癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

大展望に恵まれた鋸岳(2683m)

2009年07月16日 | 登山・旅行
〈画像は、頂上からの北岳(左)~間ノ岳~塩見岳と~仙丈ヶ岳(右)〉

2日前まで雨予報だったのに快晴の朝を迎える。今日の鋸岳は、南アルプスの北端に位置する鋸状の岩峰群を連ねる山で、二百名山に選ばれている。

ハードな山とのことなので、戸台登山口を夜明けとともに4:20にスタート。ところが、4時間45分、9:05に頂上(第一高点)に到着してしまって、ハードではあったがちょっ呆気なかった。

これ以上はないと思われる大展望に大感激・・・目の前に端正な甲斐駒。その向かい側に2つのカールを抱いた仙丈ヶ岳。その間に高さを誇る北岳、どっしりとした間ノ岳、その奥に塩見岳などなど。

さらに、北アルプスの北端から中央アルプスの南端まで山座同定できるほどくっきりと見えるのにはビックリ!こんなのは最初で最後ではないだろうか?
八ヶ岳の南側の奥多摩方面の山々も・・・予定より早かったので、珍しく1時間ものんびり寛いだ。

10:00に下山開始。13:20にゴール。行動時間はぴったり9時間だったが。登下山のトータルは8時間05分。出会ったのは、ゴール手前で、これから途中で一泊して鋸岳を目指すという若いご夫婦だけだったが、「もう下りてきたのですか?」と驚かれた。

コースは、まずは戸台川の広い河原の作業道や赤テープの踏み跡を辿る。正面に白く端正な甲斐駒が見える。角兵衛沢出合いでは、渡渉地点を探してウロウロしたが、結局靴を脱いでわたった。

出合いからコルまではほぼ直登の急登が続く。前半は樹林帯、後半の角兵衛ノ大岩からコルまではガレ場、この登りは本当にきつかった。コルから頂上まではすぐだったが、高等感があり、ちょっと怖かった。

下山後、戸台口の仙渓荘で汗を流し、明日の鳳凰三山の登山口である青木鉱泉へ。ただし、明日は雨がらみの予報・・。