トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコは初の海上ガス生産工場を受け取った

2024年09月21日 | 経済
9月21日 トルコは初の海上天然ガス生産工場を受け取りました。シンガポールから51日かけて運ばれたこのプラットフォームは、来年からトルコ北部で作業を開始するでしょう。

 Hurriyet
これは船ではなく、海上天然ガス生産工場です。


「この施設は、黒海のサカリヤ天然ガス田からの現在の生産量を2倍にするでしょう」とアルパルスラン・バイラクタル・エネルギー天然資源相は、9月20日、チャナッカレで行われた式典で語りました。

「第一段階で、現在の生産量は1日1000万立方メートルに増加し、その後、1日2000万立方メートルになるでしょう。この生産工場によって、4400万世帯が必要とする天然ガスを供給できます」とエネルギー相は説明しました。

これは船というより、産業施設として設計された工場だと、エネルギー相は強調しました。この生産工場はサッカー場3つ分の広さがあり、「生産基地」は長さ300メートル、幅58メートルあると、バイラクタル・エネルギー相は言いました。

この生産工場はチャナッカレ港での手続きを終えた後、来年、フィリヨスに運ばれ、今後20年の予定で操業が始まります。「第1段階で、国内エネルギー生産量を1000万~1050万立方メートル増加させます」とエネルギー相は付言しました。この海上生産工場は特殊な係留設備によって、海底20メートルに固定されるそうです。


「イスラエルのガザ攻撃は大量虐殺だと国際社会も承認」トルコ外相

イスラエルのガザでの殺戮は「大量虐殺」だと認めることで国際社会も一致したと、トルコのハカン・フィダン外相は言い、解決の唯一の道は2国家制の下のパレスチナ国家の設立だと、くり返し言いました。

 Hurriyet

「イスラエルの軍事作戦は、国際社会も大量虐殺だとほぼ認めています。これはもはや論議の余地はない、現実です」と、フィダン外相は9月20日、首都アンカラでSETAのシンクタンクとの会合で言いました。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相の下のイスラエル政府は、国際社会の要請にもかかわらず、戦争を拡大しようとしていると、フィダン外相は言いました。「ネタニヤフは戦争を拡大しようとしているが、世界は平和にめざめてきている」

中東の諸問題はパレスチナに対するイスラエルの大量虐殺に起因していると、外相は言い、人道に反する犯罪が国際制度を崩壊させようとしていると付言しました。「イスラエルはアメリカとイギリスの揺るぎない支援の上にあぐらをかいている。しかし、イスラエル国民は今後何十年も安心していられなくなるだろう」

「実際、国際システムも、アメリカも、唯一の解決策は2国家解決の実施だと知っています。しかし、問題は、彼らがイスラエルに圧力をかけられないことにあります」とフィダン外相は言いました。

イスラエルは2023年10月以来、40,000人以上のパレスチナ人を殺害しました。200万のパレスチナ人が人道支援物資や、医療品、基本的必需品の不足に苦しんでいます。


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「トルコなしにはヨーロッパの安定はない」退任するNATO事務総長

2024年09月21日 | 国際
9月20日 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、「大西洋の西側は増大する難問に直面している。トルコ、ノルウエー、イギリス、アメリカなしには、ヨーロッパの安全はない」と語りました。

 Hurriyet

「私たちは大西洋の両側で、アメリカとヨーロッパの分離を求める声を聞いています。長期的な協力より近視眼的な国益を中心に考えることは、われわれにとって良いことではありません」と、ストルテンベルグ事務総長は9月19日、退任のスピーチで言いました。

「ヨーロッパに安全と平和を確保できるのはNATOだけです」と彼は言い、NATOの防衛費の80%は、EUに加盟していない同盟国から来ていることを明らかにしました。

「南にトルコ、北にノルウエー、西にアメリカ、カナダ、イギリスがなかったら、ヨーロッパ大陸の安全保障は考えられません」と、彼は言いました。

「孤立主義はいかなる国においても安全ではありません。われわれは互いに連結した世界に生きています。安全保障への挑戦は、一国だけでは大きすぎるし、競争は激しすぎます」と彼は付言しました。「NATOはヨーロッパを利しているだけでなく、アメリカをも利しています」

ウクライナ問題に関しては、ストルテンベルグ事務総長は、ウクライナを支援することがロシアを交渉のテーブルに就かせることになり、ひいては平和につながると言いました。

「逆説になるが、ウクライナに武器を送れば、それだけ早く戦争を終わらせ、平和に到達できます。長期的軍事支援をつづければ、それだけ早く戦争は終わるでしょう」と彼は付言しました。

ストルテンベルグ氏は、動乱の10年間の任務を終え、西側の軍事同盟NATOの事務総長の座を、前オランダ首相マルク・ルッテ氏に引き渡しました。任期中、ストルテンベルグ氏は、アメリカからの圧力と、ウクライナ・ロシア戦争のために、ヨーロッパ加盟国からの防衛費を大幅に増加しました。


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トルコは北シリアのYPGへのアメリカの支援に、くり返し異議を唱えた

2024年09月19日 | 国際
9月19日 アメリカはISILとの戦いでYPGへの支援を止めるべきだと、トルコはくりかえし勧告しました。この問題のために、トルコとアメリカは2015年以来、対立しています。

 Hurriyet
アンカラで会談したアメリカ国務省のバス次官代理(左)とトルコのユルマズ副外相


9月17日、アンカラで行われた会談でも、この問題が論議されました。この会談はトルコのヌフ・ユルマズ副外相とアメリカ国務省のジョン・バス政治問題担当次官代理が議長を務めました。2014年から2017年まで駐トルコ・アメリカ大使を務めた外交官も、この会議に招かれていました。

会談では、両国代表は、シリアにおける現在の安全保障、政治、経済、人道的状況について論じあい、意見を交換しました。2人はまた、イスラエルとハマスの戦争のために中東に緊張が高まるという悪影響についても話し合いました。

トルコの外交情報筋によると、トルコは、トルコがテロ組織としているYPGとの関係を断つよう、くり返しアメリカに訴えました。トルコはまた、YPGに対するアメリカの支援は、今後の中東の安定と安全保障へのリスクになりかねないと力説しました。


「平均寿命は学歴が高い者ほど長い」トルコ統計局

トルコ統計局(TUIK)のデータによると、トルコでは、高学歴の人は平均寿命が長く、低学歴の人は平均寿命が短いということです。

 HUrriyet

統計局は、9月18日、2021年から2023年の期間を対象に、初めて学歴をベースにした生命表を発表しました。学歴をベースにした平均寿命の調査によって、平均寿命は学歴が高いほど長くなることがわかりました。

「生誕時平均余命」は、新生児が今後生きられる平均年数です。2020年から2022年の生誕時平均余命は77.5年でしたが、2021年から2023年は77.3年に減少しています。

2020年から2022年、男性の生誕時余命は74.8年、2022年から2023年は74.7年と停滞しています。女性の場合は、2020年から2022年は80.3年でしたが、2021年から2023年委は80年に減少しています。

データによると、15歳の人の平均余命は63.6年、30歳の人の平均余命は49.1年、50歳の人は30.1年です。65歳の人の平均余命は17.4年、男性の場合は15.7年、女性の場合は19年です。

生誕時平均余命が最も高いのは東部のトゥンジェリ県で、80.8年、2位3位は南東部のシュルナク県とマルディン県で79.7年でした。

平均寿命が最も短いのは南部キリス県で、76.1年、次が76.2年のガジアンテプ県、76.8年のアダナ県でした。


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1100年昔のビザンティンのアンフォラがイスタンブルで発見

2024年09月18日 | 文化
9月18日 ダイバー・チームがイスタンブルのトゥスラ地区沖で調査潜水中、1100年昔のビザンティンのアンフォラを発見しました。(アンフォラは古代ギリシア・ローマの両取手つきの壺)。

 Hurriyet

4人のダイバー・チームは長さ130メートルのマナストゥル防波堤近くで、アンフォラの頭部を発見しました。9世紀から11世紀のビザンティン時代のアンフォラは、40~50分の潜水後に見つかりました。

アンフォラは何百年も水中にあったにもかかわらず、2つの取手は無傷で、胴体部分は海洋生物に蔽われていました。トゥスラの「海洋・造船所コーディネーター」のギョクハン・カラカシュさんは、アンフォラはオリーブ油かワインが入っていたのだろうと言いました。

アンフォラは、フェニキアか、ギリシアのミコノス島kら来た船に積まれていたと思われます。水中研究者のムスタファ・アイデミル氏は、アンフォラは中世のワインの産地ガノスから送られたものではないかと推測しています。

アンフォラは新しい海洋博物館の最初の展示品となり、トゥスラの豊かな歴史遺産を伝えるものとなるでしょう。


ガザ危機に対して外相らがヨルダンで会議

ガザ戦争に対処するため、「イスラム協力機構(OIC)」と「アラブ連合」の共同企画で、9月18日、ヨルダンのアンマンで、ハイレベル会議が開催され、トルコのフィダン外相も出席しました。

urriyet

トルコ、パレスチナ、エジプト、カタール、サウジアラビア、ヨルダン、インドネシア、ナイジェリアの外相からなる代表団は「ガザ・コンタクト・グループ」と名づけられています。

外相たちは、ガザでのイスラエルによる大量虐殺を止めさせるための討論を行いました。停戦交渉と、ガザに人道支援物資を送る手段が、主要な議題になったと、トルコ外務省は声明で言いました。

外相たちはまた、イスラエルによる「西岸」占領の拡大と、エルサレムのアルアカ・モスクの歴史的な像への挑発行為についても話し合いました。

「いま行われているガザの大量虐殺と、パレスチナ人に対する移住者の暴力、イスラエル軍の西岸への攻撃は恐るべきものだ」と、声明は言っています。「国際社会はできるだけ早く、イスラエルの攻撃を止めさせ、緊張を和らげなければならない。彼らの攻撃はわれわれの地域の安定と国際秩序をも脅かすものだ」

コンタクト・グループは先週も、マドリードで会議を行い、フィダン外相はムスリム国やヨーロッパ諸国の外相たち、およびEUのジョセップ・ボレル外務政策上級代表とも会談しています。

この会談では、現在の紛争を2国家解決に推進することが討論の焦点になりました。



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エストニアのスラックライナーがボスフォラスを歩いて横断した

2024年09月17日 | 
9月17日 エストニアのアスリート、ヤアン・ルースさんは、イスタンブルの「7月15日殉教者橋」の上方に張られたロープの上を歩いて,アジアからヨーロッパへ渡り、歴史をつくりました。

 Hurriyet

ルースさんは、「コンティネンタル・パス」というイベントの一部として、ボスフォラス海峡の165メートル上に張られた1,074メートルのロープの上を歩いて、人々にスリルを味合わせました。

ルースさんは午後6時、アジア側から歩き始め、たった47分で大陸間横断を成し遂げました。「何千年もの歴史的文化的重要性を持つボスフォラス海峡は、すばらしい自然美にも恵まれていますね」と歴史的偉業を成し遂げた後、ルースさんは言いました。

「ボスフォラスは気象条件の変化や強い海流があって、スラックライニングにとっては独特の場所です。私は歴史をつくりました。とてもハッピーです」

こんな高いところを、人がアジアからヨーロッパへ歩いて渡ったのは初めてです。このイベントはトルコの運輸インフラ省と高速道路総局が後援していますが、この偉業はイベントに花を添えました。

ルースさんはパルクールでアスリートとしてのキャリアを始め、やがてスラックライニングに熱中したそうです。彼は綱渡りの技術について説明してくれました。

「ロープの長さは1,074メートルですが、真ん中でたるんでいます。ロープの重さは数百キロあり、風によって張り具合が変わります。歩きはじめる前に、ロープに適当な張りがあることを確認する必要があります」

「私にも高所恐怖はありますが、恐怖は必要なのです。恐怖が私の技術を向上させ、安全にしてくれるのです。私には落下の恐怖は必要で、それによって私は安全を確認できるのです」

