嶋津隆文オフィシャルブログ

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東京の大雪、2.26事件、そして三島由紀夫

2012年02月29日 | Weblog

写真:「決起部隊の実質的司令部となった山王ホテル」

今朝(29日)の東京は大雪です。2月の都心の大雪と聞くと、昭和11年の2.26事件を想起せずにはおれません。青年将校たちが「昭和維新」を掲げ、政府要人らを殺害したこの大事件は、その後の日本を悲劇に導きました。決起が2月26日、その鎮圧が今日(29日)です。

2.26と聞くと、思いだす会話があります。10年ほど前のこと、石原慎太郎知事や横尾忠則さんら一緒にお酒を飲む機会がありました。その時、「憂国」の三島由紀夫の話しが話題となり、その折りに突然ある人が「彼と美輪明宏とはデキていたかどうか」と言いだしたのです。

すると横尾さんがこう続けました。「いや、それはないと思う。三島由紀夫はたしかにゲイではあったけれど、そのことを恥じてもいた。ただ美輪さんから、『あなたの背後には、2.26事件の某大尉の姿が見える』と言われ、そのことに三島さんは凄い衝撃を受け、それから美輪さんにのめり込んでいったようです」。

「しかしその後、美輪さんがさらに、『○○大尉も見える、○○中尉もいる』などと言い始め、そのことで三島さんはだんだん嫌気がさし、遠ざかるようになっていったのです」。

なかなか興味深いやりとりでした。真偽のほどは確かめるすべなどありませんが、しかし積もる2月の白い雪をみると、いやに強烈に思いだされる話しなのです。

そういえば青年将校たちが掲げたスローガンが「昭和維新」。いま大阪から全国を席巻しようとしているスローガンが「平成維新」。時代は間違いなく、閉塞状況下にあるのでしょう。


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浅田次郎のスケールの大きな話しは何とも爽快

2012年02月25日 | Weblog

写真:「幕末の三田の大名屋敷(ベアト)」

近所で開かれた浅田次郎の講演会に行ってきました。紅梅が一斉に咲き始めた立川の緑道を自転車で走り、春を感じる温かい風を浴びて向ったこともあって、気分よく会場に入りました。

講演のタイトルは「明治維新という革命」。家康の日比谷入江の埋立て工事から始まったこの人気作家の話は、土地バブルで東京人が離散した現代の事態にまで及び、300年の時空を超えての、何ともスケールの大きな展開でした。

例えばこうです。徳川幕府は江戸の土地の8割を所有し、それを各大名屋敷として貸与していた。この膨大な土地を自由に利用できるということで維新政府は東京遷都を決め、その結果、見事な近代都市を構築することに成功したのである。

或いはこうです。終戦後の日本人が占領米軍を受容したのはなぜか。それはペリーから始まる米国との親密で長い歴史があったからだ。幕末に最恵国待遇を与えて以降、留学生の数も米国が一番多い。モガモボの流行も欧州でなくハリウッドから来た。こうした風土があったからだといえる。

最後にこう結びます。明治維新を成功させたのは9割という識字率の高さである。津々浦々に寺子屋や藩校があり、そのことが人々をして太政官布告を自ら読ましめ、革命的な維新の改革を支えた。この日本人の素晴らしさを我々はもっと誇ってよい。昨今の我々は日本を見下げている気がする。

浅田次郎の気さくな話術もあって、気分よく聞き終え会場を後にしたものです。春がくれた、ちょっとした爽快気分のプレゼントでした。


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維新の会「大阪都構想から道州制へ」は実績で評価を

2012年02月20日 | Weblog

写真:「関西広域連合(平成22年12月発足)のHP」

大阪維新の会が次々と改革案を提示しています。わけても国政進出のための「船中八策」は、新機軸がズラッと並ぶだけになかなか新鮮です。その一つ、「統治機構を変える」として「大阪都構想から道州制へ」との主張に目が行きました。

道州制については、平成18年に地方制度調査会が区域割りの3案を発表するなど、それなりの検討が行われてきています。しかし「船中八策」は机上の論議でなく現実味を帯びています。国の骨格に及ぶテーマでもあります。ムードで決めてはいけません。

道州制のメリットは本当にあるのか。その点で注目すべきは、関西広域連合の動きです。橋下知事らが先般スタートさせたこの組織は、救急医療や防災等の府県域を越えた課題に取り組むもので、関西の7府県が連携しています。運営も含めこれがうまく機能しているのか、大いに目を向けるべきと思うのです。

私が敬服してやまなかった梅棹忠夫先生が、ある時こう言っておりました。NIRAでの関西圏の復興プロジェクトの場でのこと、「関西を一つにだって? ホホホ、関西というのは昔から一つ一つですよ」。大阪、京都、神戸さらに奈良という歴史的にも文化的にも異なる、個性ある地域の統合の困難性を強く案じていたのです。

可能な限り好意的に見ていきたいと思う橋下改革です。しかし国家の骨格が、大量の小泉チルドレン、小沢ガールズを生んだような、衆愚の劇場型選挙で決められるとしたら危険です。平成の市町村合併の功罪の検証も含め、道州制といった国家の仕組みの大改革には冷静な議論と評価が不可欠と言うものです。


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初音ミクがロンドン五輪で歌うとのニュース?

