Yuhiの読書日記+α

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天の聖痕/ハイスクール・オーラバスター・リファインド

2011年05月18日 23時26分24秒 | ライトノベル
若木未生著「天の聖痕/ハイスクール・オーラバスター・リファインド」を読了しましたー!
この作品は、集英社コバルト文庫でかつて人気を博した「ハイスクール・オーラバスター」シリーズの最新作ですが、レーベルを徳間ノベルズの替えて出版したものになります。

前作「オメガの空葬」が出版されたのは実に7年も前のことなんですよねー。もうてっきり出ないものだと諦めていたのですが、たまたまネットの情報で、新作が出ると知り、買うかどうかすごく迷いました。
盛り上がっているところでまた待たされるのはもうゴメンだし、どこまでストーリーが進んでいたかも曖昧になっていたので、もういいかな・・・という気持ちもあって。
でも、ついつい「オメガ~」を読み返してしまったら、すっごく良いところで終わっていたんですよね。やっぱりこの続きが知りたい・・・!と思って、ついつい買ってしまいました(汗)。
ま、これも今の時期だから買えたというのもあるかな。新書版だけに値段が900円!学生だったら、ちょっと買えなかったかもしれません・・・。

で、肝心の内容ですが、相変わらずの若木節です。特に十九郎と忍の話し方が持って回りすぎて、分かりづらい!それを深読みしながら読んでいくという面白さはあるんですが、いちいち「このセリフはどういう意味かな???」なんて考えながら読むのは、結構疲れるんですよー。
でも、一時のこと(烈光の女神あたり)を思えば、まだ分かりやすく興味をそそるストーリーになっていたかな。もうちょっとテンポ良く話が進んでいってくれるともっと嬉しいのですが・・・。

新書版になって値段も高くなったのに、意外と内容は薄かった気がするんですよね。字の大きさや行間の広さはコバルト時代と変わらないし、おさらい的なこれまでのあらすじやら、おまけの短編小説やらがあるせいで、本編自体は大したページ数ではないような・・・(汗)。
ただでさえ遅筆で次がいつ出るか分からないだけに、サクサクと進めていかないと、またどこかでストップしてしまう恐れがあるので、できるだけ1冊に内容を詰め込んで頂きたいのですが・・・。

今回もラストはとても気になるところで終わっていた(ついに十九郎ときーさんが!!二人の関係は一体どうなっていくのか・・・。すごく気になります)ので、早く次作が出るといいな~。


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アザゼルの刻印/欧州妖異譚1

2010年11月01日 00時56分40秒 | ライトノベル
篠原美季著「アザゼルの刻印/欧州妖異譚1」を読了しましたー!この話は「英国妖異譚」シリーズの続編にあたります。副題からして今シリーズでは、舞台を英国から欧州全域に広げるということなのかな??? でも、前シリーズでも英国どころかフランスやらイタリア、果ては日本にまで行ってましたよね~(汗)。

で、今回のシリーズは、実は購入するかどうか非常に迷いました。主人公が変わるというような話もあったので、これを機にやめようかな~と思ったり。もともと英国のパブリックスクールでの生活ぶりが面白いなと思ったのがこのシリーズにはまったキッカケだったし、パブリックスクールが舞台でなくなるなら、意味がないかなと思いまして。
でも結局、ユウリの生死とシモンやアシュレイのその後が気になって、やっぱり買っちゃいました。作者と出版社の戦略勝ちですね(苦笑)。これでまた、しばらくは買い続ける事になるんだろうなぁ・・・。

で、今回一番気になっていた主役交代の話ですが、主要メンバーはこれまでと変わらないようですー!良かった~!今回、ユウリはもちろんのこと、シモン、アシュレイ、アンリが登場。すでにセント・ラファエロは卒業して大学生になっているという設定なので、さすがに下級生組は出てきませんでしたが、いつものメンバーで謎を解いていく・・・という基本コンセプトは変わってなかったので、かなりホッとしましたよ~。
その他には、女の子のメンバーが2人追加されたようです。一人はシモンの従姉妹。もう一人はその友人。大学生になったので、さすがに周囲に女性がいないのは不自然ということかもしれませんが、ちょっと微妙ですね。正直、どちらもあまり好みのタイプじゃなかったし、単発でならいいけど、毎回登場されたらイヤかもな~。
特にシモンの従姉妹のナタリーは、高慢さが鼻につく!あんな従姉妹がいるなんて、シモンのイメージも下がってしまいそう!