昨年、ルースさんは、カタールで、ひとつのビルで、世界最長のスラックライン・ウオークを行いました。


*「スラックライニング」とは細いベルト状のラインの上でバランスをとるスポーツです。「パルクール」は街中を縦横無尽に駆け抜け、精神と肉体を鍛えるトレーニング・カルチャ―です。


トルコとスエーデンは会議を行い安全保障交渉を進める

トルコとスエーデンは、スエーデンのNATO加盟に際して締結された協定に従って、とくにスエーデン領内のPKKの存在と活動に対して、安全保障協力を進めることになりました。

 Hurriyet

外交情報筋によると、「安全保障協約」と名づけられた会議が、9月18日、首都アンカラで、トルコのハカン・フィダン外相とスエーデンのマリア・マルメル・ステネルガード外相の主導で開催されます。

最近、外相に就任したステネルガード氏にとっては、初のアンカラ訪問となります。アンカラで行われるこの会談は、対テロリズムに関して、両国の対話をより円滑にするために重要なものとなると、情報筋は強調しています。

「安全保障協約」という制度をつくることは、2023年7月に行われたNATOのヴィリニュス・サミットで、エルドアン大統領、スエーデンのウルフ・クリスターソン大統領、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長の間で決められました。

トルコは、スエーデンとフィンランドが対トルコ・テロ組織の存在と戦うことに合意した後、ゴーサインを出しました。2022年6月、トルコ、スエーデン、フィンランドの間で調印された3国協定には、テロとの戦いにおいて両国が果たすべき対策が規定されています。

フィンランドは2023年、スエーデンは2034年初め、NATOに加盟しました。アンカラで、トルコとスエーデンの高官は、現行の安全保障契約を再検討し、PKK,PYD,FETOに対してどんな対策がとれるか話し合うでしょう。

安善保障問題のほかに、フィダン外相とステネルガード外相は、ロシアのウクライナ占領や、ガザの現状を含めて、地域と世界について話し合うでしょう。


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パレスチナはトルコ系アメリカ人活動家の殺害に関してICCに告訴する

2024年09月16日 | 国際
9月15日 パレスチナのマフムード・アッバス大統領は、トルコ系アメリカ人活動家アイシェヌル・エズギ・エイギさん殺害に関して、国際刑事裁判所(ICC)に訴状を提出する準備をしていると発表しました。

 Hurriyet

エイギさんは9月6日、「西岸」でイスラエルに頭部を撃たれ、殺害されました。パレスチナのニュース局「ワファ」によると、アッバス大統領はエイギさんの父親メフメト・スアト・エイギさんと電話中に、告訴の件を語ったということです。

アッバス大統領はエイギさんの殺害について、トルコ国民に弔意を述べ、エイギさんを「パレスチナとトルコの勇敢な娘」「同胞トルコ国民とパレスチナ国民の団結のシンボル」と呼びました。

「彼女の殺害について、アメリカとトルコによって公正な調査が行われた。パレスチナ指導部は、エイギさん暗殺という犯罪に関して、国際刑事裁判所に訴状を提出する準備をしている」と大統領は言いました。

アッバス大統領はまた、パレスチナの自由と独立の権利のために犠牲となった彼女を讃え、「エルサレムの星勲章」を授与することが決まったとと発表しました。

イスラエルとの紛争でパレスチナを支援するグループ「国際連帯運動」の報告によると、26歳の活動家エイギさんは、イスラエルの占領に抵抗するパレスチナ人を支援するために、現地を訪れたそうです。

9月14日、エイギさんの葬儀には多くの弔問者が集まりました。トルコ国旗に包まれたエイギさんの遺体は、制服将校に担がれ、永眠の地ディディムに着きました。

エイギさんの家族、パレスチナを支持する政治家や活動家を初め、多くの人々が礼拝に集まりました。トルコのハカン・フィダン外相やヌマン・クルトゥルムシュ国会議長も、エイギさんの家族に会い、弔意を述べました。


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活動家の殺害について法医学報告書はイスラエルの説明に異議

