トルコのトピックス

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野党連合が第6回会合を開いた

2022年08月21日 | 国内
8月22日 野党連合のリーダーたちが、8月21日、福祉党(FP)の本部で、第6回対面会談を開催し、これまでの活動を再検討し、今後の対策を決議しました。

 Hurriyet

福祉党のカラモラオール議長は、共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール議長、善良党(IYI)のメラル・アクシェネル議長、民主進歩党(DEVA)のアリ・ババジャン議長、未来党のアフメト・ダウトオール議長、民主党のギュルテキン・ウイサル議長をワーキング・ランチに招きました。

野党連合「国民連合」は、来年の大統領選を前に、現政権・公正発展党(AKP)と民族主義者行動党(MHP)の「人民連合」に対抗して結成されました。国民連合のリーダーたちは、これまでの活動、とくに選挙までの団結と努力を再検討しました。

野党連合は選挙に勝利し、議席の過半数を獲得するために、共同候補を立て大統領選に出馬しようとしています。リーダーたちは投票の安全について話し合い、どのような活動をするべきか研究する委員会を設けました。

トルコ経済の現状、政府がシリア・アサド政権と接触しはじめたこと、難民の帰国問題なども、会合の議題になりました。この会合は久しぶりの対面会談だったので、リーダーたちは今後の相互交流をどう続けてゆくかについても話し合われました。


生鮮フルーツと野菜の輸出が、7月、1億5500万ドルを超えた

「地中海地方・生鮮フルーツ&野菜輸出業者協会」によると、トルコの生鮮フルーツと野菜の輸出総収益は、7月、1億5500万ドルを超え、そのうちの5440万ドルは地中海地方の輸出業者の収益だそうです。

 Hurriyet

先月は179,400トンの産物を外国市場に送ったと、同協会のフェルハト・ギュルビュス会長は言いました。ギュルビュス会長によると、フルーツと野菜の主な市場はCIS(旧ソ連諸国の共同体)、EU,中東諸国です。

ロシアへの輸出は53%増え、8310万ドルに、ドイツへの輸出は2820万ドルになったと、会長は言いました。トルコのフルーツと野菜の第3の輸入国はイラクで、430万ドルを輸入しています。イスラエルへの輸出は昨年に比して急上昇して260万ドルになり、オーストリアへの輸出は143%増えて、190万ドルに達しました。サウジアラビアへの輸出も、昨年同様、110万ドルに達しています。

ギュルビュス会長によると、7月、最も多く輸出されたのは、桃、サクランボ、アプリコットです。桃の輸出は53%増えて、4100万ドルに達し、マッシュルームの輸出は、2900%急上昇して、160万ドルになりました。


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グテーレス事務総長が穀物輸出協定で中核の役割を果たしたトルコに感謝

2022年08月21日 | 国際
8月21日 国連のアントニオ・グテーレス事務総長が、8月20日、穀物輸出協定で「中核の役割」を果たしたトルコに感謝しました。

 Hurriyet
国連のグテーレス事務総長(左)とトルコのアカル国防相


グテーレス事務総長は合同調整センターで行われた、トルコのフルシ・アカル国防相との共同記者会見で、トルコへの感謝の意を述べました。「ロシアの肥料と農産物も、妨害を受けずに、世界市場へ送られなければなりません。でなければ、来年にも世界の食糧危機が起こるかもしれません」とグテーレス事務総長は言いました。

世界中の政府と民間が協力して、食糧を世界市場へ運ばなけれなならないと、事務総長は言いました。合同調整センターは、国連とトルコの保証の下にウクライナとロシアが署名した、ウクライナの穀物輸出協定が実施されるのを監視しています。協定はまた、西洋が制裁を科しているロシアが、農産物と肥料を輸出する権利を保証しています。

「われわれはイスタンブルとオデーサで、この決定が実施されるのを監視しています。この協定では、ロシアの食糧と肥料が、妨害を受けずに世界市場へ運ばれることも決められています。これは制裁の対象になりません」とグテーレス事務総長は言いました。「にもかかわらず、ロシアの肥料と農産物の輸出が、まだ妨害されています」

「2022年に肥料が不足したら、2023年にはじゅうぶんな食物が得られないかもしれません。ウクライナとロシアからもっと食料と肥料が得られたら、必需品の市場は安定し、消費者価格も下がります」と事務総長は言いました。

グテーレス事務総長は今週、ウクライナを訪れ、木曜、リヴィウでゼレンスキー大統領と会談し、金曜、オデーサに向かいました。土曜朝、事務総長はまず、国連がウクライナの穀物をイスタンブルに運ぶためにチャーターした支援船を訪れました。

グテーレス事務総長は、木曜、国連は冬が始まる前に、ウクライナからの穀物輸出を進展させるよう努力すると誓いました。冬になると、多くのアフリカ諸国の食糧供給は厳しくなります。


2件の交通事故で少なくとも32人死亡

8月20日、トルコ南東部で、偶然、2件の交通事故がつづいて起こり、少なくとも32人が死亡し、何十人もが負傷しました。

 Hurriyet

ガジアンテプで起こった最初の事故では、バスと救急車が衝突し、16人が死亡し、21人が負傷したと、地元メディアは報じました。ダウト・ギュル知事は、「事故は県都ガジアンテップとニジプの間の道路上で起こった。バスが救急車と衝突した」と語りました。

DHAニュースによると、バスが救急車と、消防車と、ジャーナリストを乗せた車に衝突したそうです。「消防士3人、救急ワーカー2人、ジャーナリスト2人が死亡した」と、ガジアンテップ知事は言いました。DHAニュースの寫眞には、破壊された車と、散乱した金属片が見られます。

その200キロ東のマルディン県デリクで起こった第2の事故では、トラックが歩行者に突っ込み、16人が死亡したと、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。「ブレーキがきかなくなったトラックが、群衆に突っ込んだ」と、保健相はツイッターで言っています。負傷した29人のうち、8人は重傷だそうです。

メディアの映像には、トラックをコントロールできなくなったドライバーと、近くの車に近寄っていくトラック、逃げまどう歩行者の姿が見られます。トルコ南東部で,大交通事故が2件つづいて起こったことは衝撃的です。


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