2012年02月13日 | Weblog

写真:バーチャルアイドル「初音ミク」

今朝のNHKテレビで、あの初音ミクがレディ・ガガを抜き、ロンドン五輪の開会式で歌う歌手のナンバーワンに選ばれるかも等といった楽しいニュースが流れていました。

初音ミク。ボーカロイドのバーチャルアイドル。ポップでキュートで、などと形容され、いまや絶大な人気を集めています。

実は彼女と私めの出逢いは古く、もう3年ほど前になりましょうか。そもそもは大正、昭和の軍歌を聞きたくて、パソコンで探していた時に知りました。あの童顔でミニスカートの初音ミクが、「麦と兵隊」「緑の地平線」「暁に祈る」などを歌って次々に登場するではありませんか。

その不思議な取り合わせに度肝を抜かれ、さらに耳慣れない機械音の声とメロディに強烈なインパクトを受けたのです。以来すっかり彼女にハマってしまい、深夜にYOU・TUBEで1時間も2時間も聴き入ることさえありました。

しかしどこか後ろめたさがあったことは否めません。何ともロリコン趣味的に思え、他人様にお話しするのは、ずーっと憚られていたのです(笑)。

しかしそのロリコン娘が、いまや世界の大スターになるというのです。ご同慶の至りです。この期に及んで言うのもいかがかと思いますが、私は恥ずかしながら初音ミクファンなのです。NHKニュースに触発され、ちょっと告白しておきましょう。


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ヒマラヤの霊峰を見たいと突然の衝動に駆られる

2012年02月08日 | Weblog

ヒマラヤ/アンナプルナ山群
写真:「ヒマ吉の散歩道」

65歳というもう一つの人生の折り返しの年となり、また義兄の死別に間近に添っていたこともあってか、突然にヒマラヤの霊峰を見たいと思い立ちました。一か月後に出発します。

世界最高峰の山々は、当然に神々に一番近い存在です。ネパールの首都カトマンズに入り、そこから真っ白な山頂の荘厳さを仰ぎ見る日が続きます。想像するだに心が躍るというものです。

これまでに世界各国の辺境の地を巡ったことは少なからずありました。30歳代でのアンデスの山奥、シベリアの森林地帯、シルクロードの火焔山、そして死海のほとり、40歳代でのケニアの大地溝帯、ガンジスの汚濁の流域。

それぞれに胸弾ませて現地に向かったものです。しかしいずれも若い頃の話しであり、そうした感動は今ではすっかり忘れ去ってしまっていたものでした。それがどうしたことでしょう、この歳で急遽、ヒマラヤに胸ときめくというのですから。

こうなったら、しばらくは日本での世俗めいた事ごとなど捉われず、ひたすら神々との清らかな会話に浸ると心する次第です。


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小型スポーツカーはホンダCR-Zが最高である

2012年02月03日 | Weblog

写真:「ホンダCR-Z(2010年日本・カー・オブ・ザ・イヤー受賞)」

昨日(2月2日)、トヨタが小型スポーツカーの86(ハチロク)の発売を発表しました。社長自らが真っ赤な新車に乗って披歴し、若者の車離れを食い止めようと語っていました。

決して若者とは言えない年齢ですが、私も近々自分専用のスポーツタイプの車を買おうと考えていただけに、ちょっとこの車のPRには目が行きました。

しかし私の決意が揺らぐことはありません。乗ろうと決めているのはホンダのCR-Z。写真を見ていただきたいものです。何と言ってもその流れるような形に惚れぼれするではありませんか。86と比べても明らかに都会的です。

特に斜め後ろから見れば、その形は日本美人の艶やかな「うなじ」を彷彿とさせます。色が淡いパールカラーであれば最高と言うものです。もちろんハイブリッドのエコ車です。

60代にもCR-Zが似合うんだ。そう叫びながら、もうじき開通する第2東名を富士山を見ながら走る自分の姿を想像し、一人ほくそ笑んでいる昨今なのです。


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