Yuhiの読書日記+α

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白月の挽歌/ハイスクール・オーラバスター・リファインド

2015年09月12日 01時07分38秒 | 小説
若木未生作「白月の挽歌: ハイスクール・オーラバスター・リファインド 」を読了しました~!
これにて、里見十九郎編三部作は完結したそうです~。いやー、長かった・・・(^^; 長いという言葉しか思い浮かびませんよ・・・。

里見編の一冊目「オメガの空葬」は実に11年前の作品、そして2冊目の「天の傷痕」は4年前というから、ホントびっくり!!!
そして何より、この「ハイスクール・オーラバスター」シリーズが始まったのって、もう26年も前なんですよー!
初期からの読者は、もうこのシリーズが完結しないものと思ってあきらめちゃった人も多数いるんだろうな・・・。私は「天冥の剣」の辺りで読み始めたので、最初期からとは言えないんですけど、それでももう正直再開はないんだろうなーと思っていたときもありましたね(遠い目)
それが、つい最近、たまたまその後どうなったかを何となくHPで検索してみたら、新刊が出る予定と聞いて、ついつい購入してしまいましたよ・・・(苦笑)。
で、今作を読んだ感想なんですが、以下ネタバレしておりますので、ご注意くださいませ。

  *    *    *    *    *    *    *    *    *    *

里見編の完結というだけあって、近年にないまとまり感のある作品に仕上がっていたと思います。実は今作を読む前に、これまでの作品を読み返したりしなかったので、細かい部分は忘れてしまっていて、適当に読み飛ばしてしまったところもあるのですが、それでも、十九郎の事を見届けられただけでも満足感はありました。(とは言えやはり「オメガの空葬」以降だけでも読み返していた方が、更に面白くなったとは思いますが・・・)
やっぱり、物事に決着が着くと、スッキリするというかまた新たな気持ちになれる感じがしていいですね!

もっとも、今後の十九郎と希沙良との関係が今後どうなるのか等、まだ混沌としてる部分はあるんですけどねー。でも、十九郎が京都の大学を希望しているというのが分かったのは良かった。希沙良も今回の件ではかなり傷ついたけど、その分大人になったと思うし、これまでの依存関係を解消して、新たな一歩を踏み出すいい機会になりそうですし。でもその前に、術力を失っても、忍達に協力したいという気持ちがあるとわかっただけでも、収穫はあったかなと思います。少なくとも、白狼王のように加羅王に討たれるというような悲劇がなくてホッとしましたよ~。

次作からは、いよいよ最終章に突入ですね。加羅王&忍さまが中心の物語になるんでしょうね。私がストーリーを覚えているうちに、ぜひ続きを書いて頂きたいものです。ここまで長い間読んできた以上、結末は見届けたいので。

私は十九郎と希沙良の関係がとっても気になっているので、今作以降の二人の関係にはすごく興味があります。今回の事で決定的に傷つけられた絆をどう修復していくのか。従兄弟であり戦友であり、幼馴染でもある二人の関係は、最終的にどういう形に収まるのか、どうしても見てみたいです。
一日も早く、次の物語が読めることを祈って・・・。



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貴族探偵対女探偵

2015年08月13日 23時12分39秒 | 小説
麻耶雄嵩作「貴族探偵対女探偵」を読了しました~!
久しぶりに本の感想を書きます。このブログも、最初は「読書日記」だったのに、最近はすっかり、「ドラマ日記」になってしまっていて、読書感想を期待して来られる方には恐縮です(^^;
最近は視力の低下と、仕事上、パソコンばかり見て、目が疲れるせいで、読書する気持ちにはなかなかなれなかったのですが、久しぶりに麻耶さんの作品が読めるとあり、頑張って読んでみようかという気になりました。

麻耶さんの作品の何が好きかっていうと、「読後の気持ち悪さ」でしょうか・・・(^^;
と、書くと、そんなヒドい作品をなぜ読むんだと思われるでしょうが、これがまた、「読後感が悪い」のに、しばらくするとなぜがまた読み返したくなる、変な中毒性があるんですよね~。

特に「メルカトル」シリーズはそれが顕著で、普通の作品では読者側の立場に近い探偵役がとんでもない悪なんですよ。ここまで性格が悪い人って、まずいないはず・・・って思えるくらい、すごい性格していますからね~。
でも、ここまで徹底されると、怖いもの見たさ(?)みたいな気持ちが湧いてきて、またしばらくすると、作品を読み返したくなってくるから不思議です(^^)

ま、それはさておき。肝心のこの作品ですが、こちらは思ったよりかは、麻耶さん特有の「毒」は少な目な感じ。しかも、謎解き部分もわりとオーソドックスです。
これまでの麻耶さんに慣れていた方には、ちょっと物足りなさもあるかも。かくいう私ももっと強烈なのを期待していたので、若干肩すかしな部分があったのは否めません。

でも、貴族探偵と女探偵の掛け合いは、なかなか面白かったし、貴族探偵が相変わらず、自分の雇人に推理させ、自分は全く何もしないというスタンスを貫いていることが、ある意味爽快でした。
最後のお話は、女探偵をさらにギャフンと言わせたところが、びっくりしました。まさか、そういうオチとは思わなかったので、私もびっくり!!
こういうところ、確かに麻耶さんらしい!!こういう他の作品では味わえないようなカタルシスが、最高です!!