ちなみに作者様によると、今回のシリーズは「欧州妖異譚」ではなく、「アザゼルの刻印」にしたかったそうです。ということは、今回登場した悪魔(?)が今シリーズのテーマになるのかな。謎の枢機卿も出てきましたし、なかなか楽しくなりそうです。

そうそう、次作がなんと今年中に発売されるそうです。急にペースが速くなってきたな~。今回のラストでユウリは日本へ向かったので、次作の舞台は日本の可能性あるかも。(←って、いきなり欧州の枠から外れるのもなんですが)隆聖さんの登場を期待したいです。
もしかして、ユウリの弟も生まれるかもね。でもこれも謎と言えば謎なんですよ。なぜ突然弟が生まれるなんて展開にしたのか。なくてもいいエピソードをあえて入れてきたっていう事は、何か思惑があるんでしょうねー。
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メフィストフェレスの誘惑/英国妖異譚番外編 3

2010年09月07日 00時47分22秒 | ライトノベル
タイトルからも分かると思いますが、篠原美季著「英国妖異譚」シリーズの番外編の感想です。本編の方はついに昨年、第一部の最終話を迎えてしまい、その後に出た番外編の3巻目にあたります。

今回は、とにもかくにも、ユウリにまた会えたことが思った以上に嬉しかったです。面白い作品は他にもたくさんありますが、こんなに癒される主人公はユウリだけじゃないかな~。ストーリーがどうこうというより、ユウリが出ているだけでいい気分になれるんですよね。だから、主人公が変わるという話は正直ショックです。ユウリじゃなければ、この不思議な雰囲気は維持できないんじゃないかなーなんて思っているのですが・・・。


で、肝心の今回のストーリーです。お話の大半は、本編第1巻目が始まる前の出来事を卒業間近のユウリが回想する展開になっています。当時、ユウリ達はまだ第3学年になったばかりで、あのヒュー・アダムスも生きてたんですよね。
ユウリとシモンの間も、今のようには安定したものではなくて、ちょっとしたことでぎくしゃくしたり・・・。青春だな~と思わずニヤっとしてしまいました。

特に、シモンはこの頃とは随分変わったかも。今では完全無欠な人のように思われているけど、当時は今から思えばだまだ子供っぽいところがあって、周りの友人(パスカルやウラジーミル、テイラーなど)から、苦言を呈されることもあったんですね~。
友人たちも、現在では考えられないようなことをズバズバ言いたい放題言っていて、ちょっとビックリしてしまいました。

作者様は、以前はこの話のラストを本編のラストにしようと考えていたようですが、確かに綺麗にまとまっていて、セント・ラファエロでの高校生活のラストを締めくくるにふさわしい内容でした。
これで終わっていたら、読んでいる方も幸せな気分で、本を閉じることができたでしょうね。

実は私、このシリーズで一番のお気に入りはアシュレイなんです。だから、今回あまり出番がなくて、ちょっと悲しかったのですが、相変わらずの唯我独尊を貫いていることがわかり安心しました。癒し系のユウリと悪魔のようなアシュレイという組み合わせが、すごくツボにはまるのですが、そこに完全無欠のシモンがいるからこそ、お話が盛り上がるんですよね。3人が1対でこそ魅力があるお話だと思います。

なので、第二部の開始は、楽しみなような心配なような・・・。この3人のうち、誰が欠けても物足りなさを感じてしまうと思うので・・。舞台は英国を離れたとしても(第二部は欧州妖異譚という副題がついてるそうですよ)、ぜひこの3人の微妙な関係は維持して頂きたいな~と、ぜひぜひお願いしたいです。

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Juyeux Noёl/英国妖異譚 番外編

2009年12月30日 00時11分48秒 | ライトノベル
先日、20巻で第一部が終了した、篠原美季著「英国妖異譚」シリーズの番外編となります。
第一部の終わりでは、色々とフラストレーションの溜まる事が多かったので、番外編では楽しめる話がいいなと思っていたら、やってくれましたよ~!久しぶりに、すごく楽しめましたv 篠原先生、ありがとう~

