(左)壊れたノートPCから取り出して外付けHDDとして使用していたHDDとドライブケース
(右)新しく組み立ててもらった正規の外付けHDD
10年ほど前に買った職場用の小型ノートPCを4年ほどで水没させて壊わしてしまった。そのときに知人が「HDDは生きてるので、外付けHDDとして使うことができる」と、それを取り出して、ドライブケースに収めてくれた。それに、ここ8年ほど取り溜めた写真をずっと保存してきた。
ところが、数日前から反応しなくなった。日頃お世話になっているPCショップへ持ち込んで調べてもらった。「死んでますね~」とのこと。しかし、「奥の手があるので、ちょっとやってみます」といろいろ試してくれた。なんとか感知し、「時間と費用は掛かるが、なんとか取り出すことができそうです。しかし、ひとつひとつ壊れたファイルを修復しながらの作業なので、全部取り出すには電源を入れたままで10日間は掛かります。費用も3万円ほどですね~」しかも、「必要な物だけ選んで取り出すことはできない」とのこと。
3万円・・・思わず迷ってしまった。主立った写真は、縮小はされているが、ホームページやブログにアップしてあるので、思い出としての価値は、それで十分だ。元画像が必要なのは、今続けている『山と渓谷』の年2~3回の「郷山めぐり」の連載と、隔週連載の北海道新聞の『ほっかいどう山楽紀行』の写真である。しかも、幸い最近の2年間のものはPCの中にまだ残っている。
幸い、『山楽紀行』の方は、ひとつの記事に1枚の画像があればよい。しかも、とりあえず2年間分の候補の山をリストアップするときに、必要な元画像はPCの方へ取り出してある。どうしても必要なときは、これまでも何度かお世話になったが、岳友から借りることも可能だ。再取材撮影で間に合うのもある。『山と渓谷』の方は、残っているここ2年間の写真と今後の取材で間に合いそうだ。
せめて1万円くらいなら迷うことはなかったのだが・・・「少し考えさせてください。PCの中に残っているデータを調べてみて検討してみます」と持ち帰ることにした。いずれにしても、ちゃんとした外付けHDDは必要なので、新しい部品で組み立ててもらった。
結局、現時点では諦めて、今後、3万円掛けても必要な場合が出てきたら取り出してもらうことにした。「外付けHDDも意外ともろいので、どうしても必要な物はCD-Rにもバックアップすると良いでしょう」という助言を今後生かさなくては・・・。