この掛け合いもなかなか面白かったのですが、私はやはり「メルカトル」の強烈な個性が大好きなので、またそちらも書いてほしいな~。
とりあえず、「メルカトル」の最新作もまだ未読ですので、私としてはまずそれからですね。
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タイタニア5 <凄風篇>

2015年03月02日 00時06分07秒 | 小説
ついに、タイタニア5 <凄風篇>が出ましたね~。待ちに待ったというか、本当に出るのか心配していたんですけど、生きているうちに読むことができて、本当に良かった~!!!
それでも私が待ったのはまだ5~6年ほどですから、短い方だと思います。それでも長かったな~という気がしているんですから、20年以上も待たれていた方は・・・と思うと、頭が下がりますね。

ということで、さっそく感想に入りたいと思います。が、ネタバレしておりますので、未読の方はこれより先は絶対に読まないでくださいね~。
よろしいでしょうか。では・・・。

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

上で、待ちに待ったとか書いたわりに、私が本を購入したのは、出版されてから約3週間程経ってからです(爆)
というのも、4巻ラストで、私のイチオシだった、アリアバートが死んでしまったからで、正直に言うと、その後の展開に少々興味が薄れてしまってた&アリアバートの死のダメージが大きすぎて、読むのが辛いな・・・というのが真相です。

でも、ここまで読んだからには、タイタニアがどういう結末を迎えるか知りたいし、やっぱり読んでおこうと意を決して、購入してきました。

で、感想なんですが、期待しすぎていたせいか、このラストにはかなり不満が・・・。いや、良い点もあったんだけどね。さっとしか読んでないというのもありますし、読む前に考えていたのと、かなり違った展開になっていたのもあって、なかなか考えがまとまりません。とりあえず、箇条書きにしてみようと思います。

まずは、良かったと思う点。
 ・なんといっても、ちゃんと完結したこと!  ←これは何より大きいですよね。
 ・予想外の展開  ←藩王の意図とか、想像していたのと全然違ったー!
 ・上と似ているけど、予想外の結末  ←すべてが予想外だったかも。特にタイタニア側の人たちのその後とか

イマイチだった点。
 ・4巻までと同じ人が書いたと思えない程、混沌として強引なストーリー。
 ・W主人公と思われるジュスランやヒューリックの活躍があまりなかった。
 ・スペースオペラだった筈なのに、艦隊戦などの描写があまりなかった。
 ・老獪な政治家として描かれてきたジュスランの政治的手腕の見せ場がなく、逆に何でそんな事するの?というのが多かった。まるで別人!?
 ・バルアミーやリディア姫のように最初から出ていた登場人物の描写があまりなかったこと。

こうやって見ると、ちゃんと完結して良かったという思いとは裏腹に、釈然としないものが残るのは、一気に物語の幕引きをしようとして、色んなことを詰め込みすぎて読者が付いていけなかったからでしょうか。もうちょっと丁寧に書いて頂けたら、もっと違うものになったのかも。

タイタニアが滅びるだろうというのは、1巻目から想像できた事ですが、滅びるにしてもそこに美学があるんだと信じて、ここまで読んできたんですよね。
それが、ヒューリック率いる「流星旗軍」に、艦隊戦とかで壮大に負けるというのならまだしも、タイタニアの中の内乱(?)のまま、しかもその理由もあまり納得できない変な後付けっぽい理由だったので、全然共感できないんですよね・・・。
しかも、タイタニアが滅びたわけでもなさそうな・・・(^^; そこもハッキリとしないので、余計にモヤモヤが!!

