Yuhiの読書日記+α

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西の善き魔女(3)(4)(5)

2006年05月30日 23時38分40秒 | 小説
荻原規子「西の善き魔女3 薔薇の名前」「西の善き魔女4 世界のかなたの森」「西の善き魔女5 闇の左手」

3巻では、いよいよ主人公フィリエルが王宮に上がります。女王候補をめぐって、様々な争いが繰り広げられるかと思いきや(実はそれを期待してたんですが)、案外それほどでもなかったですねー。
女王候補同士も、まださほど対立をあらわにしてないし。
フィリエルは、多少、危ない目にあったりもしましたが、この巻では、女王の謎をちらつかせておくというのが主たる目的だったのかな。

4巻に入ると、今度はいきなり竜退治 どうもこのお話は、全てが唐突に場面転換するんですよねー。
確かにそれ以前の話の中にも竜のことは、チラッと出てきてましたが、優雅に舞踏会なんてしているのと、竜退治っていうのが、あまりにも結びつかなくて、ビックリしました

そして5巻はいよいよ女王登場
女王候補対決もいよいよ決着します。また女王制の謎やなんとなく違和感のあったこの世界観も明らかになります。
正直に言って、私はかなりぶっ飛びました

本編を最後まで読んでみて、これほど最初に想像していたことと、違った展開になった小説は少ないかも・・・・。すごく困惑する話でした。
もっとも、だからと言って、決して面白くない訳ではなく、次々と予想と違う展開になるので、気になって途中でやめられないんですよね。

しかも、ちゃんとロマンスもありますしね
ちなみに私は、フィリエルよりもアデイルが本編後どうなるのか、すごく知りたいです。フィリエルって、一人で放っておいても、逞しく生きていけると思うし、自分に素直な性格なので、恋愛もきっとうまくいくと思うんです。
でもアデイルのような性格だと、素直に自分をさらけ出せないんじゃないかなー。
そこが不憫でならないのです。しかも相手が相手だし
外伝にはその辺り、出てくるんでしょうか

ええーと、ちなみに私はユーシス派です。どっちかというと屈折した性格の人の方が好きなことが多いのですが、今回は単純・明快なこの方に軍配が
単純バカって感じだけど、ある意味、ここまで突き抜けられる凄さを感じてしまいました

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テイキング・ライブス

2006年05月29日 20時46分34秒 | 映画(た行)
アンジェリーナ・ジョリー主演のサイコ・サスペンス。イーサン・ホークやキーファー・サザーランドも登場します。

アンジーは、クールで知的な美人FBI捜査官という役どころなのですが、彼女は確かにこういう役柄は合ってますね~
細いのに、鍛え上げられた体を見ると、こういう役柄はピッタリかなと思います。
(そういえば、妊婦の格好もしてましたが、ちょうど出産したという記事を見た直後だったので、偶然に驚きました)

話は、最初の方はドキドキする部分もあるのですが、途中で犯人が予想できちゃうのが難点。
あまりミステリー・サスペンス物を見ない方だったら大丈夫かもしれませんが、もうちょっと分からないようにしてもらいたかったなと
最後まで、ハラハラ・ドキドキな展開を期待していたので、肩透かしをくった気がしました。

それと、折角「人生を乗っ取る」という意味のタイトルを付けているのだから、もうちょっと、「どうやって他人になりすましたのか?」とか「なぜ人の人生を乗っ取るようになったのか?」とか、或いは「人の人生だとどういう風な気持ちになるのか?」といった犯人側の事情・気持ちのようなものを掘り下げて欲しかったです。
もしくは、アンジー側の気持ちなんかも。
そうすれば、この話ももっと奥深いものになったんじゃないかな~という気がします。

面白くなりそうな題材や、役者さんを揃えているだけに、ちょっと勿体無いなーと思えてなりませんでした。

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「夢語り」シリーズ

2006年05月28日 00時53分59秒 | マンガ
湯口聖子著「夢語り」シリーズ(秋田書店ボニータコミックス刊)

