写真:映画『アーティスト』のラストシーン
連休のしょっぱなはのんびりすることが義務のような感じがして、気になっていた『アーティスト』を立川の映画館に観に出かけました。
まことに面白い、いい作品でしたねえ。
舞台は映画が無声からトーキーに移る1930年代。その時代の波に取り残された往年の大俳優と、その波に一挙に乗ってスターダムに登った女優とのラブストーリィです。
話の展開が実に明快。泣かせ笑わせハラハラさせ、終わりもハリウッド好みのハッピーエンド。そして音楽が何とも懐古的で場を盛り上げます。小犬の名演技もたまりません。
ちなみにこの名犬アギーは、その演技が絶賛されアカデミー賞を受賞したと聞きます。
しかし舞台が映画界であったせいでしょうか、深作欣二監督の『鎌田行進曲』とほとんど同質の観劇感をもったものです。リメークではないかと思えるほど、泣かせ笑わせハラハラさせられたものでした。何にせよ、ぜひご推奨する作品です。