それに、一番ショックが大きいのは、あの冷静沈着で老獪なジュスランが、少しも光るものを発揮しなかったこと。
確かに軍人ではないから、艦隊戦などは期待できないけど、藩王やイドリスと政治的なやり取りで主導権を握ったりとか、てっきり何かするんだろうと期待していたので、本当に何もなくガッカリですよ。
逆に、これまで全く空気的存在だったフランシアの方が、活躍してるくらいですからね~。ほんと、4巻までとあまりにもテイストが違いすぎて、最初から、こういう結末にする予定だったの???ほんとにほんと?とびっくりです。

ま、私の場合、アリアバートファンだったので、彼のことももう少し、何かエピソードが描かれていたらな~という不満もあるんですけどね。(たとえば、ジュスランが過去の二人のエピソードを思い出すとか、兄弟の絆とか、はたまたエドナがアリアバートの子供を産んだりとか)
そういうのが全然なかったのも、ショックといえばショックでした・・・(T_T)

と不満をタラタラ書いてしまいましたけど、完結しない物語も多い中、ちゃんとエンドマークがついたことは良かったとは思います。
私もさっと読んだだけですので、もう少しシッカリと読み込めば、また違った感想もあるのかも。その時は、またブログに書きたいと思います。


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ゴーストハント6 海からくるもの

2013年11月24日 00時52分52秒 | 小説
小野不由美さんの「ゴーストハント6 海からくるもの」を読了しました!このシリーズもついに6冊目。全7巻なので、あと1冊で終わりなんですよねー。なんか寂しい・・・(T_T)

今回は能登半島の料亭で起きる怪異を、麻衣たちSPRの一行が調査・解決するというお話です。
舞台が旧家ならではで、家系図をたどっていくところなどは、私が好きなタイプなので面白かったんですけど、いかんせん登場する名前が多すぎて、途中でついていけなくなってしまった・・・^^;
自分なりに整理して、家系図を描きながらとかすれば、もっと楽しめるのかも。でも、できれば、本の中にでも図で示してくれれば、もっと嬉しいのになーと思ってしまいました。

しかし、いつもより物足りない感じがしたのは、ナルの活躍があまりなかったせいかも!!ご他聞にもれず、私もナルのファンなので、やっぱりナルと麻衣とのやり取りがないと、面白さが半減してしまうのよねぇ・・・。

ま、その分、これまで活躍できなかった方々が、色々と各方面で活躍してくれたのは嬉しい誤算でした。特に綾子は、これまでいい所が全然なかったですからねー。今回、初めて本領発揮してくれて、良かった~!
また、安原くんは、今回は出番ないだろうと思っていたのに、ちゃーんと登場してくれたのが嬉しいサプライズ。作者さま、皆のツボをきっちり押さえてくれますね(^^)

次巻はとうとう最終話。寂しいけど、ナルの秘密がきっと明らかにされるんでしょうねー。今回もちょっとだけ、その片鱗を見せてくれたし!
もう既に本の方は入手しているので、近い内に読んで、また感想をアップしたいと思います~。
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タイタニア4<烈風篇>

2013年09月29日 00時47分45秒 | 小説
続編が出るのを今か今かと待ち続けていた田中芳樹著「タイタニア4<烈風篇>」を読了しました~!!この小説は、3巻が1991年にに発刊されて以来、ずっと休止状態になっていた作品で、22年の時を経て4巻が発売されるなんて、ホント奇跡ですよね。
私の場合は、講談社文庫から再発売された5年程前に初めて読んだ(再発売だからてっきり完結していると思っていた)ので、続きを待っていた期間はまだ少ない方なんだと思います。
3巻目のラストがとてもいい所で終わっている事もあり、最初は「続きが出ていないなんて信じられない!」と嘆き、続いて「アニメ化にもなったことだし、田中さんも続編を書く意欲があると言っていたから、きっと出るはず・・・」という期待に変わり、ここ数年は「やっぱり出ないんだな~」と諦めの境地でした。
それが、なんとなく見ていたネットで、「タイタニア4」を脱稿したという記事を見つけ、「ええー!まさか!?ホントに!?」ともう驚天動地、狂喜乱舞でした。

今、4巻を読み終えて、色々な感慨が浮かんでは消えていきます。聞いた話では、タイタニアは5巻で完結予定とか。となると、もう終わりは目の前まで来ているのだから、後はどうやってこの物語を終結させるのかが気になりますよね。
さすがにもう22年も待たせるという事はないと思いますが、他の作品もたくさん抱えている作者様の事ですので、さすがに1年や2年は出ないんだろうと思いますが・・・。でも、すっごく気になるから、とにかく一刻も早く続きを書いて欲しい!!

