癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

小旭岳~後旭岳~旭岳ぐるっと

2015年05月02日 | 登山・旅行
〈夜明け前の忠別ダム越しに望む旭岳(右の最高峰)を中心とした山塊。今回ゲットした小旭岳は、旭岳の右側の鼻くそみたいな小ピーク。これでも1654mの高峰〉

今回の山旅のメインイベントが最高の天候に恵まれた。今日は、旭岳登山口から、まず、旭岳の南に位置する小さなコブみたいな初ピークの小旭岳(ぽんあさひだけ)(1654m)へ。さらに2度目となる後旭岳(2216m)へ登り、旭岳のピークをぐるっと周回して姿見平に下り、旭岳スキー場を滑ってゴールするロングルートを楽しんだ。

◎まずは、小旭岳へ。
5:00、2℃の旭岳登山口となるロープウェイの駐車場を出発。スキー場の圧雪されたガリガリの斜面を辿る。30分ほどでゲレンデを離れ、東進する。


ひとつめの沢はすでに開いていて、スキーを担いで岩を伝って渡渉。その後の沢も心配したが、スキーを脱いだのはここだけだった。バックは化雲岳。


エゾマツの原始林の尾根を登ると左上に、旭岳の南斜面が見えてくる。


横切る2本目の尾根に登ると、小旭岳が初めて姿を見せた。


長い山歴で初めて目にした2頭の子連れの熊の足跡。両側が子熊。なぜか、凹凸が逆に見えるのが残念。

後旭岳とのコルを目指して、急斜面をトラバースして進む。コルからは方向を変え、北尾根を登って小旭岳頂上へ。

8:45、スキーを脱ぎ、10mほどハイマツを漕ぎ、平坦な頂上へ。頂上を表す痕跡はまったくなし。


山頂のスキーデポ地点から白雲岳を望む。


風もなく、ポカポカ陽気の中、珍しく30分も休憩。
朝食替わりの海苔巻きの向こうは旭岳(左)と後旭岳(右)。

◎コルから標高差600mの後旭岳へ


後旭岳への登りから、眼下の小旭岳を見下ろす。バックは、忠別岳~化雲岳の連なり。


11:10、後旭岳到着。隣の旭岳を見上げる。旭岳からテレマークの男性が滑り下りて、こちらへ登ってきた。
これからお鉢平の方まで行って、戻るとのこと。

旭岳へも寄ろうと考えたが、標高差100mの急登が辛いので、シールを剥がして下山態勢に入る。

◎旭岳の北側を巻く下山


旭岳と熊ヶ岳のコルへ向かう大斜面で大きなターンを楽しむ。雪質は均一で滑りやすかった。


旭岳の北斜面はできるだけ上の方を巻きたかった。しかし、雪面が切れていて、それができなかった。仕方ないので、裾合平の上の1750m付近まで滑りを楽しんだ。しかし、その後が歩くスキー状態で時間が掛った。
画像は、裾合平の上部の大塚・小塚と永山岳~当麻岳。


裾合平の上から、旭岳を巻き、姿見平に到着。姿見平から旭岳を見上げる。数年前の同時期に滑り降りた地獄谷斜面は、雪が解けてしまって、とても滑り降りれる状態ではない。

姿見平からは、旭岳スキー場のコースを滑って、12:45、ゴール。

普段歩くことのないルートからの新ピークゲットと、これまた初ルートから後旭岳への登り。スケールの大きな斜面で今シーズンの滑り納めを楽しみ、旭岳ぐるっとひと回りとなった7時間45分の充実かつ大満足のロング山行となった。

旭岳温泉の安い日帰り入浴は、ジュニアのクロカンスキー合宿でどこも満杯で入れなかった。

美瑛まで走って、銭湯に入り、道の駅でのんびり中。明日は、富良野岳から続く西尾根上のこれまた旭岳と前富良野岳の予定。

◎夕食に食べた「美瑛カレーうどん〈焼き麺〉