「夢語り」シリーズは、全12冊からなるコミックスで、短編~長編まで様々な作品がありますが、全て鎌倉時代をテーマに、歴史に翻弄されながらも必死で生きている人々の姿を描いています。(鎌倉時代と一口に言っても、かなり初期の頃から滅亡までほぼ全ての時代を網羅してるんですが)
私は高校時代に初めて読んだのですが、かなりはまって、その後の進路にも多大な影響を受けました(それくらい私の中では強烈な印象がある作品なんです)

作者の湯口聖子さんは、あとがきなどを読みますと、永井路子さんの「北条政子」「炎環」等の鎌倉時代を扱った作品に影響を受けておられたようです。
前にも書いた通り、私も永井路子さんの作品の大ファンだったので、余計にはまったんだと思います。

主に、北条氏が中心に描かれていますが、中にはそれ以外の人(例えば平氏や曽我兄弟など)も取り上げられています。どちらかというと、これまで取り上げられる事のなかった人の視点から見た作品が多く、一般的に知られている事件が、違う方面から見るとこんな風にも見えることがあるんだなーと新たな発見があって目から鱗の気分でした。

中でも「風の墓標」は、ぜひ読んで頂きたい作品です。鎌倉時代滅亡を北条氏側から描いた作品なのですが、もう涙なくしては読めません
避けがたい運命の中で必死に戦う人々の姿は、既に何十回と読み返した今でも胸を打たれます。純粋な愛、真の友情、人としての生きる道、運命とは何か等をガラにもなく強く考えさせられるのです。

この「夢語り」シリーズの続きが、ステラ・ダラスというサークル名の同人誌の方で発表されてるという話を聞き、なんとか数冊読むことができました。
まさに「夢語り」シリーズの番外編という感じの話で、ぜひぜひ全て読んでみたい
でも、たまにオークションで出てるのを見ると、ものすごい値段が付いてるんですよね・・・。ビンボーな私には到底買えません
嗚呼、普通のコミックスで出してくれないかなぁ。先生、是非お願いします

追記:ちなみにこのシリーズのタイトルは、「姫神」の曲から取られたものが多いのですが、語感が綺麗だし、曲のイメージも合ってるし、オススメです
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コーラス

2006年05月27日 01時03分03秒 | 映画(か行)
フランス映画「コーラス」を見ました。見る前の印象は、「リトル・ダンサー」のようなサクセス・ストーリーもしくは、「いまを生きる」のような先生と生徒の心の交流を描いた話かな?と思っていたのですが、ちょっと違っていました。

なんというか、全体的に淡々としてるんですよねー。これがハリウッド物との違いなのかもしれませんが、勧善懲悪でもなく、サクセス・ストーリーでもなく、泣けるほどの感動の場面というのがほとんどありません。

それでもなお、心に響くものがあるのは、サスガですね。

私はボーイソプラノって、ちゃんと聴いたことがなくて知らなかったんですが、本当に綺麗なんですね。「天使の声」と呼ばれるのもわかります。
どこまでも澄んでいて、透明感があって・・・。
変声期前の一時期にしか出せないという事が、聴くものをより一層切なくさせるのかもしれません。
すごく癒される気がするので、ぜひともCDを購入してみたくなりました。

ボーイソプラノの美しさのほかに見所というと、「ペピノ」という男の子が登場するのですが、これがもうメチャクチャ可愛いんです
ぜひ見てください


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ハイド・アンド・シーク

2006年05月26日 01時43分02秒 | 映画(は行)
ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングの競演で話題をよんだ作品。

「アイ・アム・サム」の時のダコタは、とにかく可愛いって感じでしたが、今回は、恐怖感や虚脱感、虚無感といったものを少ないセリフと表情でバッチリと表していました。ほんとすごい子役ですね。

この話は、実は見る前から、いわゆる「オチ物」だとは聞いていたので、犯人は誰か?というような事は極力考えず、できるだけ自然に見るようにしてました。
その方が映画を最後まで楽しめるかなと思ったんです。
それでも登場人物が少ないせいで、何となく分かっちゃうんですよね・・・
勘のいい人なら、もっと前から分かって、イマイチだと思われるかもしれません。

それにしても、「シックス・センス」以降、こういうパターンの作品が増えて、新鮮さがなくなってきた気がします。
もう一捻りするとか、他にも見所を作るとかすればいいのに。

それと「チャーリー」は誰か?というのが判明する場面で、何がきっかけでそれが分かったのか?とか、複線の回収の仕方とかをもっと時間をかけてジワジワやってくれたら、もっと面白くなったんじゃないかな?
そこまで引っ張っておいて、そんなアッサリしちゃうの?って感じがねぇ。

あと、見終わって一番気になったのは、ラストの絵について。なんかゾッとしたんですけど、あれはどう捉えたらいいんでしょう?
見た人の意見をぜひ聞いてみたいです。


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西の善き魔女(1)(2)

2006年05月22日 23時26分45秒 | 小説
荻原規子「西の善き魔女1 セラフィールドの少女」「西の善き魔女2 秘密の花園」

荻原規子さんというと「空色勾玉」など古代日本を題材にしたファンタジー小説の良作を書かれている方という認識でした。
今回、たまたま図書館で見つけて借りてみたのですが、こちらは思い切り西洋風のファンタジーで、作風の違いに驚きました。

1巻の第1章を読んだ時点では、「シンデレラ」風に田舎者の女の子が、かっこよくてお金持ちの男の人に見初められる・・・というサクセス・ストーリーなんだろうな~という感じで、「ちょっと合わない話なのかも」と思ったりもしました。
なんたって舞踏会だとかダンスだとか、あまりに浮世離れしてるんですもん

それが第2章に入って、ガラっと話が変わります。これまでの、のんびりぶりは何だったんだと思う程、主人公たちが窮地に陥り、俄然スピード感と面白みが増し、
一気に読めていきます。

ところがまた、2巻に入ると、今度は唐突に、男子禁制の寄宿学校での学園物になるんですよねぇ。
面白いのは面白いんですけど、あまりにコロコロと舞台もストーリーも変わるので、読んでる方はビックり

特に学園物っぽい部分は、大筋にはあまり関係ないみたいだし、別になくてもいいんじゃないかって気がするんですが・・・。
(特に○○○が女装までしなくてもいいんじゃ・・・)
最後まで読んでないから、分からないだけなのかしら?

ま、次はいよいよ、宮中に上がるようなので、ここからが本番 待ってましたって感じですね。
いよいよフィリエルの両親の事や、女王の事なんかが分かってくるのかな。
続きが楽しみです。
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流星花園(1)

2006年05月20日 01時16分35秒 | ドラマ(その他)
友人にずっと前から薦められていた、台湾のドラマ「流星花園」(1)のDVDをを借りてきました!
日本の漫画「花より男子」が原作だと聞いてましたが、私はその漫画を読んだことがなかったんです。
それで、近くの図書館で「花より男子」の小説版を借りてみたのですが、漫画的な絶対ありえない!的部分もあるんですが、それでも結構面白い!
だんだんハマッてきて、続きが早く読みたいと思うのに、本が返却されて来ず、全然借りられない!
もともと、「流星花園」を薦められていたこともあって、こっちを借りた方が早いかな~と思ったのですが・・・。

見てみると、「流星花園」のキャストは、小説版に少しだけ載っていたイラストのイメージと結構合ってるんですよね~。
しかも、ドラマの字幕はちゃんと日本人の名前になってるし!
私は小説版の4巻までしか、まだ読んでいないのですが、DVDの第1巻を見た限りでは、内容・台詞に至るまで、かなり忠実に作られているようです。

特に、道明寺司役と花沢類役はイメージがぴったりで、友人が薦めていた訳がよくわかりました。
台湾にもカッコイイ男の子っているんですね~

まぁ、日本のドラマと比べると、セットやらなにやらで安っぽい感じもあるんですが、それは仕方ありませんよね。見慣れてくれば、気にならなくなると思います。

今回までの話は、知っている部分だったので、次巻以降がどうなるか、とても楽しみですv



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ザ・インタープリター

2006年05月18日 01時24分52秒 | 映画(さ行)
ニコール・キッドマンとショーン・ペンの二大スターが主演する映画で、あらすじを読むと、サスペンス調で面白そうだったので、見る前から期待大!で借りてみたのですが・・・。

