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「古代都市マイドスはヨーロッパへの玄関口だった」考古学者

2019年11月12日 | 文化
11月13日 北西部チャナッカレ県エジェアバド地区の発掘で、4000年昔、バルカンから来た人々がこの地に定住していたことがわかりました。

Hurriyet

「マイドス教会の丘」の遺跡で、考古学者たちが、バルカンのモチーフの装飾のある、3500年昔の遺物を発見しました。この遺跡は10年間、発掘がつづいています。出土品のほとんどは、陶器類、紡錘車、織機、手斧、皿の破片など家庭用品だったと、発掘隊長で、チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学の考古学部教授のギョセル・サズジュさんは言いました。

「この地はおそらく、アナトリアからヨーロッパへの玄関口だったのでしょう。マイドスで、ヨーロッパとアナトリアの人々が出会ったのでしょう」とサズジュ教授は言いました。今年の発掘では、昨年発見された古代の防衛システムも掘り出したそうです。初期青銅器時代の防壁は、他にも2つ見つかっていますが、発掘は次のシーズンになるということです。

「丘の西部には、バルカンやブルガリア、ルーマニアから来た人々や商人たちが住んでいたようです。おそらく彼らは、ここに取次店を設けていたでしょう。地元の人々は中央に住み、身分の高い人々が丘の東部に住んでいたと思われます」とサズジュ教授は言いました。


トルコとロシアの第4回シリア共同パトロールが始まった

トルコ国防省によると、トルコ軍とロシア軍は、合意された契約の一部として、北シリアでの4度目の共同地上パトロールを始めました。

 Hurriyet

パトロールはユーフラテス川の東のアルダルバシヤフの町で行なわれています。「トルコ軍とロシア軍の第4次共同地上パトロールが、2019年10月22日のソチでの合意の一部として、無人機に支援されながら、ユーフラテスの東のアルダルバシヤフの町で始まった」と国防相はツイートで発表しました。第1回共同地上パトロールは、た11月1日に終わり、その後、第2回、第3回のパトロールが行なわれてきました。

トルコは、200万のシリア難民が安全に帰国できる道をつくるために、テロリストYPG/PKKをこの地域から撤退させることを望んでいます。トルコとロシアは、10月22日、テロリストYPG/PKKをトルコ=シリア国境の南30キロまで撤退させ、両国の治安部隊が共同パトロールを行うということで合意しています。

アメリカが支援しているSDFは、YPGに支配されている集団ですが、シリアの領土の28%を支配しています。トルコはYPGは不法集団PKKの分派と見ています。


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