トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブル観光と商業の熱いスポット「グランド・バザール」

2019年11月19日 | 国内
11月18日 イスタンブルの観光と商業のホットスポット「グランド・バザール」内の9.2平米の店舗が、1200万リラ(約210万ドル)でオークションにかけられます。1平米22万7000ドルです。裁判所の発表によると、オークションは2020年1月10日に、第6平和民事裁判所で行われます。

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31,000平米の土地に、22のゲートと、64の通りと、3600の店舗を有するグランド・バザールは、世界最古のショッピング・センターのひとつです。バザールの歴史的建物には、毎日、35万人の人々が訪れています。

バザール中心部の建設は、オスマンがビザンティンからイスタンブルを奪って2年後の1455年に始まりました。最初は衣料店のバザールでしたが、たちまち拡大し、多くの職人や商人を抱え、アヤソフィア・モスクの維持費をまかなう財団に成長しました。

オスマン時代はギルド(商人組合)がバザール内の職人や商人を管理していました。現在は2460点以上の商店がバザール内で営業しています。


海水が冷えてきて、コイワシの値が下がってきた

トルコの黒海岸の町々で、コイワシ1キロの価格が5リラ(0.9ドル)まで下がりました。海水が冷たくなってきたからだと漁師は言っています。

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「コイワシの豊漁は大いに喜ばしいことです。大きくて、いきのいいコイワシが食べられますよ」と漁師のメフメトジャン・オルセルオールさんは言いました。「寒くなると、コイワシは元気になるんです」

11月から漁期の終わる春まで、コイワシの詰め物やフライは人気のご馳走になります。黒海岸の多くの町では、大量のコイワシを塩干しにして、スープや、オムレツや、米料理など、さまざまな料理に使います。[私はコイワシを15キロ買いました。塩漬けにして保存し、夏の終わりまで食べます。私たちはどんな料理にも、コイワシを使います」と、黒海岸のトラブゾンに住むレギマン・サーウルさんは言いました。

漁師のシナン・サヤルさんは、精製し、瓶詰にしたコイワシをフランスに送っていると言いました。[私たちはトラブゾンのコイワシを内外の顧客に送っています」


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「2020年、インフレは1桁になる」エルドアン大統領

2019年11月17日 | 経済
11月17日 エルドアン大統領は、11月16日、2020年には金利率は減少しつづけ、インフレは1桁になると期待されると言いました。

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「残念ながら金利は40%になった。なにが起こったのか。われわれは中央銀行総裁を解任し、新しい総裁によって金利を13.5%に下げた。金利率の下落は今後もつづくだろう」とエルドアン大統領はイスタンブルで行われた、あるイベントのスピーチで言いました。 

中央銀行の前総裁ムラト・チェティンカヤ氏は、大統領令によって解任されました。前総裁の4年間の任期は2020年まででしたが、副総裁だったムラト・ウイサル氏が新総裁になりました。「2020年にはインフレは1桁になり、失業率も減少する」と大統領は強調しました。

公正発展党(AKP)が政権を得たとき、トルコのIMF(国際通貨基金)への負債は235億ドルでした。「しかし、わが国はこれを弁済し、いま、IMFにはなにもない」と大統領は言いました。雇用と生産も、同様に増加するだろう。つまり経済が成長するということだ」と、大統領は力説しました。

「わが国はまた、観光でも実りあるシーズンを迎える。ツーリスト数は5000万を超すと思われる。トルコは旧家を過ごすための重要な観光地になった」とエルドアン大統領は言いました。


トルコが逮捕したISIL戦闘員の送還が始まった


ドイツ当局は、11月15日、帰国したISILメンバーをテロ容疑で拘束したと、ドイツの検察が発表しました。

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11月15日、トルコから送還された2人の外国人女性戦闘員の1人ナシム・A.(21)は、テロリスト・グループに所属したこと、銃法違反、戦争犯罪で告発されました。彼女は2014年、シリアに渡航し、夫とともにイラクに移動したと思われます。夫もISILのメンバーでした。

同じく11月15日にトルコから送還されたISIL容疑者ヘイダ・R.は、ドイツ警察が指紋とDNAサンプルを採った後、釈放されました。先週から今までに、トルコは他にドイツ人容疑者8人とイギリス人容疑者1人を送還しました。