二コール演ずるシルヴィアは国連で同時通訳をしているのですが、ある日偶然暗殺計画を耳にしてしまうのです。暗殺の対象となっているのは、アフリカの架空の国の指導者なんですが、それはシルヴィアの母国であり、彼女にも暗い過去があって・・・。

というような話なんですが、アフリカの架空の国の政治問題や民族紛争、テロ、貧困など現在問題となっているようなものが物語りの根底にあり、とても難しい・・・
人間関係も複雑で、一度見ただけでは、誰が誰やらサッパリ。

特に私の場合、最初の10分~15分くらいを、他の事をしながら見ていたので、余計に分かり難かったのかもしれません。

一度最後まで見てから、もう一度最初の方を見直すと、「ああ!そういうことかぁ」と思うような所がたくさん出てきたので、この映画は2度見ることをお勧めします

サスペンス的には、もうちょっと盛り上がりを作って欲しかったかなぁ。
なんとなく最初からパターンが読めちゃうんですよね。最後に大ドンデン返しとかを持ってきて欲しかったです。(←欲張りすぎ)

それにしても、ニコール・キッドマンはホント綺麗
同時通訳という職業柄いつもより一層キリリとしてカッコイイ
ショーン・ペンもシブくていいですね。見ごたえありました。



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ダ・ヴィンチ・コード

2006年05月17日 00時09分08秒 | 小説
いよいよ、映画の公開が間近になって盛り上がってきましたね~!
世界中を不眠に陥れたという本書の噂は、随分前から聞いていたのですが、なかなか読む機会がなく、ずるずるとここまで待ち、やっとのことで読み始めたのですが・・・。

 夜11時くらいに読み始めて、読み終わったのが朝の4時。私もまさに「不眠」状態でした
これから読もうと思われている方は、読み始める時間を考慮された方がいいですよ。とにかくすごいスピードで物語が展開していくので、息をつく暇がありません。続きは明日にしよう・・・と思っても、なかなかやめられないのです。

 「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、本書はまさにそんな感じです。私たちが常識だと思っていたことが次々と覆るので、どこまで本当の事を書いてるの?と信じがたく思うのですが、本の一番最初の扉の所に、「この本における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」と書かれているので、やっぱり本当なの!?と再度驚くことになります。

西洋史やキリスト教について、詳しい知識のない私でも、おお!と思う所がたくさんありますので、欧米人だったらもっとショックを受けるのではないでしょうか。それが「世界中を不眠」にさせた所以でしょうね。

 本書は、歴史的な事柄もさることながら、暗号を解く過程もまた興味深かったです。私は暗号に関する知識は全然ありませんが、暗号を解析していく部分は、ドキドキしながら読んでました。こういう学問があること自体、全然知らなかったので、自分でも勉強してみたくなりました。

 それとストーリーの方ですが、「ミッション・インポッシブル」ばりのサスペンス的展開はすごいです。パリ・ロンドンと場所を替えつつ、主人公二人が逃避行をしますので、サスペンスの好きな方にもお薦めです。

 ただし、残念なことが一点。主人公二人のキャラクターが、どういう人物なのか最後までよく分からず、話にのめり込みにくい部分がありました。ストーリー展開に追われて、そこを描き切れなかったのは、ちょっと勿体無い気がします。

 もうじき、映画化されますが、映画にするとこういうサスペンス的ドラマチックな展開は、見栄えがするでしょうねー。
ラストの不自然なハッピーエンドもこういう理由ならわかりますし。
そして何より、私のような絵画をよく知らない人間にとっては、映像で見た方が、きっと分かりやすいと思うんです!
映画化が待ち遠しいです


ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」
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ニュースの天才

2006年05月15日 01時36分45秒 | 映画(な行)
 ヘイデン・クリステンセン主演の実際に起こった記事捏造事件を扱った映画です。なんと、トム・クルーズが製作総指揮してるんですってね。ちょっとびっくり