えー、ではここから先はいよいよ感想を書きたいと思います。相当重大な事をネタバレしますんで未読の方は、絶対に絶対に読まないで下さいね!(読んだら、面白さは半減しますよ)

    *    *    *    *    *

ではでは、ご準備はよろしいでしょうか?以下、ネタバレ&愚痴になります。

4巻は、待ちに待っていただけあって、本当に心から楽しめました。22年のブランクがあったので、文体や筆力を心配するむきもありましたが、私はほとんど違和感なく、物語世界に入っていけましたし(若干、登場人物の言葉遣いとか描写に、昔だったらこれはなかったかなーというのはありましたが)、ストーリーもテンポがよく勢いがあって、一気に読めました。
でもラストのラストが、あまりにも衝撃的で、読んで数日経ったいまでも、思い出すと無力感と脱力感に苛まれます。
ああ、私が5年も待ち続けていた結果がこれだったんなら、4巻は出なかった方が良かったんじゃないか・・・と。こんな結果は決して望んでいなかったのに・・・(T_T)

1~3巻を読んだ時に、私の一番のお気に入りのキャラクターは、アリアバートでした。最初に登場した時は、顔がいいだけの優等生で、軍事に強い筈なのに、全くの無名のファン・ヒューリックにあっさりと敗北するという、正直単なる主人公の引き立て役?と思ったキャラでした。
それが物語が進むにつれ、敗北や挫折(それも2度も)から這い上がり、古い殻を脱ぎ捨てて脱皮し、新たな一面を見出していく特異なキャラに変貌していきました。
単純ですが、私もそれにガツンとやられ、3巻のラストには、主人公と目されるジュスランやファンなんて目に入らないくらい、一番のお気に入りになっていました^^;

4巻でも、アリアバートはすごい活躍をします&魅力的に描かれています。どこか影が薄くなってしまったファンや、軍事的才能はないからと言って、後方で待機しているだけのジュスランに比べて、それはもう神がかりなくらい。これを読んで、なんとなくイヤな予感はしたんですよね。でも、まさかという気もありました。少なくとも、5巻目までは、大丈夫かな~なんて。でもそれは甘かった。

3巻を読了した時点で私が漠然と考えていたのは、ジュスランとアリアバートが親の因縁などもあって、敵対することになるのかなと。母親同士に確執があったみたいだし、二人が異母兄弟であることをやたら強調していたのは、そういう伏線なのかなと。
でも、まさかこんなザーリッシュのライバルとしてアリアバート、イドリスのライバルとしてジュスランと藩王が考えていたなんて。てことは、ザーリッシュが死んだ時点で、アリアバートは用済みだったんですよね(T_T)

最終的にジュスラン対イドリスになった訳ですが、こんなの勝負になるんでしょうか?軍事的能力は二人に大差ないし、政治力や判断力、経験などはジュスランが圧倒してると思うんですよね。藩王が明白にイドリス側であると宣言すれば別かもしれませんが、そうするんだったら、面倒なことをせず、最初からイドリスを後継者にしておけば良かったんじゃ?と思うんですよね。

藩王はなぜこんなことをするんでしょう?タイタニアを強くするためなんだとしても、一族の内紛を煽り、有力者を殺し合わせれば、タイタニアの名も力も殺がれてしまうとは考えないんでしょうか?その答えは5巻に書かれるかもしれませんが・・・。

どういう事になるにしても、アリアバートのいない世界は、これまでほど魅力があるとは思えない。ジュスランもいいキャラクターで好きですが、アリアバートのような魅力とはまた違うんです。
もちろんここまできたら5巻も出れば読むけど、もう何を楽しみに読めばいいのか分からないです・・・(T_T)

最後に・・・。アリアバートが撃たれた時に、ジュスランが「兄さん!」って初めて呼んだところは、うるうるしてしまった。結局それが最初で最後なんだと分かったから。あまりにも辛すぎる・・・(T_T)
(アリアバートの方がジュスランより2週間早く生まれたという話は、このエピソードの為に伏線を張られたのかな。それまではどちらが先に生まれたかは明確にはされてなかったはず。作者様はジュスランに「兄さん」と呼ばせたかったんですね。)

ジュスランとアリアバートの信頼関係が4巻で一気に深まって、お互いに命を預けあい助け合っていく心地よさを味わったあとだけに、この喪失感って半端ないです。
読んでる私でもそうなんだから、ジュスランはもっとなんだと思います。これまで冷静にタイタニアのあり方を分析しどこか達観していたジュスランだけに、豹変したら怖い・・・。暗黒面に落ちてダース・ベイダーみたいになっていくんじゃないかと心配です。
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ゴーストハント5 鮮血の迷宮

2013年09月05日 00時04分34秒 | 小説
小野不由美さんの作品「ゴーストハント5 鮮血の迷宮」を読了しましたー。
今回は、これまでで一番怖かったー。ホラーというより、スプラッター?に近いような描写もあり、夜中に読んでたら、背筋がゾーっとしました。
ホラーはもともと苦手なので、なるべくそういう描写の部分は、飛ばしながら読んでいるのですが(爆)、今回はそうやってても、どうしても目に入ってきてしまって・・・^^; 自分をごまかせなかったです。

しかし、ストーリーとしては、これまでで一番私好み。いわくありげな古くてだだっ広い洋館が舞台というだけで、ミステリーファンとしては、心惹かれます。しかも、その中から、一人、また一人と、人が消えていく・・・。もう、何がどうなっているのかが知りたくて知りたくて、ページをめくる手がとまりませんでした。

この作品のいいところは、ホラーといいながら、かなり科学的な裏づけや根拠を説明してくれるところ。だから、どんなに不思議なことがあっても、決してその謎をただのホラーとしてうやむやにはせず、説明してくれるから、安心して読みすすめられるんですよね。

そして、明らかになった謎は、途中から何となく想像できたことだったので、さほどの驚きはなかったけど、その捜索過程はなかなか読み応えあったので、私としてはすごく楽しめました!