トルコ=ギリシャ国境で立ち往生していたISIL容疑者の1人は11月15日、アメリカに送還されました。アラブ・オリジンでアメリカ国籍の彼は、ギリシャへの送還を求めましたが、入国を拒否されました。彼はトルコとギリシャの間の緩衝地帯で4日間、進退窮まっていました。

今後も、アイルランド、フランスその他、主としてヨーロッパ諸国に容疑者たちが送還されると、トルコ当局は言っています。ソイル内相はかつて、「トルコは外国人戦闘員や容疑者たちの“ホテルではない”」と言いました。


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トルコの人口構成はまだ若いが、年配層の割合が増えつつある

2019年11月15日 | 国内
11月16日 最近の調査によると、トルコの人口構成はまだ若いが、年配層が増えつつあります。

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ハジェトテペ大学の人口研究所が行なった調査によると、人口の25%は15歳以下ですが、65歳以上の人口が初めて10%に達しました。昨年発表された「2018年トルコ人口統計と健康調査」によると、この15年間、出産レベルはほぼ同じでした。

トルコの出産率では、1人の女性が2.3人の子供を産んでいますが、出産は次第に遅くなっています。今回初めて行ったシリア人女性の調査では、1人の女性が5.3人の子供を産んでいます。トルコ女性の場合は地域による差異があります。トルコ北部では、1人の女性が産む子供の数は1.6人ですが、例えば東部アナトリアでは3.2人です。

過去20年間で、トルコの家族構成数は4.5人から3.5人に減少しました。4家族中の3家族は、4人以上で構成されています。1人世帯は9%です。アンカラのハジェトテペ大学の人口研究所は、1968年以来、5年ごとに、人口統計と健康調査を行なっています。2018年の調査は11回目です。

この20年間で、誕生直後に届けられない子供の割合は、26%から2%に減りました。また6歳以上の人の中で、女性の25%、男性の14%が、就学していないか、小学校しか行っていないことがわかりました。教育における性のギャップは、若年層、中学レベルでは減少しています。しかし、農村部では、女性の高校以上の進学率は低いままです。

25歳から29歳のトルコ女性の結婚年齢は、この10年間変わらず、21歳前後です。若年結婚のデータによると、15歳から19歳の女性の5%が結婚しています。結婚の24%は血族婚です。

昔式の避妊法は減少した
トルコでは、現在、出産年齢の既婚女性の70%が避妊を行なっています。この5年間で現代的な避妊法の利用が増え、昔式の方法は減少しています。現代的な方法で最も普及しているのはコンドームです。


「キプロス交渉を永遠に続けることはできない」トルコ・キプロス首相

「キプロス問題解決のための努力は何十年もぐずぐずと続いているが、“タイムリミットのある”、“結果を指向した”努力であるべきだ」とトルコ・キプロスのエルシン・タタル首相が3者会談のテーブルで言いました。

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「われわれが国連の仲介を棚上げしようとしていると言うのは正しくない。選択肢を論ずべきだ。話し合いは結果を指向し、時間制限を設けるべきだ。終わりのない交渉ではキプロスは救えない」とタタル首相はヒュリエット紙に語りました。首相のこの発言は、「大統領に立候補して選ばれたら、国連の仲介を棚上げするのか」という質問に対する答えです。

国連は、1977年から1979年に、キプロスの両サイドのリーダーの間で生まれた合意に基づいた、連邦国家としての解決を考えています。


イスタンブルでプロのための美食大イベント

 食品とキッチン用品gが展示された美食の大イベント「シルハ・イスタンブル」が、11月14日、イスタンブルで始まりました。

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イスタンブル会議場で開かれた3日間のイベントには、信望あるシェフのコンテスト“ボキュース・ドール”と有名なコーヒー協会SCAが招かれました。第7回になる今年のイベントのメーン・テーマは、“職人のパン”で、独自の味わいのペーストリーが取り上げられました。

このフェアは主として、HORECA(ホテル、レストラン、カフェ)のプロのために、「GLイベント」が主催したものです。訪問者は食品の味見をしたり、キッチン用品を試みたりできます。このイベントではまた、国内外の企業間取引も行われました。


