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「若い労働者の4割は社会保障がない」という調査結果

2018年02月23日 | 国内
2月24日 最近の調査によると、15歳から24歳の若い労働者の10人に4人、全労働者では、18%が社会保障が適用されていないということです。

 Hurriyet

この調査は、革新商業組合連合DISK-AKの要請で、イプソス調査会社が、15歳以上の2000人の労働者を対象に行ったものです。15歳から19歳の若い労働者の43%、20歳から24歳の労働者のほぼ34%が、社会保障を適用されていません。調査によると、全労働者の18%は保険に加盟しておらず、女性の場合は21%が無保険です。

また、労働者の17%は、月収1000トルコリラ(約2万8276円)以下ですが、これは国が定めている最低賃金1603リラ以下になります。調査はまた、男性と女性の大きな賃金差も明らかにしています。男性労働者の平均月給は1973リラですが、女性の平均は1812リラです。

全労働者の54%は、収入の範囲で暮らすのが大変だと言い、社会保障のない労働者も同様のことを言っています。労働組合のメンバーの場合は、収入の範囲で暮らすのが大変と言った人は19%に過ぎませんでした。

労働組合員は驚くほど少ない
しかし、労働者の87%が労働組合員ではなく、60%以上が組合員になりたくないと言いました。労働者中の労働組合員率は、西部では18.2%ですが、南東部ではわずか1.9%です。

労働者の30%以上が時間外労働をしています。労働時間はOECD(経済協力機構)の平均よりずっと長く、調査対象者の8%が、毎日、残業をしていると言いました。


「トルコ・キプロスにも天然資源掘削権がある」トルコ・キプロス首相

北キプロス・トルコ共和国(TRNC)のトゥファン・エルヒュルマン首相が、金曜、ギリシャ・キプロスの一方的な天然ガス掘削を不当とし、「トルコ・キプロス国民の意志を無視して、キプロス島周辺の天然ガスの掘削を行うのは公正ではない」と言いました。(2月22日の頁参照)

 Hurriyet
「島周辺の天然資源は南北双方のものだ」トルコ・キプロスのエルヒュルマン首相


エルヒュルマン首相は、トルコ・キプロスにも、この地域の天然資源について発言し管理する権利があると力説しました。イタリアの掘削船が地中海でガス探査を行おうとしたことに関して、トルコ・キプロスとギリシャ・キプロスの間で論争が起こっている中で、首相のこの発言がありました。イタリアの掘削船は問題の水域に着く前に、トルコ海軍によってブロックされました。

エルヒュルマン首相は、キプロスの両サイドで、この問題に関して委員会をつくるのが正しいアプローチだと言っています。「わが国は、当然、この問題の処理をトルコとともにつづける」と首相は言い、クドレット・オゼルサイ外相がこの問題処理を担当すると言いました。

イタリアのエネルギー会社ENIの掘削船は、2月24日、地中海を去って行ったと、ギリシャ・キプロス当局が言いました。ギリシャ・キプロスのニコス・クリストドウリデス報道官はRIKラジオに、掘削船はギリシャ・キプロスの港リマソルに帰ったと言いました。

トルコ・キプロス当局は、地中海の天然ガスに関して、ギリシャ側の一方的な探査活動は許さないと言っています。


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