また、たくさんいる霊能者の皆さんの個性も、だんだんとハッキリしてきて、そちらも楽しめました。リンさんも謎だったけど、そういうことかーと納得できましたしね。
また、真砂子とか、最初は嫌味っぽい子だなーと思ったけど、内面が分かってくれば、なかなかいい子じゃんと思ったりして。

そして何より、麻衣は相当な霊的能力の持ち主かも!?ということが明らかになってきて、1巻を読んだ時より、ずっと重要な役割を担ってきてるのが嬉しい。
で、そんな能力うんぬんより何より、その人柄によって、霊能者達に認められていってるのが、読者としては嬉しいです~。

巻を追うごとに、面白くなっていっているので、続きが楽しみでなりません。
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ゴーストハント4 死霊遊戯

2013年08月30日 00時07分59秒 | 小説
小野不由美さんの「ゴーストハント4 死霊遊戯」を読み終えました♪今回は、続きをすぐに読んだので、登場人物もちゃんと頭に入っていて、サクサク読めました~。

さて、今作の感想ですが、前作と同様に、高校を舞台にした怪異をSPRが解決すると言う作品でした。高校を舞台にしている点と、コックリさんがネックになっている点が、前作と似通っていたため、最初は「またー?」という感じで、ちょっと不満だったのですが、途中から前作とはまた違った面白さがあるなーということが分かって、楽しくなってきました。

前作と違う一番大きな点は、学校に強力な協力者がいること。生徒会長の安原くんというのですが、彼は本当に頭はいいし、機転はきくし、リーダーシップもあって、下手な大人よりも大人っぽい。
高校生という設定にしては、できすぎなんじゃないの?と思わないでもなかったのですが、すごくいい味を出していたので、私としてはオッケーでした。

そしてもう一点、前作と大きく違うのが、霊がお互いを食い合って、大きくなっていくという現象・・・。これには読んでいて、背筋がゾゾーっとしましたよ。(この辺の描写もすごく上手いんですよね)
前作よりも、ホラー度はアップしていたんじゃないでしょうか?

そうそう、麻衣はやっぱり何らかの能力があるようです。さすがに、夢であってもはっきりと現象を見ることができるなんて、普通じゃありませんもんね。
今後、その当たりは明らかになるんでしょうから、楽しみですねー。

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ゴーストハント3 乙女ノ祈リ

2013年08月25日 00時01分01秒 | 小説
小野不由美さんの「ゴーストハント3 乙女ノ祈リ」を読了しましたー!
いやー、前作を読んでから、すでに2年以上経ってたんですね。先ほど、ブログを読み返してビックリしました^^;
購入していたので、いつでも読めると思って、ついつい後回しにしてしまっていたんですよね。でもまさか、2年以上とは思ってなくて、自分でも焦りましたわ・・・。

さすがに2年も経っていると、前のストーリー展開はすっかり忘れていて、登場人物が誰が誰やら状態になってしまってました。この辺は、やはり続けて読んでいた方が、ずっと楽しめたんだろうなーと、ちょっと残念。

でも、話の筋自体は、今回のだけでも充分楽しめましたよ♪女子高で起こった怪現象を暴くって、それだけでもワクワクしますもん。私も学生時代は、内心ビクビクしながらも、友人に誘われたらイヤとは言えなくて、コックリさんとかやってましたし、学校の七不思議なんてのもありましたしね~。
いやー、この本を読んで、何だか学生時代を思い出して、色々と懐かしくなりました。

で、ラストで、麻衣にも何やらサイキック能力がありそう・・って展開になっていましたよね。変な夢とか見ていましたしね~。
その辺、次作以降で、だんだんと明らかになっていきそうですよね。今から楽しみです!あ、ちなみに次こそは、今の話を覚えているうちに、すぐに読むつもりです^^;
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オーラバスター・インテグラル ファウスト解体

2013年05月24日 23時25分57秒 | 小説
「ハイスクール・オーラバスター」シリーズのスピンオフとのことで、とりあえず出版されたときに買ってみたのですが、そのまま買ったことさえ忘れておりました・・・^^;
この間、本棚を整理していて、そういえばまだ読んでなかった!と思って、読んでみたのですが・・・。