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トルコとアメリカが、意見不一致はあるまま、友好的会談

2019年11月14日 | 国際
11月15日 アメリカのトランプ大統領によると、トルコのエルドアン大統領とトランプ大統領はすばらしい会談を行ったが、会談は両国間に具体的な成果はもたらさなかったそうです。

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エルドアン大統領はトランプ大統領との会談のために、ホワイトハウスに着きました。エルドアン大統領のワシントン訪問は2017年以来です。密室会談は約65分つづきました。トランプ大統領は両大統領の記者会見の前に、上院議員に会いました。エルドアン大統領も共和党議員と会談しました。

エルドアン大統領とトランプ大統領の会談の議題は、両国の関係、外交政策問題、最近の中東情勢と世界情勢に及びました。会談中、両大統領は、FETOの送還、シリアの現状、とくにテロリスト集団YPG/PKKへのアメリカのアプローチ、トルコがロシアのS-400防衛システムを購入したことなどが話し合われました。

FETOと在米の首謀者フェトフラー・ギュレンは、2016年7月15日、未遂クーデターを組織しました。その結果、251人が死亡し、2200人が負傷しました。


トルコのTVシリーズが146か国の視聴者を惹きつけている

 アメリカに次いで世界2位のTVシリーズ輸出国トルコは、150本以上のTVシリーズによって、世界146か国の視聴者を惹きつけています。

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ヨーロッパ、中東、中央アジア、アフリカ、アメリカに7億人の視聴者を持つトルコは、2023年までに、TVシリーズ輸出で10億ドルを稼ぐだろうと期待されます。2018年までにトルコがTVシリーズの輸出から得た収益は、5億ドルに達しました。

トルコTVシリーズの中で最も多くの国に輸出された“Muhtesem Yuzyi”(「壮麗なる世紀」邦題「愛と欲望のハーレム:オスマン帝国史外伝」)は、70か国の5億人の視聴者を惹きつけました。最も稼いだトルコのTVシリーズは、“Dirilis:Ertugrul”(復活:エルトゥールル)、“Kara Para Ask”(汚い金の愛)、“Adini Feriha Koydum”(私は彼女をフェリハと名づけた)“Gumus”(銀)、“Fatmagul'un Sucu Ne?”(ファトゥマギュルはどんな過ちを犯したのか?)など。

トルコのTVシリーズが人気の国の中でも、とくにくきわだっているのはチリ、メキシコ、アルゼンチンです。ヴェネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領は“Dirilis :ertugrul”を見ていると、ツイッターに書きました。有名なサッカー選手リオネル・メッシも、“Kara para Ask”を見ていると、インスタグラムで言いました。


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トルコとUNHCRがシリア人の自由意志による帰国について話し合った

2019年11月13日 | 国際
11月14日 トルコとUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が11月11日、シリア人の自由意志による帰国について話し合ったと、トルコ外務省が言いました。

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11月11日、ジュネーブで、トルコとUNCHRのチームが、シリア人の自由意志による帰国に関して話し合ったと、トルコ外務省が声明文で発表しました。会談はトルコのヤウズ・セリム・クラン副外相と、国連のジリアン・トリッグス高等弁務官補佐の主導で行われました。

次の会談は、日にちは特定せず、トルコで行われることになったと外務省は言いました。「世界最大の難民受け入れ国であるトルコは、シリア難民の永続的解決を含む難民問題に関して、UNCHRとの作業に関与せざるを得ない立場にある」と声明文は言っています。話し合いは収穫があったと、クラン副外相はアナドル通信に語りました。

「難民という重荷をわずかな国だけで背負っている状況は我慢ならない。トルコは模範的な対処をし、難民問題に大きいな 努力をしてきた」と副外相は力説しました。「トルコはトルコにいる難民のために、400億ドルを費やした。難民の帰国が正当であり、必要であることは、もはや論議の余地がない」

シリアは2011年以来、内戦状態にありました。内戦勃発以来、500万以上のシリア市民が難民となりました。トルコはそのうちの360万人を受け入れています。トルコは世界最大の難民受け入れ国です。