 実際の事件を映画化しているので、派手に盛り上がる部分などはなく、かなり地味な作品でした。(主人公のスティーブン・グラスが記事を捏造しているのが、少しずつバレていく過程は、かなりスリリングな展開でしたけどね。)

 しかも、この映画の中では、スティーブンが何故記事を捏造したのか?という点が具体的には描かれず、視聴者の想像に任せられているので、ちょっと消化不良な感じが・・・

ただし、DVDの特典で出演者がこの映画の内容について思うところを述べているんですが、すごく参考になりました。なんとスティーブン本人もインタビューを受けてるんですよ。こちらも是非見て頂きたいですね。

 そして、なんといってもスティーブンの上司役を演じたピーター・サガードがいいんですぅ~
部下を信じたい気持ちと真実を突き止めなければならない気持ちとが複雑に入り混じり、スティーブンに対する思いが次第に変化していく様は、とても見ごたえありました。

 大統領専用機にも乗るほどの雑誌の記事に間違いがあるはずがないという、人間心理の盲点をついていて、なかなか考えさせられる作品でした。




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足のない獅子

2006年05月14日 22時05分20秒 | ライトノベル

駒崎優 「足のない獅子」シリーズ (講談社ホワイトハート刊)

 「足のない獅子」という一風変わったタイトルを見て、ずーっと気になっていたんですが、ついに読みました!!

 内容をおおまかに書くと、中世のイギリスを舞台にした作品で、騎士見習のリチャードとギルフォードという二人の従兄弟が、まわりの人から依頼を受けてちょっとした事件を調査する過程で、更に大きな事件に巻き込まれるという展開。

 中世のヨーロッパというと、ファンタジーものや戦争ものをイメージすることが多いですが、この話にはそういった魔法やオカルトめいた話は一切出てこないし、派手なアクションもなく、わりと淡々と話はすすんでいきます。

が、何故か次も読みたくなるのです。作者は西洋史を学んでいたというだけあって、領主や庶民の暮らし振りがすごく現実的に描かれていて、普通の少女向け小説とは違った面白さがあります。小説なんだから史実なんて無視してもどうという事はないでしょうけど、基本的に私は史実にある程度基づいた話の方がリアリティがあって好きなんですよね。その点この話は合格です。派手じゃない分、飽きもこない安心できるシリーズと言った感じでしょうか。

 それに、主人公の二人は血筋の上では従兄弟同士になるのですが、2週間違いで生まれて、事情があってずっと一緒に育ったこともあって、双子のように心が通じ合うところが所々にあって、そこがまたいいんですよね。性格はまるで正反対といってもいい程違うのに、信頼し合うことができる仲っていいですね。

 また、ずっと気になっていたタイトルの「足のない獅子」の意味が分かったときは、かなりジーンときました。現在もこの二人が活躍するシリーズが続いているので、ぜひ続きを読みたいです。
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セルラー

2006年05月13日 23時43分01秒 | 映画(さ行)
 キム・ベイシンガー主演の「セルラー」。近所のレンタル屋で期間限定割引セールをやっていたので、適当に借りてきました。全然、期待してなかったので(これって話題になってましたっけ?私は全然知らなかったです)、見終わった後の爽快感は最高でした。

 映画って、すごく面白い作品であっても、最初の30分くらいの前振り部分が結構つまらなかったりしませんか?登場人物の関係や、物語のおおよその筋がつかめるまで、なかなか世界に入っていけなかったりします。

 ところが、この作品は始まって3分くらいでいきなり事件が発生し、あとはひたすらハラハラ・ドキドキが続くんですよね~。しかも、ダラダラ間延びした部分や無駄なところが全くない!話が終わるまで、本当に真剣にのめりこみました。

 そして何より、この作品で一番重要な存在が「携帯電話」。誘拐されたジェシカの命の綱であるために、混線・電池切れなど様々なハラハラを引き起こしたり、逆に犯人の居所を教えたり、動画を撮影したりと大活躍(?)します。

 携帯電話って身近なものだけど、こんなに色んなことに使えたんだな~。この監督はほんと小物の使い方がうまいです!