いや~。「ハイスクール・オーラバスター」のイメージで読んではダメですね。登場人物にしろ、文体にしろ、出てくる変なもの(怪異?妖異?)にしても、「ハイスクール~」とは段違いに変です!
まあ、「ハイスクール・オーラバスター」は、元々は学生向けのライトノベルであるのにたいし、こちらは、一般誌向けに書かれたものだから、違いがあるのも、当たり前と言えば当たり前なんですが。私は相当、面食らいました。

私がこの本を買おうと思ったのは、「ハイスクール・オーラバスター」の登場人物が、ちょっとでも出てきてくれるかな~という期待があったからで。
忍が出てくるのは、実は以前から知っていましたけど、他の登場人物がちらっとでも出てくるんじゃないか、もしくは消息が少しでも触れられたりするんじゃないかという、淡い期待もあったんですよね。

でも、ネタバレしてしまいますが、出てくるのは冴子のみです。他の人たちは、全く触れられてさえもいませんでした・・・(T_T)
本編が完結していない以上、スピンオフでちらっとでも書いてしまうと、後で整合性が取れなくなって困るからというのもあるのかもしれませんけど、期待していた分、何気にショックでした。

でも確か昔(あまりに昔すぎてうろ覚えなんですけど)、希沙良が出版社みたいなところでフリーターか何かをしてるのを立ち読みでみた気がしたんですけどね。このシリーズの話じゃなかったのか・・・。その時にピアスをしていて、それが里見っぽいとか噂になってたような・・・。あれなんだったんだろ。めっちゃ気になります~。

全然、この本のストーリーに触れていませんが、私にはあまり面白いとは思えない内容だったんで、頭に入ってこなかったんです・・・(爆)
人間の暗いドロドロとした情念みたいな面ばかりが描かれている気がして、読んでいてすごく気が重くなって。
主人公の鳴木も爽やかとは言えないタイプで、思考も何もかも掴み辛く、あまりハマらなかったです。なので、三島(忍のこと)がなぜあんなにも鳴木に肩入れしているのか、正直分からなかった。それもイライラの元かも。
芥川が入ると、ちょっと雰囲気が明るくなって良かったので、もしこのシリーズを続けるのなら、芥川はもっと出して欲しいですね。

なんにしろ、まずは本編を終わらせて~~~!!と声を大にして言いたい。
レーベルを替えてようやく始動し始めたかと思ったリファインドの後も、結局新刊は出ないですもんね。
作者様には是非是非、頑張って新作を書いてもらいたいです。
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ケルベロスの肖像

2012年10月30日 23時22分38秒 | 小説
海堂尊著「ケルベロスの肖像」を読了しました~。この作品は、「チーム・バチスタの栄光」から始まる田口&白鳥シリーズの最終巻となります。最終巻と聞くと、なんだか切ないですね。最近はあまり本も読まなくなってきていた中で、唯一といって良いほど、定期的に読んできた作品だっただけに、終わってしまうんだと思うと、ほんと悲しい・・・。
とは言え、桜宮ワールドとして、すでにいろんな方向に広がっているこの作品たちは、他の人を主人公にした他のテーマで続いていくんでしょうけどね。(←願望入ってるかも)

最終巻というだけあって、過去の作品の登場人物が一同に会した感がありました。一応全て読んできたとは言え、もう名前や存在を忘れかけていた人たちを思い出すのに、ちょっと苦労したな~(^^ゞ
というわけで、このお話を読む前には、ぜひ過去の作品をもう一度おさらいしておくのがベストだと思います。私はそれをしなかったので、話に入りづらかったし、今ひとつノレなかった気がします。特に、「螺鈿迷宮」と「ブラックペアン1988」は絶対に読んでおくべき作品です。もし、この2作を読んでいなかったら、ホント意味不明なんじゃないかな~と思うほどです。
「螺鈿迷宮」はともかく「ブラックペアン~」って、確か番外編的な位置づけだったはず。それなのに、本作では、これが最も核心的な部分に触れてしまっているんですよねぇ。まさかまさかの展開ですよ、これは・・・。

ストーリーの方は、かなりスケールだけ見れば、かなり大掛かりだし、スリルも笑いもあって良かったと思います。ただ、折角、これまであれだけ意味深に引っ張ってきた西園寺さやかの正体が予想通りだったのと、言動がイマイチ大物っぽく見えなかったのが残念。もっと、おおっ!と思うような驚きが欲しかったんですよね・・・。
ま、田口先生と高階病院長がまさかああなるとは!という驚きはあったんですけどね。それだけでは、やや物足りないんですよね。

