トルコのトピックス

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ボドゥルムの古いモスクで1200年前のコーラン発見

2013年09月16日 | 国内
9月17日 歴史的な手書きのコーランがボドゥルムの古いモスクで発見されました。テペジク・モスクのイマーム、ユクセル・クルンチャルスランさんはイマームの部屋で1200年前のコーランを見つけ、当局に届け出ました。

 Hurriyet

ネイゼン・テヴフィク通りにあるこのモスクは1737年以来、地元の人々の祈りの場でした。
発見された歴史的コーランは「ボドゥルム海底考古学博物館」に預けられましたが、修繕作業の後、イズミルの写本博物館に収められることになりました。

クルンチャルスランさんによると、コーランは布切れに包まれていたそうです。
「私たちは最初、ふつうのコーランだと思って重要視しませんでしたが、私はこれが手書きであることと、1200年前の日付が記されていることに気づきました。
アンカラに行って当局に届けたところ、しかるべき施設に渡すよう指示されました」とクルンチャルスランさんは言っています。

・・・1200年昔って、ほんと? イスラムが起きて200年たっていない時ですよね。その頃、このボリュームを写経した人がいたってこともスゴイですね。


   ビーチで犬を泳がせた飼い主に罰金が科せられた

愛犬のスコッチ・テリアをビーチで泳がせて110リラの罰金を科せられた犬の飼い主が、ムーラ県ギュンドアン町が決めた罰金に対する不満を地裁に訴えました。
ビジネスウーマンのヒュリエット・オズチェリキさんは先月、ギュンドアン・ビーチで愛犬ロメオといっしょに泳ぎました。

 Hurriyet
写真はスペイン南部の海で犬を海にジャンプさせる人


トルコの最も人気のあるリゾートのひとつボドゥルムのギュンドアン・ビーチは公共に開放されています。
ギュンドアン町の審議会は8月29日、「犬を海に入れることによって人々の遊泳を妨害した」として、彼女に罰金110リラ(約40ユーロ)を科しました。

「トルコ女性実業家協会」のメンバーであるオズチェリキさん(52)は、将来、同様のケースが起こらないようにと、罰金の取り消しを求めているそうです。

・・・日本ではどうなんですか? 小さい子もいる公共ビーチで、犬を海に入れるのはよくないと、私は思いますけど。


トルコ国境近くでシリアのヘリが墜落

昨日、シリア軍のヘリ1機が、トルコ国境近くのシリア領内で墜落したと、ドーアンニュースが報告しました。
ヘリは空中で爆発し、爆発はトルコのハタイ県ヤイラダー地区からも見えたそうです。

ドーアンニュースによると、爆発の前、2人のパイロットが機内から脱出し、無事着地しましたが、反体制派に殺されたということです。

ハタイ県のジェラレッディン・レケシズ知事は、事件について知らせを受けたが、確認の必要があると言いました。詳細は調査中です。
墜落した機はヘリではなく軍用機だったと主張する目撃者もいます。


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エジプト経由のトルコの輸出は現在もつづいている

2013年09月16日 | 経済
9月16日 エジプトのクーデター後も、トルコの商品はエジプト経由で停滞することなく湾岸諸国へ送られています。
中東の外国貿易は過去20年間シリア経由でしたが、シリアの内戦によってルートが変わったのです。

 Hurriyet

トルコの輸出にとって、中東と湾岸諸国は、とくに経済危機がEU諸国を直撃して以後、最も重要な市場のひとつになっています。
エジプトのクーデターにもかかわらず、トルコの貨物トラックはエジプト経由で湾岸諸国に商品を運んでいると、トルコの雑誌「エコノミスト」は報じています。

追放されたモハメド・モルシ大統領の支配下でオープンした新しい貿易ルートを、7月のクーデターで登場したアブデル・ファッター・エル・シシ新大統領の支配下になっても、トルコの貨物トラックが走っています。

トルコ政府はクーデターを非として批判し、モリス前大統領の側に立っていますが、100億ドル達するトルコの湾岸諸国への輸出は停滞することなく、エジプト軍に守られてエジプト経由でつづいています。

・・・政治と経済は別物なんですね。貨物トラックのドライバーさんも、いいお金を稼いでいるんでしょう。


   ビュユックアダ(皇子たちの島)に新モスクのプロジェクト進行中

“皇子たちの島々”のムスタファ・ファルサクオール区長は、ビュユックアダにモスクを、ヘイベリアダにビルを建てるプロジェクトが進行中だと発表しました。
ビュユックアダ(いちばん大きい島)のモスク建設と、歴史あるヘイベリ島のサナトリウムの土地の「トルコ住宅開発局(T O K I )」への移行など、“皇子たちの島々”の新しい建設計画が始まろうとしています。

 Hurriyet
ヤッシ島の建設計画にバナーを掲げて抗議する人々


“皇子たちの島々”のムスタファ・ファルサクオール区長は、イスタンブールのカディル・トプバシュ市長から最初にモスク建設の話を聞いたのは2009年だとHurriyet 紙に語りました。

「建設の理由は島々を訪れる大勢のアラブ人ツーリストのためということですが、島々には必要なだけの祈りの場はあると、私は言いました。モスク建設が計画されている土地は島の中心です」と、ファルサクオール区長は言い、2005年に閉鎖されたヘイベリ島のサナトリウムはT O K I に委任するより病院にするべきだと付言しました。

最大野党・共和人民党(CHP)のイスタンブール選出議員ハルク・エイドーアン博士と、国会の「公共事業・地区制・運輸観光委員会」は、問題なのは政府の見解であって、モスクの建設ではないと、Hurriyet 紙に語りました。

「われわれはモスク・プロジェクトだけを問題にすべきではない。たとえば、政府はヤッシ島とシヴリ島にも都市計画を持ち込もうとしている。
政府は両島を観光に開放すると言っているが、この2島は自然観光の場だ」とエイドーアン博士は言いました。

「イスタンブールは人口1500万、GNPの40%を保持する都市です。“皇子たちの島々”はイスタンブールの一部です。なのに、島には病院がないのです。島々の保健サービス状態は東部の僻地よりひどい。
サナトリウムをなんとかしようというなら、絶対に病院にするべきです」と博士は言っています。


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