トルコのトピックス

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昨日につづいて「パレスチナよかったね」です

2012年12月01日 | 国際
12月1日 トルコは国連のパレスチナに対する採決に喝采を送っています。トルコのダウトオール外相はパレスチナは“いまや国家だ”と言いました。
パレスチナ格上げ反対のアメリカはこの票決はかなり意外だったようですが、トルコはパレスチナがいま、世界平和に貢献することを望むと言っています。

 Hurriyet
アッパス議長はダウトオール外相に駆け寄って抱擁したそうです


「イスラエルはなぜ支持されなかったかを考えるべきだ。パレスティナに対して行なった残虐行為がいま明らかになったということだ」とダウトオール外相は29日の投票後に語りました。
国連総会の193人のメンバーの中、138人がパレスチナ7を支持、41人が棄権、5カ国が不参加で、アメリカ、イスラエル、カナダを含む9か国が反対票を投じました。
パレスチナの「西岸」とガザ大通には何千というパレスチナの旗が揺れ、花火が打ち上げられ、人々は通りで祝賀のダンスです。

トルコ政権与党にはなんでも反対の最大野党CHP(共和人民党)も、国連の採決を歓迎し、この歴史的な動きが平和へのチャンスに役立つだろうと発言しました。「国連の採決はパレスチナの人々と、平和と正義の側にある人々にとって喜ばしく、大きな進展です。私はパレスチナの兄弟にお祝いを言います。トルコはつねにパレスチナの側にいます」と、CHPのクルチュダルオール党首は30日、声明を出しました。

新しい地位を得たパレスチナは、いま国連にも国際社会にも、「国際犯罪裁判所」にも国家としてアクセスできます。
パレスチナのリヤド・アルマリキ外相は採決後、「イスラエルが不法に居住地を建てつづけるなら、パレスチナは国際裁判所に訴えると言いました。
・・・イスラエル=パレスチナ、まだ目が話せません。がんばれ、パレスチナ!


口ひげ植毛手術が中東で流行中だって
ここ2,3年、中東では、ムスタッシュ(鼻下の口ひげ)の植毛手術を受ける男性が増えているんですって。口ひげは男らしく、思慮深く見せるというのです。

へええ、私が初めてトルコを訪れた30年前は、口ひげ男がぞろぞろいたけど、いま、口ひげ男はすっかり減ったから、親父っぽい口ひげはもう流行遅れなのかと思っていましたわ。中東ではまだ、口ひげを男らしさのシンボルと思っている人が多いんですね。

 Hurriyet
口髭がトレードマークの人気歌手イブラヒム・タトゥルセス


トルコの形成外科医セラハッティン・トゥルナイさんによると、ここ2,3年、口ひげ植毛手術は増えていて、平均1ヶ月に50~60人手がけているそうです。

手術は患者の体の毛の濃い部分から毛を取って鼻下に植毛するのだそうです。
患者は「だれそれのように」と有名人の名を言う人が多いそうですが、いちばん人気はやはりトルコの有名歌手、イブラヒム・タトゥルセス。
どうやら中東の余裕のある男性たちが、トルコ旅行のついでに、男っぷりもあげて帰ろうかということのようです。

アラブの春だの内戦だの、動乱の中東って感じですが、男前のために時間とお金をかける、のんきな親父たちも大勢いるんですね。中東広いですから。  


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パレスチナの皆さん、とりあえずおめでとう

2012年12月01日 | 国際
11月30日 昨日、国連総会でパレスチナを「オブザーバー国家」にするという決議案が圧倒的多数で採択されたことは日本のメディアでも大きく報じられましたね。
イスラエルとアメリカは予想どおりNO票でした。

 Sabah
左から潘基文事務総長、ダウトオール外相、アッパス議長


トルコの新聞に、パレスチナのアッパス議長を抱擁して祝福するトルコのダウトオール外相の写真が出ていましたので、ちょっとおめにかけます。
潘基文事務総長のなにか言いたそうな顔もおもしろいですね。


 トルコ・キプロスは経済力でギリシア・キプロスをしのいだ

お里が破産しちゃったギリシア・キプロスも辛いところですが、お里が元気なトルコ・キプロスは、国際的には孤立させられていますが、お里の援助でどんどん元気です。

「トルコ・キプロスはトルコ共和国の情報技術の進歩をすべて享受できるようになります」と、トルコのビナリ・ユルドゥルム運輸・海事・情報相は、昨日、ITフォーラムの開会式で宣言しました。
「北キプロスに暮らす人々を貧困のままにしておくことはありません。トルコ・キプロスは国際的通商が禁止されているにもかかわらず、経済的にはすでにギリシア・キプロスをしのいでいます」

Wikipedia
北キプロスのギルネの古城も観光資源のひとつ


11月10日、北キプロスのギルネ(キレニア)で、アナトリアから北キプロスへの第2海底光ファイバー・ネットワーク・ケーブルの開通式が行なわれました。

トルコ・キプロスのスナット・アトゥン経済エネルギー相も、トルコの北キプロスへの貢献を喜んでいます。
「南キプロスは島の統合に関する交渉をデッドロックに持ち込んだが、わが国は母国トルコの力強い歩みのおかげで、世界的経済危機の影響も受けなかった」とアトゥン経済相は言っています。
「わが国を訪れるツーリストの数も初めて100万人に達しました」

・・・国連大使の皆さん、パレスチナの次は北キプロスを認めたら? ちゃんと国家してますよ。


   
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