Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

満月と、本屋さん

2013-10-20 17:01:49 | 日常

金曜日は満月でした!
仕事帰りにいつもベイブリッジの夜景が見えるのだけど、お月様バックの橋はひときわ綺麗だった。


7時でもうこんなに暗い。ついこの前まで8時まで明るかったのに。
急に寒くなってきたし、冬に突入するんだなぁ。

帰りに本屋さんに寄りました。
日本にいた頃はもっと頻繁に来ていた本屋さん。

暇つぶしのため、仕事関係の本をあさるため、インスピレーションをもらうため、自分の知的好奇心を満たすため、自分からは探さない情報を見聞きしたり受け止めるため、、、いろいろな理由があって本屋さんで長いこと時間を過ごしたものですが、アメリカに来てからはあまり行かなくなりました。


簡単に言ってしまえば「言語の壁」のせい?

日本だったら本屋さんをうろうろしてるだけで意識しなくても相当たくさんの情報量を受け取ったものですが、アメリカの本屋では同じようにはいかないものね。情報は意識しないと入ってこない。ひとつひとつ、タイトルを読まないと、頭に入ってこないもの。あーめんどくさ、ってなってたぶん遠のいてたんだと思う。

でも前回も書いたように、読書の秋!
本は Kindle でも探せるけれど、物理的に本屋をうろうろすること、本の表紙と目を合わせること、自分のアンテナを張り巡らせて本棚の間を歩き回ること、本や紙の匂いを感じること、タイトルを斜めに見ながら全然興味のないジャンルの棚の前を通ること、何フロアもある本屋の中で、何千冊もある本の中から、1冊を手にとってパラパラとスキャン読みすること。

そういうの楽しい。


あ、ミラン・クンデラ。また読んでみたい作家のひとり。チェコ出身です。

いろいろめぐって、結局オルハン・パムクの『無垢の博物館』を今 Kindle で読んでいます。
"The Museum of Innocence" by Orhan Pamuk

オルハン・パムクはトルコの作家。イスタンブールの変態じみた男性のお話。男のダメっぷりには正直ひくけれど、物語と実在のミュージアムがリンクしているのがおもしろい。まだ訪れたことのないイスタンブールという街にも思いを馳せつつ読んでます。読書の秋はつづく。