2024年09月14日 | 国際
9月14日 法医学報告書は、トルコ系アメリカ人活動家アイシェヌル・エズギ・エイギさんの死に関する新しい調査結果を示し、「直接、意図的に撃たれたのではない」というイスラエル軍の説明に異議を唱えています。エイギさんは9月6日、占領下にある「西岸」でイスラエル軍によって射殺されました。

 Hurriyet

エイギさん(26)は、9月6日、ナブルス近くで、非合法なイスラエル人の居住に対し平和的に抗議しているとき、殺されました。

イスラエル軍はエイギさんの死について、声明で、「調査の結果、彼女はイスラエル軍に直接、意図的に撃たれたのではない可能性が大きい」と言っています。目標は彼女ではなく、暴動の主要な扇動者だったと、声明は付言しています。

アメリカのジョージ・バイデン大統領も、イスラエル軍が抗議者を撃った弾丸が地面にあたって跳ね返って、彼女にあたったと主張しています。

初期の検査では、「頭の左側、左耳の後ろに銃創があり、そこから脳の組織だ出ている」と報告されていました。CTスキャンによると、銃創は脳の左後ろを貫通し、小脳、延髄、頭蓋骨の基礎を傷つけているが、出口の傷や破片は見つからなかったということです。

弾丸はさらに、多くの破片となって脳内に裂傷をつくり、くも膜下出血、硬膜下血種等を引き起こしました。法医学報告書は、エイギさんは貫通した銃弾の傷によるくも膜下出血、浮腫、脳組織の破壊によって死亡したとしています。その結果、間接的に撃たれた可能性はなくなりました。

ワシントン・ポストも調査報告書で、エイギさんは、ベイタの対決から30分後、抗議者たちが主要道路に移動してから20分後に、イスラエル軍から200ヤード離れた地点で撃たれたと言っています。

《遺体はトルコに到着した》 
エイギさんの遺体は9月13日、トルコ航空で、アゼルバイジャン経由でトルコに着き、イスタンブル国際空港に運ばれました。トルコ外務省イスタンブル代表のアイシェ・ソゼン・ウスルエル大使とトルコ職員が、イスタンブル空港で行われた式典に参加しました。

トルコ国旗に包まれた彼女の遺体は、空港でトルコ軍に迎えられました。式後、エイギさんの遺体はイズミルに運ばれ、埋葬のためアイドゥン県に運ばれます。


トルコはスペインのパレスチナ支援に感謝し、スペインの平和を推す

トルコはスペインのパレスチナ支援に感謝すると、トルコのハカン・フィダン外相が、金曜、語りました。

 Hurriyet
スペインのペドロ・サンチェス首相(右)とトルコのフィダン外相


アラブ連合、イスラム協力機構、ヨーロッパ諸国の代表が集まり、マドリードで行われた会合後、フィダン外相はこの発言をしました。

会合の参加者たちは、イスラエルとパレスチナの永続的平和のために、2国家解決がよいと主張しました。「われわれはスペイン、スロヴェニア、ノルウエー、アイルランド、EUの代表たちと会談しました」と、フィダン外相はXにシェアしました。

討論では2国家解決の支持の増加が見られたと、フィダン外相は言い、また、スペインのペドロ・サンチェス首相との会談についても語りました。

「パレスチナを承認するヨーロッパ諸国が増え、国際司法裁判所の訴訟に関与する国も増えてきていることは、われわれに正義の実現への希望を与えてくれます」と、外相は言いました。

イスラエルの責任の欠如と、アメリカの無条件の支援が国際的システムを損なっている事実は、いまや西側諸国もわかっていると、フィダン外相は断言しました。

「世界の人々がパレスチナ問題をイスラエルとその支援者の視点からだけ見ている時代は、もう終わろうとしています」とフィダン外相は言いました。「パレスチナとイスラエルの平和的共存を認める2国家解決は、 イスラエルにとって歴史的チャンスになるはずです」