「ドイツとオランダがISILメンバーを引き取る」内相

ドイツとオランダが、トルコが捉えたISILのメンバーとその家族を引き取ると確約したと、スレイマン・ソイル内相が11月3日、言いました。トルコは今週、彼らの送還を始めました。

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「私は、いま、ドイツとオランダの2国に感謝したい」と、ソイル内相は東南部ヴァン県で言いました。「両国は、自国の市民であるISILのテロリストとその妻子を、ジャラブルスとアザスの刑務所にいた者らも含めて引き取ると確約した」とソイル内相は言いました。


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「古代都市マイドスはヨーロッパへの玄関口だった」考古学者

2019年11月12日 | 文化
11月13日 北西部チャナッカレ県エジェアバド地区の発掘で、4000年昔、バルカンから来た人々がこの地に定住していたことがわかりました。

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「マイドス教会の丘」の遺跡で、考古学者たちが、バルカンのモチーフの装飾のある、3500年昔の遺物を発見しました。この遺跡は10年間、発掘がつづいています。出土品のほとんどは、陶器類、紡錘車、織機、手斧、皿の破片など家庭用品だったと、発掘隊長で、チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学の考古学部教授のギョセル・サズジュさんは言いました。

「この地はおそらく、アナトリアからヨーロッパへの玄関口だったのでしょう。マイドスで、ヨーロッパとアナトリアの人々が出会ったのでしょう」とサズジュ教授は言いました。今年の発掘では、昨年発見された古代の防衛システムも掘り出したそうです。初期青銅器時代の防壁は、他にも2つ見つかっていますが、発掘は次のシーズンになるということです。

「丘の西部には、バルカンやブルガリア、ルーマニアから来た人々や商人たちが住んでいたようです。おそらく彼らは、ここに取次店を設けていたでしょう。地元の人々は中央に住み、身分の高い人々が丘の東部に住んでいたと思われます」とサズジュ教授は言いました。


トルコとロシアの第4回シリア共同パトロールが始まった

トルコ国防省によると、トルコ軍とロシア軍は、合意された契約の一部として、北シリアでの4度目の共同地上パトロールを始めました。

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パトロールはユーフラテス川の東のアルダルバシヤフの町で行なわれています。「トルコ軍とロシア軍の第4次共同地上パトロールが、2019年10月22日のソチでの合意の一部として、無人機に支援されながら、ユーフラテスの東のアルダルバシヤフの町で始まった」と国防相はツイートで発表しました。第1回共同地上パトロールは、た11月1日に終わり、その後、第2回、第3回のパトロールが行なわれてきました。

トルコは、200万のシリア難民が安全に帰国できる道をつくるために、テロリストYPG/PKKをこの地域から撤退させることを望んでいます。トルコとロシアは、10月22日、テロリストYPG/PKKをトルコ=シリア国境の南30キロまで撤退させ、両国の治安部隊が共同パトロールを行うということで合意しています。

アメリカが支援しているSDFは、YPGに支配されている集団ですが、シリアの領土の28%を支配しています。トルコはYPGは不法集団PKKの分派と見ています。


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イスタンブルのレストランにロボット・ウエイターが登場

2019年11月11日 | 国内
11月12日 イスタンブル・アタキョイのレストランが、ロボット・ウエイターを使うサービスを始めました。


“ロビー”と名づけられた3体のロボットは、人間のウエイターがすることをなんでもします。


・・・ロビーちゃん、かわいい。2人もいるんですね。行ってみた~い。



裁判所がFETOメンバー19人の終身刑判決確認

最高裁判所が、11月8日、2016年の未遂クーデターの夜、大統領府補佐官を拘束したとして有罪判決を受けたFETOメンバー19人の終身刑判決を確認しました。

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有罪判決を受けたFETOのテロリストは、トルコ政府転覆のための活動の一環として、2016年7月15日夜、当時大統領府事務総長だったファフリ・カスルガ氏を力ずくで拘束しました。アンカラの裁判所は、14人の被告に、国家秩序を覆そうとしたとして終身刑の判決を確認しました。

