Yuhiの読書日記+α

TB、コメント大歓迎です♪
但し、記事内容と関係ないものは削除させて頂く場合もありますので、
ご了承下さいませ。

ヒトラーの贋札

2011年06月05日 23時37分24秒 | 映画(は行)
国家による史上最大の贋札(がんさつ)事件と言われる、“ベルンハルト作戦”を題材にしたヒューマンドラマ。監督はステファン・ルツォヴィツキー、キャストはカール・マルコヴィクス、アウグスト・ディール、デーヴィト・シュトリーゾフ他。

<あらすじ>
1936年のドイツ、ベルリン。パスポートや紙幣など、あらゆる偽造を行うプロの贋作(がんさく)師サリー(カール・マルコヴィックス)。犯罪捜査局の捜査官ヘルツォーク(デーヴィト・シュトリーゾフ)に捕らえられた彼は、マウトハウゼン強制収容所に送られる。そこは犯罪者の送られる刑務所ではなく、ユダヤ人を対象にした収容所だった。(シネマトゥデイ)


アカデミー賞の外国語映画賞を取ったことで有名になりましたが、タイトルだけを聞いてもかなり興味をそそられる映画で、ずっと見てみたいなと思っていました。

ヒトラーを題材にした映画はたくさんありますが、その中でも一風変わった作品ではないでしょうか。
贋札を作って敵の経済に打撃を与えるなんて作戦を本当に練っていたなんて全然知らなかったので、この映画が実話を基にしていると後で知って、本当に驚きました。

贋札を作るのを拒否したいけど、そうでなければ殺されるという恐怖。贋札作りに加わっている他の仲間との意見の相違、葛藤など、意外とハラハラ・ドキドキする部分もあって、最後まで飽きることなく見ることができました。

しかし、最後までよく分からなかったことが1つ。サリーは贋札をどうやって手に入れたのか?ヘルツォークから奪って、どこかに隠していたのかな?でも、収容所を出るときは、そんなものを持っているフシはなかったのですが・・・。
もしかすると、ヘルツォークが隠した場所を聞き出したのかな?それだったら、まだ分かる気がしますけど、結局ちゃんとした回答は描かれてなかった気がします。そこがちょっと残念。

贋札を作る過程は、とても興味深かったです。今のようにコピー技術なんてないので、職人さんの個人技で試行錯誤しながら作っていくところは、もっともっと詳しく描写して欲しかったくらいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