この巻には、お話が2つ入っているのですが、表題作の方はごく短いお話で、アンリとユウリがパリでクリスマスを過ごすお話です。クリスマスの発売日に合った内容で、読んでいてホンワカした気持ちになれました 表題作なのに短い上、2編ある内の後なのはナゼ?と読む前は思っていたけど、やっぱり後に持ってきたのは正解ですね~。
内容の方は、とにかくシモンのユウリに対する過保護っぷりに笑わされました アンリもこの異母兄にかかっては、全く手も足も出ないようですね~。欲を言えば、ロワールの城での会食の様子なんかも、描写があったら良かったのになーと思ったりもしますが・・・。

そして、もう1編。1冊の大部分を占めている、かなり長いお話です。こちらは、とにかくアシュレイが出ずっぱり!!アシュレイファンとしては、こんなに嬉しいことはないお話でしたよー 本編の方では、下級生の台頭により、めっきり影が薄くなってきてるような気がしていただけに、これだけのインパクトを残してくれるなんて夢のようです
しかも、アシュレイってば、他人には恐ろしく冷たいのに、ユウリに対してだけは明らかに甘い~。今回のお話で、それがハッキリわかりました。

また、今回気になったのは、アシュレイ商会の所有物である別荘を使用していたこと。アシュレイ商会のものを利用する描写って、これまでなかった気がするんですよね。アシュレイは、アシュレイ商会の秘蔵っ子であると噂されているけど、実態は、あまり縁がないんだと勝手に想像していたのですが、そうではないのかもしれませんねー。
ま、アシュレイは利用できるものは、何でも利用する主義だそうですので、単に近くにあったから利用しただけなのかもしれませんが・・・。

あともう1点。今回の事件で、アシュレイが得たものは何だったのでしょう?何もなければ、あの性格上動く筈はありませんから、何らかの狙いがあった筈なのですが、どうもよく分かりませんでした。今後の話とリンクしてくるのかな???
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白い少女たち

2009年11月23日 22時44分52秒 | ライトノベル
氷室冴子著「白い少女たち」をとうとう読了しました。氷室さんの小説は大好きで、大抵読んできたつもりだったのですが、初期の頃の何作品はずっと未読でした。その中でもデビュー作である、本作品はすごく興味があったのですが、私が氷室さんの作品に触れ始めた当時でも、本屋さんでなかなか見かけることもなく、ずっと未読のままになってしまっていました。

今回、たまたま近所の図書館の蔵書をネットで検索してみたら、なんとあるではありませんか!!以前、よく通っていたころにはなかったはずなのに、いつの間に入っていたのか、もうビックリです。

とにもかくにも、早速借りてきましたが、あれれ???私が読んでいた氷室さんの作品とは随分雰囲気が違うような・・・。
寄宿舎を舞台にした少女たちの交流という点では、「クララ白書」なんかにも通じる点はあるのですが、「クララ~」がくだけた文体でコメディ色が強いのに対し、本作は、文章もかっちりしてるし、ストーリー展開もかなりシリアスなんですよねー。

氷室さんと言えば、「なんて素敵にジャパネスク」に代表されるような、コミカルでエンタメ性の強いストーリー展開の印象が強かったので、最初はかなり面食らいましたが、読んでいくうちに、大人が読んでも全く違和感のない作品だなと思えてきました。

今時、こんな中学生はいないだろう・・・とは思いますが、悩んだり苦しんだりする姿が、真っすぐで清々しく、永遠の少女像ですねー。

ちなみに、千佳は結局どうなったのかなー。すごく気になります。
暗くて重いテーマの上、ハッピーエンドでもなく、ラブストーリーもほんの添え物でしかないなんてのも、後年の少女小説とはやっぱり一味違いますね。

「ライトノベル」のカテゴリーに入れるのは、似つかわしくない気がするのですが、コバルト文庫ですから仕方ありませんね。
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エマニア~月の都へ/英国妖異譚20

2009年07月30日 00時07分10秒 | ライトノベル
篠原美季著「エマニア~月の都へ/英国妖異譚20」を読了しましたー!
本作は「英国妖異譚」シリーズの最終巻になります。とうとう、終わりが来てしまったーと読むまでしんみりしていたのですが、あとがきによると、第1部(高校生編)が終わりってことで、来年から第2部(大学生編)が始まるようです。
ただし、タイトルは「英国妖異譚」ではなくなるそうだし、主人公も変わるとか・・・!?それはそれでショック~!

