トルコのトピックス

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エルドアン大統領がクーデター犠牲者の記念碑の落成式を行った

2017年07月16日 | 国内
7月17日 エルドアン大統領が7月16日朝、アンカラで、昨年の未遂クーデターに反対して殺された250人の人々を顕彰する記念碑の落成式を行いました。

 Hurriyet

記念碑は、4本の円柱の上に立った人々が、月と三日月を掲げている姿を描いたもので、大統領宮殿の前に建てられました。エルドアン大統領は、16日の夜明け、宮殿内の「ベシクタシュ・ミレト(国民)・モスク」で朝の礼拝をすませた後、殉教者記念碑の序幕を行いました。

「わが国、国民、自由、未来に銃を向けた裏切り者たちは、ふたたび日の目を見ることはないだろう」と、大統領は、式典に集まった何千人の前で演説し、クーデターの首謀者として告発されているフェトフラー・テロリスト組織(FETO)のメンバーたちに言及しました。

「殉教者たちは埋葬されても、私たちの心の中に生きている。クーデターの共謀者たちは刑務所の塀の中で、苦悩しながら、毎日新たな死を迎えるだろう」と大統領は言いました。大統領府の発表によると、「7月15日殉教者の碑」は、高さ31.4メートル、大統領宮殿前の2500平米のエリアに建てられました。


新緊急令で7000人余の警官、軍人、公務員が解雇された

 14日、官報で発表された新しい緊急事態令で、7000人以上が解雇されました。

 Hurriyet
南部ムーラ県で、ギュレン関係容疑で拘束された人々が、警察に連行される


新法令によって、7395人の公務員が解雇され、312人が復職しました。2016年7月15日の未遂クーデター後、緊急事態令が出され、在米説教師フェトフラー・ギュレンの信奉者による組織との関連容疑で、何千人もが解雇または停職になりました。ギュレンの信奉者たちは、未遂クーデターの背後にいたと、ひろく信じられています。

新しい法令によって解雇された人々は、国家の治安に反する行動をしているテロ組織または集団と関係があったということです。解雇者数が最も多かったのは警察で、2303人。法務省は418人が解雇され、外務省は45人、教育省は102人、保健省は789人、宗教庁(ディヤネト)は546人、内務省は1486人、海軍と空軍は546人が解雇されました。ヒュセイン・アヴニ・ムトゥル前イスタンブル知事も、この法令で解雇されました。


モスルの地下トンネル内で捕まったIS容疑者の中にトルコ女性も

解放されたモスルの旧市街の地下トンネル内で、イラクの対テロ部隊が、3人のトルコ人女性を含む20人のイスラム国(ISIL)戦闘員容疑者を掴まえたと、ドーアンニュースが、16日、報じました。

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このニュースはスエーデンのメディアの報道によると、ドーアンニュースは言っています。イラク対テロ部隊は、IS容疑者を捕えたとき、自爆ベストや武器も見つけたそうです。

20人の容疑者は、ドイツ人5人、ロシア人3人、チェチェン人1人、トルコ人3人、カナダ人2人で、あとの6人はリビヤとシリアの出身だと、スエーデンのメディアは報じています。


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クーデター1周年記念の集会に何千何万の人々が集まった

2017年07月16日 | 国内
7月16日 2016年7月15日のクーデター1周年を記念して、何千何万の人々が「7月15日殉教者橋」に集まりました。

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ボスフォラス橋と呼ばれていた「7月15日殉教者橋」は、、昨年のクーデターのとき、クーデター共謀者たちによって封鎖され、34人が殺害されました。

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イスタンブルのヨーロッパ側のイエニカプから、大勢の人々がフェリーに乗り、アジア側のベイレルベイに到着し、橋の上で行われた「7月15日民主主義と国家統一の日」のイベントに参加しました。

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エルドアン大統領は、クスクルの住居へ向かう前に、ヘリコプターから橋の周辺を視察しました。大統領のアンカラからイスタンブルへのフライトには、F16ジェット機が警備のため伴走しました。

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未遂クーデターで殺された250人を記念して、集会場の周囲には250個のライトが灯されました。橋の周辺は厳重な警備対策がとられ、多くの人々は、ベイレルベイ、チェンゲルキョイ、アルトゥニザーデ、クスクルから行進を始めました。

橋への行進は正式には午後6時半に始まり、集会は8時に始まるはずでしたが、集会場は何時間も前から人々で溢れていました。

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縄を手にして、「われわれは死刑を望む」と叫んでいる人たちもいました。


NATO事務総長がクーデターに対し立ち上がったトルコ人を賞賛

NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、2016年7月15日の未遂クーデターに対して“立ち上がった”トルコの人々を賞賛しました。クーデターは在米説教師フェトフラー・ギュレンの信奉者たちが組織したと、ひろく信じられています。

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NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長


「民主主義と法のルールは、NATO同盟国も同様に尊重している。トルコのクーデター1周年に際し、わが同盟国において民主主義を傷つける行為は受け入れられないという私の強いメッセージをくり返したい」と、ストルテンベルグ事務総長は、未遂クーデター1周年を記念するメッセージで言いました。

「クーデターの直後に、私はこれを強く非難し、われわれの貴重な同盟国であるトルコとNATOの連帯を表明した。私はまた、クーデターの後、アンカラを訪れ、クーデター共謀者の爆撃によって国会の建物がダメージを受けているのを見た。そのときのショックはいまも忘れられない」と事務総長は言いました。

「この機会に、私はふたたび、クーデターによって命を落とした人々の記憶に敬意を表し、選ばれた政府と民主制度を守るために、この憎むべき行為に対して立ち上がったトルコの人々に賛辞を贈りたい」と、ストルテンベルグ事務総長は付言しました。


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