7月4日の夜、ヤクルト戦を観ていると携帯電話が鳴りました。知らない番号です。いぶかしんでソッと電話を取ると、「あの、橋本五郎ですが…」というテレビで聞きなれた声。「ハガキ届きました。有難うございました」というのです。
実は読売新聞が連載する「五郎ワールド」7月1日号に、「自慢高慢バカのうち」というエッセイに載っており、その軽妙洒脱な内容に思わず、ファンレターを送ったのです。素材は巨人-ヤクルト戦でノーバウンドで投げた始球式の「自慢話」。
「おや?っと何気なく読み始め、やがて大声で笑ってしまい、しかし読みえ終えて思わず涙してしまいました。素晴らしいエッセイを有難うございました」。
こう書いた私のハガキに五郎さんは素直に喜んでくれたでしょう、話は大いに弾みました。「いや実は、私の投げている写真をコラージュにしたかったのです。でも残念にもダメだったんですよ(笑)」と内輪話まで披露。
読売の大編集委員が、届けられた小さなハガキに直接にお礼電話を入れてくる。その気配りに、エッセイの爽やかさが更に増幅され、一日中、気持ちのいい時間を過ごしたというものです。
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