それはともかくとして、肝心の本作の感想ですが・・・。
最終巻だということ、今までにない分厚さ、また19巻が以前のように主要登場人物が揃い踏みして動き回るという、かなり私好みの展開だっただけに、期待がいやが上にも高まっていたのですが、読んでみると、「えっ!?これで終わりー?」という呆気なさでした。

いえ、別に面白くないというわけではありません。でも、最終巻なのに、何一つ解決もしてないし、それどころか更に謎が深まっただけのような・・。ページ数のわりに物足りなさが残った作品だった気がします。
しかも、いつにないページ数でしたが、難しい蘊蓄のオンパレードで、先を知りたいあまり、内容をほとんどすっ飛ばして読んでしまって、結局何がなんだか、よく分からなかったです。(その辺はまた後でじっくり読むつもりではありますが・・・)

私的には、このシリーズの魅力は、ユウリとシモン、アシュレイの三人の微妙な関係に尽きるんですよね。そこに、オカルトや神話、ファンタジー的要素と謎解きの面白さがあり、プラスアルファとして、隆聖、オニール、アンリ、オスカーら周囲の人間関係が複雑にからみあってくる・・・という感じなんですよー。だから正直なところ、この巻を読んで、ちょっと肩すかしを食いました。

ただ上にもちらっと書きましたが、あとがきによると第2部もあるということなので、この巻で明かされなかった謎や伏線は、そちらで回収される可能性もあるし、主要登場人物の今後の活躍も見れるかもしれない・・・という事で、ちょっと落ち着きを取り戻しました(笑)。

以下、ネタバレなので、未読の方は気をつけて頂きたいのですが・・・。


しかし、主人公の生死が不明って、どーゆーことよ!?と声を大にして言いたいですね。主人公不在のまま、結局卒業時期が来て、ユウリの同級生もそれぞれ旅立ってしまったようだし、こんなに寂しい結末はあるだろうか・・・とショックでした。
それに、シモンやアシュレイなどその他の主要登場人物も、その後どうしたのかがハッキリ描かれていませんしねー。なんだか尻切れトンボのような感んじで、スッキリとしません。

第2部では、主人公も変わってしまうそうで、それはそれで不安いっぱいです。なんだかんだ言ってもユウリの魅力で読んでいた所もあるし、彼以外の誰かが、主人公になったとしたら、そんなに読みたいと思うかどうか・・・。
それに、私はアシュレイファンなんですよねー。なので、ユウリがいなくなってアシュレイが出なくなったらきっと読む気がしないー!
色んな部分でショックを受けた1冊でした・・・。
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聖杯を継ぐ者/英国妖異譚19

2009年07月22日 01時13分40秒 | ライトノベル
篠原美季著「聖杯を継ぐ者/英国妖異譚19」を今頃やっと読了です~。
このシリーズも本編だけで、もう19冊になるんですね。初めて読んだ時は、すでに8巻まで出ていて、ふと図書館で借りてみたのが運のつき。一気にはまって、その後は自分で買って読んでいました。

英国の全寮制パブリックスクールを舞台にしているので、日本の学生生活との違いとか、セレブな雰囲気や寮生活ならではの出来事とかも興味深かったし、ケルト神話とかオカルトめいたところもいい雰囲気を醸し出していたし、そして何よりもキャラクターが魅力的だったんですよね。

が、その中の一人、アシュレイが卒業してしまった辺りから、だんだんとマンネリ化というか、私が単にアシュレイ好きだったからなのか、興味が失せてきまして。学園生活の方も、上級生が卒業した後は、下級生たちがクローズアップされてきたけれども、あまり馴染めなかったというか・・・・(下級生ファンの方、スミマセン!)。
で、最近はまた図書館で借りて読む生活に戻っていたのですが、ついに次巻が最終巻になると聞き、しかも今作と続きものであるというので、慌てて購入した次第です。その割に半年くらい、積ん読状態で、結局最終巻が出版されて、さらに数ケ月経過した今、ようやく読み終わりました。

このシリーズは、基本的に1冊ずつ完結していくタイプなのですが、今作は12巻「水晶球を抱く女」を読んでいた方が分かりやすい話となっています。
この12巻というのは、シモン・ド・ベルジュの異母弟アンリの実母であり、水晶球を操る稀代の予言者マリアを巡る謎を描いた作品でしたが、今回もこの時の謎を引きずった形になっていますので、まだ読まれていない方は、ぜひこちらの作品を先に読んでおかれることをお勧めします。

で、ようやく本題。今作はさすが最終話が近づいているだけあって、これまでの主要登場人物が勢ぞろいしていて、ファンとしては嬉しい限りですね。しかも、内容も久々にスリリングで読み応えありました!

