癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

早朝稜線漫歩、金峰山~国師ヶ岳

2009年07月26日 | 登山・旅行
しばらく天候の良くない南アルプスを一時休止し、奥秩父の山への転進したが、それがみごとに功を奏し、素晴らしい好天と展望に恵まれた。

2360mまで車で登れる大弛峠を起点に百名山の金峰山(きんぷざん)(2599m)と三百名山の国師ヶ岳(こくしがだけ)(2592m)、さらに奥秩父最高峰の北奥千丈岳(2610m)にも寄り、それぞれピストンした。

前夜のうちに大弛峠まで上がった。林道とはいえ、クリスタルラインと名付けられた3桁国道をはるかに凌ぐ快適な道。北海道最高峰の旭岳より高い峠だ。土曜日でもあり、すでに夜明かし組の車が10台以上も。

天候は午前中の方がよさそうなので、4:30、まず金峰山を目指す。林の間からではあったがご来光も拝むことができた。左手に雲海の上の富士山を眺めながら途中の朝日岳を越えて樹林帯の稜線を進む。

山頂には大きな岩が積み重なり、シンボルの五丈岩が鎮座していた(画像)。南アルプスと八ヶ岳は案の定濃い雲に覆われたまま。昨年登った瑞がき山やクライマーの聖地として名高い小川山の岩場がすぐ近くに見える。北の方はギザギザの妙義山の奥まではっきりと見えた。

次々と登山者が登ってくる中、8:00に大弛峠に戻る。登り、1時間40分。下り、1時間30分。

しかし、そのころになって上空にガスが広がり始め、展望と青空がなくなる。ちょっと休んで、向かい側の国師ヶ岳へ。

今が見頃のハクサンシャクナゲが中心の「夢の庭園」の中に設けられた木の階段や木道が続く。その後は丸いかこう岩が露出してくる。

頂上には一等三角点が鎮座している。瞬間ではあったがガスの切れ間から富士山の頭が見えたが、展望はそれと帰りに寄った北奥千丈岳だった。

北奥千丈岳の方が頂上感があり、展望も良さそうだ。人気がありそうで賑わっていた。

登り、40分。下り、45分。9:45には打ち上げ。時折戻る日射しに、濡れたままのテントを干してブログを打つ。
林道を下って町に出るまで1時間。山梨市営花かげの湯でマッタリ。その後、市街地に出て買い物をし、明日の甲武信岳徳ちゃん新道コース登山口にある道の駅に落ち着いた。目指す山は雲の中だが、明日はどうか?