被告はまた、12年間の自由剥奪による禁固刑を受けました。裁判所はまた、同罪の他の5人に、終身刑プラス10年の判決を確認しました。

FETOと在米の指導者フェトラー・ギュレンは、2016年7月15日の未遂クーデターを組織しました。クーデターによって、251人が死亡し、2200人が負傷しました。トルコ政府は、長期にわたる国家転覆の運動の背後にいたとしてFETOを告発しました。FETOは政府機関、とくに軍部、警察、司法に浸透し、国家転覆を画策していました。


「シリア人の帰国には平和が必要」ハタイ市長

「ハタイの地元民は、シリア難民や亡命志願者を受け入れてきましたが、シリアが平和になり、“客人たち”が安全に祖国に帰れるのを望んでいます」と、リュトゥフュ・サワシュ市長が言いました。

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[私たちは宗教や宗派や民族について、つねに学んでいます。ハタイには、3つの宗教と6つの宗派に属する人々が、昔も今も住んでいます。トルコでもシリア人とのトラブルはありましたが、ハタイではありません。ハタイの人たちは包容力と同情心が豊かなのです」とサワシュ市長はヒュリエト紙に語りました。

「それでも、私たちは、できるだけ早くシリアに平和が確立し、祖国を離れて暮らしている兄弟姉妹たちが安全に祖国に帰れることを願っています」とサワシュ市長は言いました。シリア国境に位置するハタイは、イスタンブルとシャンルウルファに次いで3番目に多くの難民を受け入れています。160万の人口の26.8%が難民です。

当局のデータによると、内戦が始まってから2018年に終わるまでに、ハタイには43万人のシリア難民が移住してきています。現在、難民はハタイの人口の4分の1になり、経済的社会的にも大きな影響を及ぼしてています。


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トルコとアメリカはシリアに関する話し合いをつづけている

2019年11月10日 | 国際
11月11日 トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官は、9日、アメリカのジェームス・ジェフリー・シリア特使と、デイヴィッド・サッタ―フィールド駐トルコ・アメリカ大使を、イスタンブルのドルマバフチェ宮殿に招いたと、会談後、発表がありました。

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アメリカのジェフリー・シリア特使(左)とトルコ大統領府のカルン報道官


カルン報道官と2人のアメリカ官僚の密室会談は90分つづき、シリアの最近の情勢と、エルドアン大統領のアメリカ訪問の詳細が話し合われました。エルドアン大統領は11月13日、アメリカを訪問することになっています。

北シリアの安全地帯、シリア・イドリブの近況、シリアの政治的解決の進展状況、憲法委員会の作業も、話し合われたと、声明は言っています。また、フルシ・アカル国防相も、11月8日、ジェフリー特使とサッターフィールド大使を招いて会談したと、国防相は言っています。


「トルコのシリア作戦はテロ国家の設立を防いだ」トルコ外相

トルコの北東シリアでの「平和の泉作戦」は、テロ国家の設立を阻止したと、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が言いました。

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「われわれは彼らの大きな賭けをぶち壊し、投げ飛ばした。われわれはテロリストだけでなく、テロ国家の設立を望んでいた人々も投げ飛ばした」とチャウシュオール外相は、11月8日、アンタリヤのあるイベントで言い、「われわれはシリアに帰る人々へ支援を提供する」と付言しました。

チャウシュオール外相はまた、「対テロ作戦中、トルコの赤新月社(クズライ)は、タル・アブヤド町で、毎日500人の人々に医療支援を提供した」と言いました。

・・・赤新月社はイスラム圏の赤十字です。


トルコはアタテュルク没後81周年を記念した

11月10日、全国のトルコ国民が、トルコ独立戦争のリーダーであり、トルコ共和国の建設者だったムスタファ・ケマル・アタテュルクの没後81周年を記念しました。

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例年通り、午前9時5分、アタテュルクがなくなった時間に、全国の国民が2分間の黙祷を捧げました。アンカラにあるアタテュルクの霊廟「アヌトゥカビル」では公式の式典が催されました。

「没後81周年に、われわれはふたたび、独立戦争の司令官であり、共和国の建設者であり、わが国の初代大統領であったムスタファ・ケマル・アタテュルクを記念する」とエルドアン大統領は式典で言いました。「われわれは彼から受け継いだ共和国を維持し、発展させ、強化するために全力を尽くしつづける」