私としては特に、最近は下級生に押され気味で、少々影が薄くなっていたアシュレイが、結構出張ってたのが嬉しい!!アシュレイとユウリが二人で行動していた部分をもっと詳しく書いてくれてたら、なお良しだったのですが、残念ながらその辺はアッサリしたものでした。
また、シモンとお父さんのギヨームとのやり取りとかも意外と面白かった。いつも澄ましてるシモンもお父さん相手だと、年相応の感情を見せたりする可愛いところもあるんですよね。アンリと喧嘩したりするのも兄弟らしくていいですねー。

で、今回唐突に出てきたのですが、なんとユウリに弟ができるらしいのです!!ユウリ自身も驚いていましたが、読んでるこちらもあまりに突然な話で思わず読み返してしまったくらいです・・・。しかし、ここで突然弟が出てくるのは、どうやらユウリの出生にも謎があるからのようです。(それには隆聖も絡んでるみたい)
また、そのせいで、ユウリはフォーダム家の跡取りと認めていない一派もいるようで、ここへきて、一気にユウリ自身の謎についても明かされ始めました。
これは、いよいよ次が楽しみになってきましたよー。

ちなみに、今回の話の主題である、水晶球の謎自体は、結局は次巻に持ち越しで完結してないので、次の時にじっくりと書きたいと思います。

そうそう、ユウリの謎は次で明かされるとして、アシュレイの方はどうなんでしょうねー?私としては、アシュレイこそが謎なんですけど・・・。
私生児で父親との関係良くないような描写があったけど、アシュレイ商会の秘蔵っ子とか言われてるし、また母方の一族と思しき林家もいわくありげな感じだし。あと1冊でその辺は明かされるんでしょうか!?(キビシそーですね)
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英国妖異譚

2006年11月08日 23時27分23秒 | ライトノベル
 最近仕事が忙しいせいもあって、なかなか難しい本に手を出す気になれない日々が続いてます。そんなある日、図書館でたまたま手に取った本がこれ。
篠原美季作「英国妖異譚」シリーズ(講談社ホワイトハート刊)。

 英国のパブリックスクールを舞台に、霊感の強い日英ハーフのユウリとその友人達が様々なオカルト的事件に遭遇し、解決していくという話になっており、現在は14巻+番外編1冊が刊行されています。
(時間があれば、それぞれの感想をあげたいなと思ってますが・・。ない場合は、最近の分だけでもアップしたい・・・です)

 恐い話が苦手な私は、最初オカルトと聞いて躊躇したのですが、読んでみると恐いところは全然ありませんでした。どっちかというと、精霊や魔術・神話を中心とした話が多くて、ホラーやスプラッタ的な恐さはほとんどないと言っていいでしょう。

 パブリックスクールを舞台にするというのも、ありがちなようでいて、案外これまでなかった存在だなという気がします。
英国ならではの階級制度やイベントも盛りだくさんに語られ、違う世界を垣間見れた気がして、なかなか楽しめました。

 そしてなんと言ってもこの作品で一番スゴイと思うのは、各キャラクターの個性がしっかりと確立してるところです。これがあるからこそ、ここまで続いたんだろうな~。

 あとがきによると作者の篠原さんは、この「英国妖異譚」で作家デビューされたようなのですが、巻を重ねるにつれ話の構成や文章が上手くなっており、今一番続きが楽しみな作品です。

 ちなみに本書自体は、登場人物や物語世界の紹介といった感じで、まだまだ盛り上がりには欠けます。が、冒頭の方で、ユウリの友人ヒュー・アダムスがある呪いによって急死するという場面が出てきます。この件以来、ユウリはどんどんオカルトめいた事にかかわりはじめていくので、シリーズ全体として見た時には、結構重要な話かもしれません。(私が面白くなりはじめたのは、3巻くらいかなー)