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イスタンブルの騎馬警官が観光客の人気を集めている

2024年09月12日 | 観光
9月12日 観光客が集まるイスタンブルで、騎馬でパトロールする警官が国内外の観光客に注目されています。

 HUrriyet
騎馬警官と写真を撮る観光客たち


「ツーリストもトルコ住民も大変な興味を示しています。馬はトルコの文化で重要な位置にありましたから、愛情をもって扱われています。騎馬警官が注目されるのは、われわれにとっても嬉しいことです」と、騎馬警官隊のセイイト・アフメト・ディキジ隊長はアナドル通信に語りました。

騎馬警官隊は、女性8名を含む27名で、2018年からイスタンブル県周辺で活動しています。騎馬警官たちは、自動車入場禁止の森林やリクリエーション場を視察し、火事を未然に防ぐ重要な役割を果たしています。

騎馬警官として1年働いているギョクチェ・ハトゥン・サーラムさんは、「私たちは伝統的なスポーツである乗馬をつづけているのです。女性として、この伝統を守る仕事に大きな誇りを感じています。市民の方々からの励ましのことばも、ベストを尽くす決意を強固にしてくれます」と言いました。

べつの騎馬警官エムレ・コチャンさんは、スタジアムや公園をパトロールするときは子供たちに気をづけていると語りました。

人々は騎馬警官を見かけると、写真を撮ろうと集まり、列をなします。南部メルシン県から来たエムラフ・トゥナさんは騎馬警官隊を賞賛し、このサービスをつづけて欲しいと言いました。


トルコはトルコ系アメリカ人活動家殺害について精査を始める

トルコは、イスラエル軍に射殺された26歳のトルコ系アメリカ人活動家の死について調査を開始しました。彼女は占領下の「西岸」で移住に抗議するデモに参加しているとき殺害されました。

Hurriyet

「われわれは報告書をつくるために調査を行う」と、ユルマズ・トゥンチ法相は、9月12日、首都アンカラで言いました。

シアトルに住んでいた26歳の活動家アイシェヌル・エズギ・エイギさんは、9月6日、スベイフ山近くで、デモをしているとき、射殺されました。彼女はメーンのデモ隊から離れていましたが、彼女が撃たれたのはイスラエル兵が使用している銃でした。エイギさんは病院に運ばれましたが、その後、傷のため、亡くなりました。

イスラエル軍は「直接、意図的に」撃ったのではないだろうと言っています。トゥンチ法相は「独立した調査委員会を設立し、報告書を作成する」と言っています。

エイギさんの遺体を運ぶ手続きは、テルアビブとエルサレムのトルコ領事館によって終了し、彼女の遺体は、9月13日、トルコに到着すると、外相が確認しています。遺体は9月12日夜、テルアビブからバクーへ空輸され、その後、イスタンブルへ運ばれると、外交ソースは地元メディアに言っています。埋葬は9月13日か14日、彼女の故郷、トルコのディディムで行われると、ソースは付言しました。

9月12日の夜には、何百人もの人がシアトルのビーチに集まり、エイギさんの死を悼みました。「オリーブの木の下に、ひとり横たわっていた彼女は、最後の瞬間、なにを考えていたのでしょう」と、彼女の友人の1人、ケルシー・ナッバスさんは、夜を徹して集まっている人々に語りました。「彼女は、今夜、私たちがこうしてここに集まると思っていたでしょうか」

エイギさんはオープンで、魅力があり、愉快な、愛情あふれる人だったと、友人たちは語りました。


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副大統領がギャンブルやデジタル依存症と戦う計画を発表した

2024年09月11日 | 国内
9月11日 ジェヴデト・ユルマズ副大統領が、ギャンブルやデジタル依存症と戦う行動計画を学校で開始すると発表しました。

 Hurriyet

この計画は、ギャンブルや、インタネット、スマホ、ビデオ・ゲームなどの依存症に対処するものだと、ユルマズ副大統領は,保健省の下で招集された委員会の会議で言いました。

討論には、ケマル・メミシオール保健相、マヒヌル・オズデミル・ギョクタシュ家族・社会サービス相、アリ・イエルリカヤ内相、ユスフ・テキン教育相、エロル・オズヴァル高等教育委員会(YOK)会長、エブベキル・シャヒン・ラジオ・テレビ最高評議会(RTUK)議長らが出席しました。

