Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

英語とは付き合わねば。

2008-03-13 22:57:00 | 日常
昨日は来年度の打ち合わせのために近隣の大学へ行った。

この案件でお世話になっているのは工学部の先生で、会うといつも海外の話になる。
この先生自身、仕事で海外を飛び回っているような人で、院生を連れてヨーロッパ、アジア、アメリカと、いろんな国で学会やら共同研究をしている。

でもいつも、学生の英語力の乏しさを嘆いている。大学生の英語力のピークは新入生の頃だけで、詰め込みで鍛えた受験英語はその後坂を転がるように落ちていく、といい、4年生になる頃には目もあてられない、、、とか言っていつも学生の英語のできなさに驚くのだそうだ。工学部だったら、英語は週2回程度だろうし、まぁ、そりゃあ身につかないよね。よっぽど意識して鍛えない限り。


工学系の研究、アカデミアの世界では日本語が世界の中でいかにマイノリティか、ヘタクソでもいいから英語で論文を書くこと、英語で世界とつながっていくことがどれだけ大切か、ということをよくおっしゃっている。(もちろん日本語でもちゃんと発信して国内に基盤を持つことも大事だろう。)

昨日は時間早めに行ったら、ちょうど海外の学会に行く前の院生のプレゼンの指導にあたっていて、
「あのね、英語は下手でもいいんだ。でも内容に自信を持ちなさい。話している“中身”がおもしろければ、英語がどれだけ下手だろうと、ちゃーんと興味持って聞きにくるんだから。」
と叱咤激励している場面に遭遇。

ほんと、それは同感だ。
不安そうな学生に、居合わせた私もそうだそうだ、と大いに頷く。

英語を話せることは能力ではなく、英語は単なるツールなのだ。良いツールを持つに越したことはないけれど、良し悪しに気をとられるよりも、発信している内容にきちっと自信持たないともったいないね。ツールを使ったその先に待っている体験にももっと目が向くといいな。

といいつつ、私の英語ツールも錆びていくばかりで、どうしたらいいものかもう手遅れなのか、心配なのだが、情報を仕入れたり自分から発信していくために、最低レベルはキープしなければ、と先生と学生のやりとりを見ながら思った。

Flat Stanley

2008-03-13 00:13:03 | 日常
アメリカの友達からFlat Stanleyなるものが送られてきた。
ペラペラの紙の人形だ。
これはアメリカの小学校で社会科の授業で扱われているものらしい。
このFlat Stanleyを封筒にいれ、知り合いから知り合いへと送ることで、
この人形が世界中を旅するのだとか。
要は、これをつくった小学生達に世界の地域のことを教えるツールとして使っているようです。
http://www.flatstanley.com/
けっこう昔からある有名なプロジェクトらしい。

私のところにきたStanleyは、留学時代の友達の奥さんの甥っ子がつくったもの。
私でまだ3人目。封筒にはこれを受け取った人達の住所や、メッセージが綴られていた。
オハイオ、コロラド、そして日本へ来てしまったFlat Stanley. まずは日本へ来た証拠を撮らなくちゃ。

月曜日、東京出張へ行く朝、タクシーのおじさんに頼んで、
京都駅へ行く途中に東寺の前を通ってもらい、写真を1枚収める。


(タクシーのおじさんにワケを話しつつ、
きゃー、新幹線の時間もあるし、急ぎでお願いします!とかいいながら依頼。Stanley小さくて見えん…)

で、もう水曜日か…。
これが、ふつうに働いている人の日常に送られてきたらちょっと大変だよね…。
次にどこに送ろうかな、と考えているうちに日が経ってしまった。
早くまた別の誰かに送らなくっちゃ。

ん?
これ、報告を待つ小学生にとっていい社会科のプロジェクトなのはわかるけど、
本当にプロジェクトしてるのはこれを送られた人達よね。