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10歳のトルコ人少女が国連総会でスピーチした

2017年02月13日 | 国際
2月13日 10日、「科学における女性と少女の国際デー」の行事として、10歳のトルコ人少女が国連総会でショート・スピーチをしました。

 Hurriyet

タリヤ・オズデミルさんは、科学に携わる女性と少女の記念日のために、国連総会で、「性と科学と持続的発展:メディアの影響」と題した、5分間のスピーチを行いました。この会合には世界の国々からの参加者と、NGOの代表も出席しました。

オズデミルさんは「科学における女性と少女」という、会合の最初のセッションで、トルコでは、医療、科学技術、科学の分野で女性が果たしている役割は大きいと、誇らかに語りました。彼女はまた、メディアに、科学分野や難民問題での女性たちの活躍をもっと報道して欲しいと要請しました。

「科学における女性と少女の国際デー」は、イラクの前の王ファイサル1世の孫娘ニスリーン・エルハシミテ博士が学長を務める「科学国際トラスト・ロイヤル・アカデミー」の後援と国連の協力で、2年前から開催されています。


アンカラは警備対策として110か所にXレイを設置する

アンカラではテロ攻撃への安全対策の一環として、少なくとも110か所にXレイを設置することになったと、ハベルテュルクが報じました。アンカラ全市の警備対策が一新されます。

 Hurriyet

当局は新しい警備対策を“目に見える安全管理”と呼び、要注意スポット、とくにショッピングモールの入口には、Xレイを設置するよう命じました。治安部隊が治安上問題ありと判断した場合は、2000リラ以上の罰金が科せられます。

憲兵隊と治安部隊がアンカラ市の入口で、24時間、安全チェックを行います。また、警察力を示すことで、テロ攻撃を思いとどまらせるために、制服警官の数を増やします。治安部隊はまた、市内の地下鉄駅の入口に、Xレイを設置して、安全対策を強化します。

2015~2016年、イスラム国(IS)とクルド労働者党(PKK)がトルコ国内で行った爆弾テロで、少なくとも275人がなくなり、何千人もが負傷しています。2015年10月、アンカラの平和行進で、ISが行った自爆テロは、トルコ史上、最も悲惨なものでした。少なくとも101人がなくなり、500人以上が負傷しました。


ナイトクラブ襲撃犯が、証言中、自分は死刑になるか尋ねた

イスタンブルのナイトクラブ「レイナ」を襲撃したイスラム国(IS)の戦闘員が、証言中に、自分は死刑になるのか尋ねたそうです。

 Hurriyet

39人を殺害し、65人を負傷させたウズベキスタン出身のアブドゥルカディル・マシャリポフは、「死刑になったら満足だ」と言ったと、サバー紙が2月13日、報じました。証言中、マシャリポフは、自分はISのメンバーだが、レイナ襲撃前にはISの攻撃に参加していないと言いました。

「私はキリスト教徒が世界中で行っていることに報復するために、キリスト教徒を攻撃したかった。私の目的はキリスト教徒を殺すことだった。シリアにいるアブー・ジハドは“タクシムを攻撃しろ。キリスト教徒はタクシムに集まっている”と言った」と、マシャリポフは言いました。「だが、タクシムは警戒が厳重で攻撃できなかった」

「そこらじゅうに警官がいた。私はアブー・ジハドに電話して、タクシム攻撃はむりだと言った。私はレイナを調べに行った。アブー・ジハドはレイナの住所と写真を送ってきた。私は彼と連絡を取り合っていたが、彼と会ったことはない。私はレイナの前に行った。警官も警備員もいなかった」と、マシャリポフは言いました。

彼は、自分は攻撃後、捕えられないために、自殺するつもりだったと言いました。「弾丸を撃ち尽くした後、私は2個の手榴弾を投げ、自殺するために、最後の1個を自分の顔のそばで爆発させたが、死ななかった。私は死ななかったが、レイナに入るときは、死ぬつもりだった」と彼は言い、自分のしたことを後悔していないとと言いました。「私は復讐した」

1月16日、マシャリポフはエセンユルトで拘束され、2月11日逮捕されましたが、攻撃前、彼は“フェアウエル・ビデオ”を撮っていたそうです。12月27日に撮られたビデオで、彼は自爆テロを行うと言っています。そのビデオでマシャリポフは、自分の息子に、自分と同じように自爆者になれと勧めています。当局は、このビデオは彼の妻のザリーナ・ヌルライエヴェが撮ったのかどうかを調べています。

・・・「キリスト教徒を殺すのが目的だった」と言うマシャリポフが殺した人たちは、ほとんどキリスト教徒ではありません。それで「後悔していない」と言うのはヘンですね。
 

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コメント
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