ドラグや、タバコ、アルコールなどの問題の他に、ギャンブルやデジタル依存症はいま、高度の警戒を要する大きな脅威となっていると思うと、ユルマズ副大統領は出席者たちに言いました。

副大統領はまた、生徒、教師、保護者の間で、依存症に対する意識を高め、予防するための新しいカリキュラムを教育省が認定したと報告しました。

新しいカリキュラムは最初は幼稚園、1年生、5年生、高校1年生を対象にし、来学期から徐々に開始されます。副大統領は国家機関、NGO,家庭、教育機関、保健機関の協力の重要性を力説しました。


ギュレル国防相がジョージアとアゼルバイジャンの国防相と会談

ヤシャル・ギュレル国防相が、9月10日、トビリシで、ジョージアとアゼルバイジャンの国防相と三者会談を行いました。

 Hurriyet

ギュレル国防相はジョージアのパアタ・パティアシュヴィリ副国防省と、アリ・カアン・オルバイ駐ジョージア・トルコ大使に出迎えられました。

その後、ギュレル国防相はジョージアのイラクリ・チコヴァニ国防相とアゼルバイジャンのザキル・ハサノフ国防相と二者会談を行いました。

トルコ、ジョージア、アゼルバイジャンの三国防衛協定は2012年に始まり、3国が交代で主催しています。2023年11月、ハサノフ国防相はバクーで会合を主催し、ギュレル国防相とジョージアの当時の国防相ユアンシェル・ブルチュラゼ氏が出席しました。3人の国防相は南コーカサスの安定強化のための協力を語り合いました。

ギュレル国防相はトビリシ訪問前の9月9日、アンカラの閣僚会議に出席しました。会議では、イラクとシリアにおけるトルコの現行の軍事作戦が中心に話し合われました。会談ではこれら作戦に関する最新の情報も語られました。


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トルコはパラリンピックで28個のメダルを獲得した

2024年09月10日 | 国際
9月10日 トルコは2024年パリ・パラリンピックで、新記録の28個のメダルを獲得しました。

 Hurriyet

閉会式には、激しい雨にもかかわらず、約80,000人が出席し、世界のアスリートたちの成果を讃えました。

トルコのウミト・ウンリュ選手は、パラ・スイミングで金メダル2個を獲得し、パラ卓球で銅メダルを得たキュブラ・コルクト選手は閉会式の旗手を務めました。

トルコ・ナショナル・チームは金メダル6個、銀メダル10個、銅メダル12個をゲットし、トルコのパラリンピック史上初の偉業を達成しました。

トルコは参加182か国中、メダル数で15位になり、2020年の東京パラリンピックの25位から大きく躍進しました。閉会式では、国際パラリンピック委員会の旗が、2028年のパラリンピック開催都市ロスアンジェルスに手渡されました。


トルコ外相がアラブ連盟会議に出席する

ハカン・フィダン外相がアラブ連盟の会議に出席してガザの状況について語り、トルコとアラブ連盟の緊張関係を修復するだろうと、トルコ外交情報源は言いました。

 Hurriyet

外交情報源によると、フィダン外相は、9月10日、カイロで開かれるアラブ連盟の会議に招待されました。アラブ連盟の外相は、年に2回、3月と9月、定期的に会議を開いています。フィダン外相のスピーチは、トルコとアラブ連盟の緊張関係と、最近のガザの状況に及ぶでしょう。

トルコとアラブ連盟の関係改善は、具体的なプロジェクトや協力によって、中東に安定と平和をもたらす新しいチャンスになるだろうと、情報源は言っています。「トルコ外相の招待は、中東におけるトルコの役割への関心の高まりを反映するものだ」

この招待はまた、トルコとの新しい関係の始まりを示すアラブ連盟からのサインとも言えます。アラブ連盟は、トルコは一部アラブ諸国の国内問題に干渉していると主張して、2018年以来、トルコに反対する決議を採択してきました。

トルコとエジプトその他、一部アラブ諸国との関係の正常化は、トルコとアラブ連盟との関係緩和の一助になったと思われます。


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