トルコのトピックス

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ボスフォラス海峡でコンテナ船が漁船に衝突。2人死亡

2021年06月18日 | 国内
6月18日 イスタンブルのボスフォラス海峡で、6月17日、コンテナ船が漁船に衝突し、漁船の2人が死亡しました。

 Hurriyet

トルコの沿岸治安総局は、コンテナ船「AS ROSAILA」が、イスタンブルのヤウズ・スルタン・セリム橋の下で、船長7メートルの漁船に衝突し、漁船は沈没したと発表しました。レスキュウ隊が、トルコ国籍者1人の遺体を発見し、漁船に乗っていた負傷者2人を救助しましたが、1人は、その後亡くなったと、沿岸治安総局が言いました。

ウエブサイト「海上交通」によると、ポルトガル国旗を掲げた、船長180メートルのコンテナ船「AS ROSALIA」は、ルーマニアのコスタンタに向かっていました。 


トルコとEUがEUサミットの前に会談

トルコとEUの外交トップが、6月24日25日に開かれる欧州理事会の会議の前の18日、トルコとEUの関係について話し合いました。

Hurriyet
EUのボレル外務・安全保障上級代表(左)とトルコのチャウシュオール外相


トルコのチャウシュオール外相の開会スピーチで始まった「アンタリヤ外交フォーラム」のサイドラインで、チュウシュオール外相と、EUのジョセップ・ボレル外務・安全保障上級代表が、トルコ=EUの関係について話し合いました。

「われわれはトルコ=EUの関係、とくに関税同盟の近代化や、移民、ビザの自由化について、EUのジョセップ・ボレル上級代表と話し合った。彼はアンタリヤ外交フォーラムのためにトルコに来た」と、チャウシュオール外相はツイッターに書きました。共同声明はありませんでした。

ボレル上級代表は6月17日、「南東欧協力プロセス」のサミットに出席し、その後、「アンタリヤ外交フォーラム」に参加しました。2人は近くブリュッセルで行われるEU理事会会議のトルコ関連の議題の詳細を話し合いました。トルコは関税同盟の近代化の正式認可を期待しています。

EU理事会は3月下旬、トルコとの話し合いを始めるのに必要な指示を欧州委員会に出すだろうとほのめかしています。エルドアン大統領はSEECP(南東欧協力プロセス)の会議の開会スピーチで、トルコのEUへの期待をくり返し語りました。

「EUは、トルコを正式メンバーにせずに、世界の力の中心になろうという目標を達成することはできない。われわれはEU加盟のための半世紀の闘争を終わりにしたい」と、エルドアン大統領は力説しました。「EUはその戦略的盲目からめざめ、積極的な議題によって、トルコとの関係を改善するべきだ」


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ワクチン接種年齢がさらに引き下げられた

2021年06月18日 | 国内
6月17日 トルコ当局がワクチン接種年齢を35歳まで下げたため、ワクチン接種プログラムはさらに弾みがつきました。

 Hurriyet

全国の病院やクリニックの接種会場の前には、いまも長い行列が見られ、人々のワクチン接種への要求はますます強くなっています。6月16日には、142万回という記録的な回数の接種が行われましたが、これも一般の人々のワクチンへの関心の高まりを示すものです。

トルコでは、1月14日にワクチン接種プログラムが始まってから、3800万回のワクチン接種が行われ、2回接種を受けた人の数は1400万人以上になりました。1回目の接種を終えた人は2400万人になりました。

「私たちは今日に至った道程を忘れてはなりません。昨日を忘れたら、明日を築くことはできません」と、ファフレッティン・コジャ保健相は言い、すべての人ができるだけ早く接種を受けるよう促しました。

コロナ感染者数は、4月には記録的に増加し、政府は5月17日までロックダウンせざるを得なくなりました。その後、パンデミックの見通しが改善されてきたので、政府は6月1日から、多くのコロナ規制を緩和しました。現在、1日の感染数は6000くらいで停滞しています。

「感染者数、重症患者数、死者数は徐々に減少してきました。しかし、まだ80,000人のコロナ患者がいます。これに目をつぶってはいけません」とコジャ保健相は警告し、人々にルールと対策を守るよう言いました。


3300立方メートルの粘質物が海から除去された

清掃チームがこの8日間で、マルマラ海から、3288立方メートルの粘質物を収集したと、6月16日、ムラト・クルム環境・都市化相が言いました。

 Hurriyet

粘質物除去のためにこれまで行った作業について、クルム環境相がツイッターで、清掃作戦は193ヵ所で行われたと言いました。「収集された粘質物は廃棄されました。ヤロヴァ県、イスタンブル県、バルケシル県は、ほとんどの粘質物は取り除かれました」

6月15日までに3219回の検査が行われ、環境省は必要な条件を満たしていなかった企業に、1149万リラの罰金を科しました。

粘質物は植物プランクトンと言われ微小な藻の繁殖したもので、地球温暖化による海水温の上昇、水のよどみ、汚染などが原因と考えられます。6月6日、トルコ当局は、マルマラ海の一部を蔽う粘質物を清掃するための作業プランを22か所で行うと発表しました。

Hurriyet

粘質物はムダンヤ、ゲムリク湾、ゲブゼとその周辺、イスタンブルのアジア側の海岸地域、「皇子の島々」の周辺のほとんどを蔽ていました。


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