザクラ


チングルマとチシマキンレイカ(ミヤマオミナエシ)


エゾツツジ


三笠新道分岐付近のキバナシオガマの群落


ホソバウルップソウとキバナシオガマ。この辺りにはコマクサもおおかった。

5:30スタート、往路4時間35分、復路3時間40分、13:45ゴール。

下山後、層雲峡まで走り、黒岳の湯でのんびりし、ブログアップ完了。明日は、天気が良ければ写真撮り目的でニセイカウシュッペの予定なので、層雲峡駐車場で泊まる。

◎朝のトラブル


 駐車場へ入れようとハンドルを切ってバックしたときに、ロープを張っている鉄杭を巻き込んでしまった。引っ張ってもびくともしない。JAFが頭をよぎる。山どころではない。すぐあとに到着した人も心配していろいろ手伝ってくれた。

 結局、ダメもとでジャッキで車体を上げたら外れてくれた。幸い目に見えるところは無傷で、走行にも支障がなく、ホッとして山へ向かった。

 実は、今日は、函館はお盆である。この日に家にいないのは、人生で初めてだ。その祟りか?との思いも頭をよぎった。
 墓参りは妻が自分の実家の墓と一緒にしてくれた。