トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコとギリシャの外相がキプロス会談の再開を喜び合った

2015年05月13日 | 国際
5月12日 解決派のムスタファ・アクンジュ氏が新しいトルコ・キプロス共和国大統領に選ばれましたが、トルコとギリシャの外相が、キプロス再統合会談がまもなく始まることに希望を表明し、交渉再開の決定を歓迎しました。

 Hurriyet
トルコのチャヴシュオール外相(右)とギリシャのコツィアス外相


「交渉の再開が重要な発展になります。トルコはキプロス問題を解決しようという意志を持っています。ギリシャ・キプロスとギリシャが同じ意志を持っているなら、今年、永続的解決に至るだろうと、私は思っています」と、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相は、5月12日、ギリシャのニコス・コツィアス外相とのアンカラでの共同記者会見で言いました。

チャヴシュオール外相はまた、「この機会を逃さないようにしましょう」と言い、より頻繁かつ綿密な交渉を呼びかけました。訪土中のギリシャ外相も、現在の状況はキプロス問題の永続的解決のための新たなチャンスにつながると言いました。

「キプロスは独立国であるべきです。キプロスはすべての国と良い関係を持つ国、保証国を必要としない国であるべきです」とコツィアス外相は言いました。他国から解決を強いられたり、圧力をかけられたくないと、コツィアス外相は言い、新たに選ばれたトルコ・キプロスの大統領を賞賛しました。「アクンジュ氏はキプロスの魂を持った人物です。キプロス問題の解決は、中東の多くの問題を改善する一助になるでしょう」

5月11日、分断されたキプロスのリーダーたちが5月15日に平和会談を再開することで合意したと、国連は言い、ヨーロッパの最も長く凍りついていた紛争がおさまる新たな希望を表明しました。


シノップの建設現場で古代ネクロポリス(共同墓地)発見

 北部シノップ県のゲリンジク地区で、カルチャー・センターの建設現場で古代共同墓地の痕跡が出土しました。建設は中止され、「文化遺産・博物館管理局」の許可の下に、発掘作業が始まりました。

 Hurriyet

シノップ博物館のヒュセイン・ヴラル館長は、共同墓地の東の境界沿いで、BC4世紀の遺物が多数見つかったと言っています。「出土品の中には、墓やアムフォラ(両取っ手つきの壺)の他、さまざまな種類のギリシャの陶磁器や香水瓶、コインのような副葬品もあります。また、墓地の西のエリアでは、ユダヤ人の信仰に関わる遺物も出土しています。発掘作業は進行中です」と館長は言っています。

シノップ県のヤセミン・オザタ・チェティンカヤ知事は、「シノップの建設現場では、よくこんなことがあります。この都市はまさに歴史ある土地にあるのです」と言いました。

「6000年間地中に眠っていた貴重な品々が、いま人々の目に触れようとしているのです。わくわくします。発掘が終わったら、出土品は他の場所に移して、カルチャーセンターの建設を再開します。出土品は博物館に展示されるでしょう」


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする