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[トルコはNATOの重要パートナーだ」ドイツ外相

2019年11月21日 | 国際
11月21日 ドイツのハイコ・マース外相は、11月20日、NATOのメンバーとしてのトルコの重要性を力説し、トルコの北シリアでの対テロ作戦について対話をつづけるよう勧告しました。

 Hurriyet

「NATOの重要なパートナーであるトルコが、ヨーロッパから離脱しないことが、われわれの関心事だ」とマース外相は、ブリュッセルで行われたNATO外相会議の前に、ニュース・ポータルDELFIのインタビューで語りました。

マース外相は、ヨーロッパの基本的安全保障としてのNATOの役割を力説しました。「NATOは史上、最も成功した安全保障同盟である。NATOは過去70年間、欧州・大西洋の安全を保障する同盟であったし、今後もありつづけるだろう」と、彼は言いました。

トルコは北シリアから全テロリスト・グループを排除し、シリア難民が自由意志で帰国できるように国境沿いに安全地帯をつくるために、「平和の泉作戦」を始めました。アメリカ、フランス、ドイツなど、NATOの数か国はこの作戦を批判し、人道的危機の可能性と、中東の不安定状況の拡大への懸念を表明しています。

トルコは北シリアからテロリスト・グループISILとYPG/PKKを一掃する決意をくり返し語ってきました。アメリカが支援しているSDFは、YPGに支配されているグループであり、911キロに及ぶトルコ=シリア国境地帯を含むシリアの領土の28%を支配しています。

トルコは、YPGを不法集団PKKのシリア分派と見ています。PKKはアメリカ、EUによって、テロ組織と認定されています。


ギョベクリテペが Nat. Geo の“見るべき場所”のリストに

世界最古の神殿として、ユネスコの世界遺産に登録されることが決まったシャンルウルファ県の古代遺跡「ギョベクリテペ」が、有名な「ナショナル・ジオグラフィック」誌の“最高の旅”のリストにも加えられました。同誌の「2020年見るべき場所25」のリストに加えられたのです。

 Hurriyet

「1万1600年昔に建てられたギョベクリテペ(太鼓腹の丘)の石灰岩の柱は、何千年も埋もれたままでした。発掘が始まったのは、1990年代中頃です」で、同誌はウエブサイトで“最高の旅”のリストを紹介しています。

「この古代遺跡は、初期文明を育んだ“肥沃な三日月地帯”の北端、トルコ南東部に位置します。この遺跡では,円形の基礎と、イノシシや、キツネや、ガゼルのレリーフで飾られた、長方形の巨大な石が見つかっています。

トルコ政府はこの遺跡をプロモートするために、2019年を“ギョベクリテペの年”としました。この遺跡はイギリスのストーンヘンジや、エジプトのピラミッドよりずっと古いのです。ギョベクリテペは1963年、イスタンブル大学とシカゴ大学の研究者たちが発見しました。

T字型の柱はそれぞれ40~60トンあり、当時の人々がどうやってこのような記念すべき偉業を成し遂げたのか、考古学者たちは首をひねっています。「ナショナル・ジオグラフィックス」の“最高の旅”リストには、スペインのアストゥリアス地方、中国の貴州省、北グアテマラの自然保護公園、エジプトのアブ・シムベル神殿、アルゼンチンのメンドーサ県も挙げられています。


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