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アダモスの殺人/ホミサイド・コレクション

2006年09月07日 00時07分54秒 | ライトノベル
 篠原美季作「アダモスの殺人 ホミサイド・コレクション」を読みました。タイトルからも想像がつくと思いますが、本作は「ホミサイド・コレクション」の第2弾となってます。前作を読んでなくても、まず大丈夫だと思いますが、読んでいた方が一層楽しめるとは思います。

 この作品は、警視庁捜査一課11係という架空の係(通称:グループ・イレブン)のメンバーが難事件を解決していくという話です。刑事物って世の中にはたくさんありますが、この作品に登場する刑事は全く刑事らしくなく個性派揃いで面白いのです。

 しかし、前回の「ホミサイド・コレクション」を読んだときは、警視庁捜査一課の中の一つの係を主体としている時点で、某作家の某作品とかぶってしまって(名前なんかもモロかぶってるんですよ。もっとも作者さんは分かっていてやってたみたいですが)、その作品の大ファンな私とすれば、イマイチしっくり来なかったのですよね。

 しかも、前作は篠原さんのメインシリーズである「英国妖異譚」とのリンクさせる為に、無理につじつまを合わせてる感もあって、折角の刑事さんたちの個性があまり引き出されないまま消化不良な感じで・・・・。なので、今回は読むか読まざるべきか、実はちょっと迷っていたんですが、結論から言って読んで良かったです

 今回の話は、殺人事件自体の謎が中心となっていて、テンポもいいですし、また登場する刑事達の個性が発揮されていたので、前ほど某作品とのリンクは気にならなかったです。特に主人公たちの過去や内面が少しずつ明らかになってきて、この先が楽しみになってきました

 もし、前回の作品を読んで、あまり合わないなと思った方も、今作をぜひ読んでみてください。イメージが変わるかもしれませんよ。

 そうそう、アダモスって何のことかなと思っていたら、なんとダイヤモンドの事なんですって!
妙な響きだし、殺人関係の言葉かと思ってました



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Homicide Collection

2006年07月15日 00時57分15秒 | ライトノベル
篠原美季作「Homicide Collection」

 どうしようか迷ったあげくに、結局読んでしまいました。「英国妖異譚」シリーズとリンクしてる部分があると聞いて、やはり読んでみたくなったんですよね。それに元々私の好きな刑事ものだと言う点にもひかれたのです。

 読んでみての感想は、高村薫さんの「マークスの山」や「レディ・ジョーカー」、テレビで放映されてた「踊る大捜査線」を読んだり見たりしたことのある人は、かなり被ってる部分があると気付くと思います。
警察の内部の様子や、キャラの名前なんかで「あ!」と思う部分が随所にあるんですよ。(合田警部補や荻嶋裕介検事とか。漢字は違うけど読みが一緒だし。名前や立場が似てる人はかなりたくさんいる)
きっと、篠原さんはわざとやってるんだとは思いますが、そこがちょっと気になりました。ニヤっとできる反面、他の作品のイメージが頭に浮かんできちゃって・・。

 今回の話は、刑事ものとしては、わりとありがちなテーマで、意外な結末というのはなかったんですが、それ以外の部分は概して面白かったように思います。
型破りの個性的な刑事たちも良かったですし、「グループ・イレブン」という警視庁捜査一課の中でも異質な存在という設定も、これまでにあまりないパターンで面白いです。
今回の話では語られなかった主人公達の家庭環境やこれまでの刑事生活での裏話がありそうで、シリーズ化されたら、どんどん話が広がるかも。

 英国シリーズと違って、登場人物の年齢層が高いのもまた違った味わいがあっていいですね。殺人事件の解決にはもう少しハラハラ・ドキドキする部分を作って頂きたいとは思いますが。それは次回に期待!ということで・・・。

 それにしても、隆聖さんはこれ以降の話には登場しないのかなー。もっと出てきて刑事たちの影の黒幕とかになっても面白そうなのに。



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大鷲の誓い

2006年07月03日 00時30分11秒 | ライトノベル
茅田砂胡作 デルフィニア戦記外伝「大鷲の誓い」を読了しました♪

「デル戦」を読んだのは、もう3~4年前の事だったのですが、本編は20冊近くもあるというのに、一気に読みきった覚えがあります。
中世的な独特の世界観と、キャラクターの個性が際立っている作品だったので、終わってしまったのが、すごく残念でした

