Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

サウジアラビアにいます

2012-06-16 20:12:51 | サウジアラビア
サンフランシスコを出てから36時間、ようやくサウジアラビアの目的地に到着しました。案の定時差ぼけで目が覚めてしまったのでこれを機にブログを更新。忘れないうちにいろいろ記しておこう。

■ハプニング:
乗り継ぎの飛行機に乗り遅れた。

サンフランシスコ(米国)→パリ(フランス)→リヤド(サウジアラビア)→ダマン(サウジアラビア)という旅の行程でトータルでも24時間ぐらいで目的地のダマンへたどり着くはずだったのに、リヤドでの乗り換えに失敗。というのもリヤドでのサウジアラビア入国審査にとても時間がかかったから。乗り換えの時間は1時間半しかないのに、入国審査の列は遅々として進まず。結局、夜10:30に出発するはずだった飛行機に乗れもせず、私たちが入国審査を終えたのは11:00、、、。乗り継ぎをのがした人はスタンバイカウンターへ行き次の飛行機の空席を待たなければならないのだけど、もう夜も遅いのにカウンターは飛行機に乗り遅れた人でごった返し。私と同僚は2人でそのまま空港ステイ、翌朝一番のフライトが出るまで空港のベンチで夜をあかしました。なんてこった。


(リヤド空港)

家を出てから36時間後、ようやく目的地のまずはホテルへ到着。ものすごくホスピタリティのあるホテルで快適。このままベッドに倒れ込みたいところ、ささっとシャワーを浴びて私たちより数日先に現地入りしていたボス達と、他の同僚とやっと再会!本来ならボス2人は私たちと入れ違えで現地を発つ予定だったのに、私たちが1日遅れて到着したためこの後のアムステルダムでの仕事を延期してもう1日サウジにステイすることに。飛行機に乗り遅れた時点で、ボスとテキストメッセージ/電話で状況報告をやりとりしていた時は気づかなかったのだけど、現地で会えた時、分かりました。なんだかとても心配されていた(じーん)。

■食事:
それから現地ホストの方々とランチへ。

テーブルもイスもなくて、カーペットに座り、床の上で食べる伝統的なサウジアラビアのスタイルでランチを頂きました。


同僚達。
女性はアバヤという黒い衣装を着ないといけませんが、外国人は頭と顔を覆うスカーフはしなくてもよいのだって(ほっ)。それでも気温40度を超える中、私も着てますこの黒いアバヤ。暑い。


もうすごく眠くてランチよりホテルで寝ていたかったのだけど(笑)、お肉料理(ラム、チキン)を中心としてごはんはとてもおいしかった。ハマスにピタパン。そしてアルコールは一切ない代わりにサウジシャンパンという伝統的なソーダ水には青リンゴとレモン、ミントが涼しげ。

■サイエンスフェア(仕事)
ランチの後は、今回のメイン目的であるサイエンスフェアの会場へ。
数日前からエクスプロラトリアムのデベロッパー達が現地入りしていて、会場をセットアップしていてもう準備万端。これからここで6週間にわたり年に一度のサイエンスフェアが行われるのです。エクスプロラトリアムはこのイベントに招待されていて、ものづくりや tinkering をメインとしたワークショップを行うことになっています。現地からもサウジアラビア人のファシリテーターを雇っていて、ボス達が数日前からその人達に向けてトレーニングをしています。

Saudi Arabia 6/15/12
(これはその時の写真だそう)
現地の女性はみなアバヤ、頭にはスカーフ。顔は隠している人と、そうでない人がいます。みなとても明るく、やる気があり、親しみやすく、チャーミングでプレイフルなのだそう。

Saudi Arabia 6/15/12 Saudi Arabia 6/15/12
私も今日現地ファシリテーターに会う予定でしたが、またまた予期せぬ出来事があり、まだこのファシリテーター達に会えていません。

■サウジアラビア皇太子の死去
その出来事とは、サウジアラビアのナエフ皇太子の死去です。そのため、今日から開催されるはずだったサイエンスフェアが急遽開催を延期に。オープニングは4日後まで延期となりました。そんなわけで、今日はぽっかり空きができました。

あぁ、すっかり夜が明けてしまった。窓をあけると、もわっとした熱気。
あたりは砂漠地帯。部屋のテレビをつけるとメッカからの生中継でイスラムの祈りの歌が流れている。

どれだけ遠くにきたのだか。。