 サスペンスが好きな方には、本当にオススメですよ。
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炎環

2006年05月11日 23時10分55秒 | 小説
 昨年のNHK大河ドラマは「義経」でしたが、視聴率はどんなものだったんでしょうね?始まる前、鎌倉好きな私はとても楽しみにしていたのですが、結局見たのは最初の1~2ヶ月だけ・・・。
こういっちゃなんですが、あまり新鮮味がないドラマだったような・・・(^^ゞ
タッキーはかっこよかったんですけどね。(義経という人はあまり美男ではなかったという説もありますが、日本人の心に息づいている義経像はタッキーみたいな人なんだろうな)

 で、この永井路子氏の「炎環」は私が鎌倉時代を好きになったキッカケの本です。四つの短編からなる話を全て読み終わった時に、一つの大きな時代の流れを感じさせ、時代に翻弄される人々の姿が浮かんできます。それは悲劇的な出来事ではなく、それぞれが必死で生き抜いた証であることがとてもよく伝わってきました。

 それまでは鎌倉時代というと、源義経の悲話や源平合戦といったあまりにも有名な事しか知らなかったのですが、この本に出てくる主人公達は比較的無名な人が多く、こういう人達が(この話に登場しない人達も含めて)影で時代を動かしてきたんだなーと思うとなかなか感慨深いものがありました。

 歴史の流れというものは、誰かひとりが動かすのではなく、大勢の人がそれぞれの思惑や利害・理想などを持って生きていく内に、ひとつの方向へ流れていくものなんだなーとこの本を読むといつも思います。私にとっては歴史というものを考える原点になる本なんでしょうね。

 確かこの「炎環」という本は、同じく永井さんの書かれた「北条政子」という本とともに、昔大河ドラマ「草燃える」の原作となったらしいです。総集編はDVDになったそうですが、ぜひ全部見たい!という意見はかなりあるようです。
かくいう私もぜひ一度、見てみたいので、DVD化をお願いしたいです。
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メルカトルと美袋のための殺人

2006年05月11日 00時16分35秒 | 小説
 サスペンス・ミステリ物が大好きなので、そういう本を読むことがどうしても多くなってしまうのですが、同じような系統の本ばかり読んでいると、どうしても次はこうくるかな~と予想がついてしまいがち。
ところがこの方の作品は、あっと驚かせてくれる事ばかりで、ついつい楽しみにしてしまいます。中でも一番好きなのがこの作品です。

 自ら「私は長編には向かない探偵」と豪語する銘探偵(名探偵じゃないところがミソ)メルカトルとその友人(?)美袋のやりとりが楽しい短編集です。
あまり短編が好きではない私ですが、この作品は別格です。あちこちに小技が効いてるのと、メルカトルのスゴイ性格についつい惹きこまれてしまうんですよねー。

これまでいろんな作家さんの推理小説を読んできましたが、これほど極悪非道な探偵にはお目にかかったことがありません(笑)。ブラックな要素たっぷりなんですが、どこかユーモラスなところも感じられて、一度読んだら病みつきになります。
読んだことのない方は、ぜひ読んでもらいたいなー。カタルシスの崩壊を味わえますよ!

 どうでもいいことですが、麻耶さんの作品って、登場人物の名前が変なのばっかりなんですよね~。これも作者の計算のうちだと思いますが、ホントよく考えつくよな~といつも思ってます。「メルカトル鮎」や「美袋三条」なんて名前、普通はつけないよ・・・。

 麻耶雄嵩さんは、寡作な作家さんなので、次の作品が出るのを首を長くして待たないといけないのが難点ですが、それだけに期待が高まりますね!
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実は・・・

2006年05月10日 23時34分23秒 | その他
 

実はこれまで、別の場所で読書日記を書いていたのですが、なんか使いにくいなーと思っていて、試しにgooのブログを使ってみたのですが・・・。

 なんと めちゃ使いやすいやん!

今まで、ブログなんてまぁこんなものなのかな~と思っていたのが、ウソのようです・・・。ああ、なんでもっと早くに気づかなかったかなぁ。

てことで、これまでのやつは廃止しようと思いますので、前に書いたものは、こちらに少しずつ移していくつもりです。

明日からガンバルゾ~!
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