で、今回、外伝が発売されたというので、ものすごーく楽しみにしていたのですが、私が想像していたものとはちょっと違ってました。
というのも、この外伝では王様や王妃様、或いは怪しい(笑)天使達はほとんど登場しないんですよねー。なので、逆に言うと、本編を知らない方でも十分楽しめる内容になっていると思います。

この外伝は、地方の騎士団の剣士ナシアスと国王の縁戚にもあたる大貴族の一人息子バルロとの出会いから始まります。
生い立ちから性格、物の考え方までまるで接点のない二人が、剣を通じてお互いを理解し、はたまた様々な事件に遭遇しながら、少しずつ友情を深め合っていく様は、ありがちな展開とは思いつつも、読んでいてとても清清しかったです。

考えてみれば、本編は数多くの登場人物の群像劇のようになっているので、この二人は主要な登場人物でありながら、考え方や性格が描かれきれなかったんだろうなと思います。今回、この外伝で二人のことをもう一度読み直してみたくなりました。
久しぶりに、後味スッキリの作品を読めて大満足です
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パンドラの檻

2006年06月27日 23時52分36秒 | ライトノベル
茅田砂胡作、「クラッシュ・ブレイズ」シリーズの第4作「パンドラの檻」です。

今回は、ケリーがとんでもない濡れ衣を着せられるという所から始まって、例のごとく周りが大暴れするんですが、今回はリィやシェラの出番はあまりなく、レティシアやヴァンツァーが出張ってましたね。
ケリーの過去の話もチラリと出てきて、それは興味深かったんですが、ストーリー自体は、それほど惹きこまれる部分はなかったですねー。

前回の「ヴェロニカの嵐」が、デルフィニア時代を思い出させるような話の展開で、久しぶりに面白かっただけに、結構期待してたんですけどねぇ。

茅田さんの作品は、「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「暁の天使たち」と読んできてますが、どんどんぶっ飛んできてますね。
特に、「暁の天使たち」辺りからは、「デルフィニア」「スカーレット」のシリーズの登場人物が入り乱れてきて、どんな非常識も通用してしまう設定に、かなりボーゼン

前は荒唐無稽な展開だなーと思いつつも、難しく考えなければノリと勢いで読めて、面白かったんですけどね。ご都合主義は仕方ないとしても、ここまでやっちゃうと、何でもアリでつまらなくなっちゃいそうに思うのですが・・・。
段々とついていけなくなりそうです



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足のない獅子

2006年05月14日 22時05分20秒 | ライトノベル

駒崎優 「足のない獅子」シリーズ (講談社ホワイトハート刊)

 「足のない獅子」という一風変わったタイトルを見て、ずーっと気になっていたんですが、ついに読みました!!

 内容をおおまかに書くと、中世のイギリスを舞台にした作品で、騎士見習のリチャードとギルフォードという二人の従兄弟が、まわりの人から依頼を受けてちょっとした事件を調査する過程で、更に大きな事件に巻き込まれるという展開。

 中世のヨーロッパというと、ファンタジーものや戦争ものをイメージすることが多いですが、この話にはそういった魔法やオカルトめいた話は一切出てこないし、派手なアクションもなく、わりと淡々と話はすすんでいきます。

が、何故か次も読みたくなるのです。作者は西洋史を学んでいたというだけあって、領主や庶民の暮らし振りがすごく現実的に描かれていて、普通の少女向け小説とは違った面白さがあります。小説なんだから史実なんて無視してもどうという事はないでしょうけど、基本的に私は史実にある程度基づいた話の方がリアリティがあって好きなんですよね。その点この話は合格です。派手じゃない分、飽きもこない安心できるシリーズと言った感じでしょうか。

 それに、主人公の二人は血筋の上では従兄弟同士になるのですが、2週間違いで生まれて、事情があってずっと一緒に育ったこともあって、双子のように心が通じ合うところが所々にあって、そこがまたいいんですよね。性格はまるで正反対といってもいい程違うのに、信頼し合うことができる仲っていいですね。

 また、ずっと気になっていたタイトルの「足のない獅子」の意味が分かったときは、かなりジーンときました。現在もこの二人が活躍するシリーズが続いているので、ぜひ続きを読みたいです。
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