970コルで夏道の尾根に合流する(セルフタイマー)
厳冬期の車中泊というと、みんな心配するが、昨夜は、20時に眠りに就いたら、目が覚めたのが6:00。なんと10時間もトイレにも起きずに爆睡・・・自分もビックリ!外気温は-11℃だった。真冬用の寝袋は、強力だ!
朝から晴天だったので、予定通り、単独でオロフレ山(1230.7m)へ向かった。夏は3回登っているが、冬は初めてだ。夏は簡単に登れるイメージだが、冬は一変して、上の方は、アイゼン・ピッケルの世界のきびしい山だ。しかも、夏の登山口のある旧オロフレ峠までの道は、除雪がされていない。
そこで、自分も執筆者の一人である『北海道雪山ガイド』のルートを参考にした。オロフレトンネルを抜けて登別側へ下って行くと、標高点675地点がある。そこから羅漢岩の東側に延びる956ピークへ繋がる南東尾根に直接取り付いた。ガイド記事より近道で効率的なオリジナルルートだ。956ピークの右を巻いたあとは、帰りに登り返しをしなくても済むように白水川源頭部の稜線の腹をトラバースして、970コルで夏道に合流。
そこから昨日のものと思われるアルミかんじきの2名のトレースがあった。オロフレトンネルの壮瞥側入口付近にトレースがあったので、そっちから登ったようだ。スキーでは、帰りの登り返しがきついルートだ。
予定では、1062ピークまでは、スキーで登るつもりだった。しかし、1062ピーク急斜面はウインドクラストしていて、デコボコしている上に、灌木が煩い。アイゼンとピッケルで直登した方が効率が良さそうなので、途中でスキーをデポした。
夏も岩場になっている細くて急な尾根は、少し緊張したが、慎重に突破し、無事登頂することができた。風も弱く、晴天に恵まれ、この時期ならではの新鮮な360度遮る物のないみごとな大展望が広がっていた。
オロフレ峠は17:00~9:00までは通行止めなので、9:30スタート、登り3時間10分、下り1時間05分、14:00ゴール。
1062ピークから頂上への急な尾根を見上げる
頂上から洞爺湖と有珠山を望む
頂上標識も雪の下だった。バックは徳舜瞥岳~ホロホロ山。
岩場の下から、登ってきたルートを見下ろす。後ろは来馬岳。
下山後、壮瞥の久保内ふれあいセンターの温泉に入って、帰路に就いた。
詳しい山行記録は、親サイトの下記でどうぞ!
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