あと白鳥と姫宮の面白さがあんまり生かせてなかった気がします。一番、美味しいところは新しい部下の方が持っていってしまいましたし・・・(苦笑)。
田口と白鳥の掛け合い部分が思っていたより少なかったのが原因かもしれません。

とは言え、ついにラストになってしまったシリーズではありますが、他の作品でこの後の物語の断片を知ることができるといいな~と思います。(かなり前途多難みたいですから)
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GOSICK III-ゴシック・青い薔薇の下で-

2012年09月04日 01時10分12秒 | 小説
桜庭一樹著「GOSICK III-ゴシック・青い薔薇の下で-」を読了しました!前作を読んだのが、昨年末くらいだったから、随分時間があいてしまったんですが、ようやく読めました(^^)

今回は、ヴィクトリカが学園から一歩も出なかったという点で、これまでの2作とは決定的に違いますね。一弥の話だけをきいて、事件の全貌を言いあてたましたので、完全に安楽椅子探偵のスタイルでした。

ヴィクトリカと一弥のやり取りが面白いので、一緒に行動してくれた方が、話が面白くなったとは思うのですが、ヴィクトリカはそう簡単には学園を出ることができないという設定がありますから、仕方ないですよね~。

推理ものとしては今回はやや物足りなかったかな。こういう展開になるだろうというのは、最初から何となく予想がつきましたからね。
ただ、グレヴィールとジャクリーヌのエピソードや、グレヴィールが過去にヴィクトリカの力を借りた件なんかは、とても興味深くて面白かったです。


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玉村警部補の災難

2012年07月21日 19時37分54秒 | 小説
海堂尊著「玉村警部補の災難」を読了しましたー!! こちらの作品は、田口&白鳥シリーズでおなじみの、桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集で、「東京都二十三区内外殺人事件」、「青空迷宮」、「四兆七千億分の一の憂鬱」、「エナメルの証言」の4編からなっています。

最近、すっかり読書とは縁遠くなってしまっていたのですが、このシリーズはサクサク読めて面白いので、久しぶりに読んでみました。
ファンの方ならどれも楽しめると思いますが、私はこの中では、「四兆七千億分の一の憂鬱」が一番ミステリっぽくて、読み応えあったかな~。加納さんの推理がたっぷり味わえますよ~。

タイトルからも分かる通り、玉村警部補の事件が中心ですので、田口&白鳥コンビは、ほんのわずかしか出てきません。でもその分、加納&玉村コンビは、たーっぷりと読むことができますので、ファンの方は是非読んでみられることをお勧めします。

私はこのシリーズを読んでいる時、加納警視正にすごく興味を持っていました。本編では脇役なので、詳しいことはあまり描かれていませんでしたが、本書では大活躍でした!! キレ物で鼻が利くところや、妙に律儀なところなど、読んでいて思わずニヤリとしてしまいました。
もっとも、私生活については謎のままだったのは、残念!学生時代のこととか、曲者ぞろいの同期の方たちのことなんかも知りたかったのに・・・。
今後、作者様にはぜひとも、その辺を描いて欲しいですね~。

ところで、噂で聞いたのですが、田口&白鳥シリーズって、最近出た「ケルベロスの肖像」で、一応完結したそうですね。最近あまり本を読まなくなっていた中で、唯一楽しみにしているシリーズだっただけに、終わってしまうのはすごく残念!!
本編は完結したとしても、脇役を中心としたお話は、ずっと書き続けていってほしいな~。

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高原のフーダニット

2012年06月04日 00時03分53秒 | 小説
有栖川有栖著「高原のフーダニット」を読了しました! 「読書日記」と銘打っているわりに、小説は最近忙しくてなかなか読めていなかったのですが、大ファンの有栖川さんの新刊となると、どんなに忙しくても読まずにはいられません(笑)。

今回のストーリーは、「オノコロ島ラプソディ」「ミステリ夢十夜」「高原のフーダニット」の3編からなっています。が、2番目の「ミステリ夢十夜」は、純粋なミステリとは違うので、実質的に推理ものというのは2編のみかな。

「オノコロ~」の方は、あとがきにもありましたけど、ちょっとコメディっぽさがあって、わりと読みやすかったです。ただトリックの方は微妙・・・。いや、このトリック自体は嫌いじゃないけど、もうちょっと各キャラの個性の裏付けがあってこそのトリックだと思うので、この分量でそこまで納得できる程の書き分けは難しかったんじゃないかなーと思います。

そして、「高原のフーダニット」。こちらも、トリックや動機には無理やり感を感じてしまいました。せっかく最初に双子が出てきたりしたので、もっとひねりがある話なのかと勝手に期待してしまっていたので。うーん。

