トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

春の到来を告げるフラミンゴが塩湖に集まってきた

2024年03月22日 | 国内
3月23日 春の使者フラミンゴが、アクサライ、コンヤ、アンカラの中部諸県で巣作りするため、塩湖に集まってきました。

 Hurriyet

ピンクの鳥フラミンゴの到来は暖かいシーズを期待させます。トルコで二番目に大きい「塩湖」は、春から夏の何か月か、巣作りに来る何千羽のフラミンゴを迎えます。秋になってくると、フラミンゴたちはもっと温かい国へ移動してゆきます。

「自然と生態学の鳥瞰図協会」のファフリ・トゥンチ会長は、フラミンゴたちはこの地方に迅速に適応したと言いました。「トルコは基準を下まわる寒い冬でした。飛来してきたフラミンゴは、あっというまにこの地方に適応しました。今年は多分、巣作りの時期が早まるでしょう」

トゥンチ会長はフラミンゴを継続的に観察していると語りました。「私たちがフラミンゴをチェックしに行ったら、彼らは交尾プールに入っていました。交尾期は始まりました。ここで交尾を終えて、4月になると、彼らは4月ごろ、巣作り期間に入ります。その後、湖中のフラミンゴはすべて雄のフラミンゴになります。彼らは5月になって、ヒヨコたちが自力で飛べるようになるまで育てます。私たちはそこを託児所と呼んでいます」

トゥンチ会長は今年は、塩湖周辺のフラミンゴの数が大きく増えていると語り、6月には、繁殖の成功率や若鳥の数の査定など、空中調査を行うつもりだと語りました。


多くの人々が「ネヴルス」の祝祭に集まった

トルコ全国、とくに南東部と東部で、多くの人々が、春の到来を喜ぶ伝統的な祝祭「ネヴルス」を祝いました。

 Hurriyet

「ネヴルス」はクルド、イラン、ユーラシアの伝統的な祝祭です。3月21日を春の訪れの日として祝う、色彩豊かな祭典です。エミネ・エルドアン大統領夫人は、「ネヴルス」にメッセージを送りました。「新しい日に希望を、自然に生命を与える春が、善と美と愛で地球を包むことを願います。私たちが友情と兄弟愛の屋根の下で、多くの春を迎えるよう望みます」

愛国者運動党のデヴレット・バフチェリ党首も、「ネヴルス」を記念して、ソシアルメディアにメッセージを発表しました。「ネヴルスは統一と団結の心が、春とともに高まるときです。ネヴルスはトルコ国民が何世代も継承してきた春と平和と兄弟愛の松明です」

南東部ディヤルバクルでは、「ネヴルス」の祝祭には、「親クルド・国民の平等と民主主義党(DEM)」の主導で、2・5トンの薪が燃やされます。祝祭中は7500人の警官が配備され、136,000平米のエリアに、10キロメートルの障壁が設けられます。

「ネヴルス」はユネスコの「無形文化遺産」リストに正式に登録され、国連総会も3月21日を「国際ネヴルス・デー」と宣言しています。


   「ときどきダイアリーへ




コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トルコ外相が原子力サミット... | トップ | 使用期限なしの昔ながらの石... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事