式典には、最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首、IYI党(善良党)のメラル・アクシェネル党首、高等司法機関の長、軍司令官、政党の代表、官僚、その他国家公務員も出席しました。


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トルコは11日からISILメンバーの送還を始める

2019年11月09日 | 国際
11月10日 スレイマン・ソイル内相が、トルコは11月11日から、拘束しているISILメンバーを彼らの母国へ送還しはじめると言いました。

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「テロ集団PYD/PKKが、収監されていたISILメンバーを解放したが、トルコは彼らを捉えた」と内相は言いました。「われわれはヨーロッパに、ISILメンバーを送還すると通告する。うまく行けば、11日から送還を開始する」と、内相は言い、彼らはヨーロッパ諸国の市民だと付言しました。

「ヨーロッパ諸国は“われわれは彼らの市民権を剥奪したのだから、彼らは市民ではない。そっちで好きなようにしてくれ”と言っている。しかし、われわれはどうあっても、彼らを送還する」とソイル内相は強く言いました。

トルコの刑務所には約1200人の外国人ISILメンバーが、彼らの親族287人といっしょにいます。その中には、“平和の泉作戦”で捕らえられた女や子供もいると、内相は、11月4日に言いました。


金星が太陽を横切るのがトルコで観測される

トルコ科学技術研究委員会(TUBITAK)が、11月11日、金星が太陽の前を横切る珍しいシーンを見るための特別イベントを催します。

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アンタリヤ県にあるTUBITAK国立観測所は、天体観測イベントを公開します。天体観測は現地時間11月11日午後3時30分頃に始まり、太陽が地平線に沈むまでつづくと、観測所は言っています。

金星が太陽の前を通過するシーンのライブ放送は、アンタリヤのアクデニス大学のキャンパスで見られます。キャンパスでは天体観測の専門家が、この稀にしか見られないシーンについて説明します。

11月11日、太陽に最も近い衛星である金星は、地球から1億100万キロメートルの距離に来ます。この前まえ金星が太陽を通過するのを観察されたのは、2016年の5月でした。


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トルコの学校に登録されている外国人の子供は78万1000人

2019年11月08日 | 国内
11月9日 現在、78万1000人の外国人の子供が、トルコ全国の学校に登録されていると、ジヤ・セルチュク教育相が、国会で、野党・共和人民党(CHP)の質問に応えて言いました。

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「わが国には、130万1380人の外国籍の学齢の子供(5歳~17歳)がいるが、そのうちの78万1348人は学校に登録されている。これらの子供の中の108万2172人はシリア人である」と、セルチュク教育省は言いました。

教育省はまた、政府の決定に従って、全国の臨時教育センターは次第に閉鎖されていると言いました。これらセンターは、難民大流入に対して、一時的にトルコに来た人々に教育サービスを提供するために設立され運営されてきた施設で、教育用語も通常、アラビア語です。

公立学校か、臨時教育センターかは、トルコに住む学齢の子供を持つシリア人の選択でした。しかし、政府は臨時教育センターをすべて順次、閉鎖することにしましたから、シリア人の子供たちは公立学校に移行し、シリアとトルコの子供たちの統合も促進されるでしょう。


「トルコはヨーロッパの安全の要」NATO事務総長

NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、11月7日、「トルコはヨーロッパの安全を維持するための要だ」と言いました。

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「北はノルウエーから、南はトルコまで、西はアメリカ、カナダ、イギリスまで、トルコは全ヨーロッパの安全を維持するための要である」と、ストレンベルグ事務総長は、ベルリンで行われた「グローバル・リーダース・ダイアログ」のイベントでのスピーチで言いました。彼が、ヨーロッパの防衛におけるトルコの重要な役割を力説したのは、今回が2度目です。

「トルコは重要な同盟国であることを認識しなければならない」とストルテンベルグ事務総長は、ドイツの週刊紙「ビルト・アム・ソンターク」のインタビューで語りました。

「ISILとの戦いで、トルコはいわゆるカリフを物理的に破壊するのに大きく貢献した。そのうえ、360万という多くのシリア難民を受け入れている同盟国は他にない。また、トルコ以上にテロリストの攻撃を受けているNATO同盟国は他にない」と事務総長は言いました。


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