嶋津隆文オフィシャルブログ

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出版しました、「明治の日本人と地方自治」!

2010年05月28日 | Weblog

いよいよ出版に至りました。2年前から執筆していた地方制度史であり、どうしても書きあげたかったふるさと史です。タイトルは「明治の日本人と地方自治」。サブタイトルは「伊良湖岬村長物語」としました。出版社は公職研、販価1400円、ページ数240ページです。

愛知県渥美半島の伊良湖岬が舞台です。いうまでもなく私の故郷の物語となります。

時代は明治維新から終戦までで、登場人物は、伊良湖岬村(現在の田原市)の嶋津十文字ら幾人かの村長です。できるだけ実証的でありたいと、地元に古くから保管されていた文書と、何人もの古老たちからのヒアリングを基礎としました。

表紙の帯にはこう記されます。
「常に志を遠大に馳せて理想を失はず」
こう称えられた明治生まれの一人の村長の生涯を通じて、明治の日本人の地域に尽くす意気込みと苦悩の姿を追う力作。
明治維新から戦前に至る、わが国の地方自治制度の改革の歩みも、その功罪とともに検証される。

石原新太郎都知事からの添え書きも受け、帯に記しました。
「現代人は先人と歴史に学ばねばならない。地方自治は常に一つの挑戦である。― 石原慎太郎 」

それにしても今一度、表紙を見ていただきたいものです。浮世絵風のこの故郷の風景は、私の抱き続けていたふるさとへの懐かしさと愛着が込められているようです。こうした柔らかなイラストで装丁を作りあげてくれた友人の娘さんとオフィスJの女性編集者には大いに感謝するところです。

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