湯ノ川にある手打ちうどんの「上野」へ数年ぶりに出掛けた。函館市内のうどん屋で一番好きな店だ。冬の人気はボリューム満点のなべ焼きうどん・・・いつもは一人前を食べきるのは大変なので、今回は「スペシャルなべ焼き」(1680円)を二人で食べることにした。これは普通のなべ焼きと具の量は同じだが、うどんの量が多いらしい。二人で食べるのにお誂え向きだ。直径30cm以上もありそうな土鍋に「麺を少し多くしておきました」とのサービスもついた。
箸より太い歯ごたえのあるうどんも多かったが、具も多かった。大量のワカメの下に直径7~8cmほどもあるホッケのすり身が5個も入っていた。大きな豚肉2枚、海老の天ぷら、餅、卵、シイタケ、タケノコ、板カマボコなどなど・・・。うどん好きの自分ではあるが、二人で食べても腹がきつくなるほどで、大満足だった。
創業33年になる店で、なんと言っても極太で弾力のある手打ちの麺が特徴。同じ手打ちでも、讃岐うどんとはひと味違う木訥さが魅力かも・・・?こね上げてから温度などに気を配り、半日近く寝かせ、注文を受けてから麺を切って茹で上げることもあり、太めの麺なので茹で時間も長い。出来上がりまで少々時間が掛かる。食べ物を待たされるのは苦手な自分だが、この店の場合は、その分おいしいうどんを食べられると思えば我慢ができてしまう・・・。