「ミステリ十夜」は、これまでの火村&アリスシリーズに出てきた主要登場人物が次から次へと出てくるのがおもしろいのですが、上にもちょっと書きましたが、夢の中の話なので、純粋なミステリじゃないし、へぇ・・・という感じでした。夢なんだから、火村の過去とか、他のキャラクターの内面がわかるような話も入れてくれると、もっと楽しめたのになぁ。残念。

私は火村&アリスシリーズの大ファンなのですが、最近のこのシリーズは小粒になっちゃってるかな。トリックもそうですが、何よりもキャラクターの内面などがあまり描かれなくなってきている気がするんですよね。初期の頃のような、次はどんな一面が垣間見れるかな?という、ワクワク感がなくなってきてる気がします。
長いこと続いているシリーズだから、マンネリ化してるのは仕方ないけど、おおっ!!というようやトリックがないのであれば、もうちょっと小説として楽しめるようなお話にして欲しいなという気がします。

いろいろと苦言を書いてしまいましたが、これも火村とアリスが大好きで、期待しているからなんです!新刊が出れば、絶対に手が伸びますし・・・。今後もきっと読むと思うので、ぜひぜひ頑張って欲しいな。
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モルフェウスの領域

2011年12月25日 23時09分42秒 | 小説
海堂尊著「モルフェウスの領域」を読了しましたー!海堂さんの小説は、とても読みやすいので、新刊が出れば、わりと早い目に読むようにはしているのですが、なぜかこの本に関しては、出ていることすら気づいていなくて、友人に言われてビックリ!!すでに1年も前に出版されていたなんて・・・!

「バチスタ」シリーズの本編ではないスピンオフものもほとんど読んでいて、どれもすごく面白いと思っているのですが、この話は私が苦手とするSFチックな設定だったので、なかなか気持ちが入り込むことができず・・・。

海堂ワールドは相変わらずで、高階病院長や田口先生、如月さんたちおなじみのメンバーもちゃんと出てくるんですけどねー。
いかんせん、用語が難しいし、説明されてもどんなものなのかが、私の想像力がないせいか、今ひとつ分からない・・・。それに全体的に重くて暗いストーリーだし・・・。やっぱり私は白鳥さんのような突き抜けた人が出てくる面白味のあるストーリーの方が好きだな~。

コールドスリープの技術は、もし本当にできるようになれば、いいですよね。現在の医療では治療不可能なことが、たしかに未来のある時期になれば可能になってるかもしれないし。でも、そうなったらなったで、この小説にあるような問題が出てきてしまうんですよね~。やっぱり簡単にはいかなさそうです。

あ、そうそう。涼子に医学の知識を教えた先生って、あの渡海先生ですよね!?またいつか出てきて欲しいと思っていたので、すっごく嬉しかったです。


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GOSICK II -ゴシック・その罪は名もなき-

2011年10月13日 23時15分01秒 | 小説
桜庭一樹著「GOSICK II -ゴシック・その罪は名もなき-」を読了しました!先日読んだ「GOSICK」の続編になります。
シリーズものの特権というか、今回は最初から知ったキャラクターが出てくるので、安心して読めました(^^)

今回は、ヴィクトリカの母親であるコルデリアがなぜ故郷を追われたのか?という謎が判明します。
なんと、殺人事件の容疑者の汚名を着せられたからだったんですね。どうみても、容疑者と成り得るのはコルデリアしかいないという状況で、でも決定的な証拠はないということで、結局は村を追放されたそうです。

その犯人についてはここでは触れませんが、トリックはちょっと微妙でしたねぇ。しかも動機がかなり弱いような・・・^^; フィクションとは言え、もうちょっと納得できるような形の動機があったらな~という気がしました。
また過去の事件だけでなく、現在の事件の方も同様で、特殊な村で起きた殺人事件というので、雰囲気はとても良くでているのですが、ミステリーとしては、トリックか動機かどちらかだけでも、もう少し捻りが欲しいところです。

ちなみに、今回のストーリーの中で、コルデリアはヴィクトリカのおかげで、無事に無実だと証明はされたのですが、それでももう故郷に戻ることなないんでしょうね・・・。
ヴィクトリカ自身もそうですが、母のコルデリアはとても謎めいた存在のようです。今回のストーリーで、無事に冤罪は晴れたのですが、それでもまだまだ謎が多くて、今後の展開に期待します。

事件の内容はともかくとして、ヴィクトリカと一弥の仲はとても微笑ましくて、今時珍しいくらい純粋で良い雰囲気です。この二人が読めるだけでも、このシリーズは続けて読んでいきたいな~と思えますよ♪

作中で出てきた占いでは、二人の未来が離れ離れになるのかそうでないのか簡単には判断できない微妙な雰囲気で描かれていましたからね~。どうなっていくのかとても楽しみです。
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