Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

小さな手縫い教室

2006-12-10 09:42:13 | 日常
■「そうすると力になるの」

12月の冷たい雨の中、向かった先はあたたかい時間の流れるお部屋。
前にこの日記にも書いた「手縫いのスカート展」(この人については7月の記事参照!)の方に、今日初めてお会いできました。

やっぱりとても素敵な人でした。

土曜日の午後、小さなアトリエと化したそのお宅では、自由奔放な創作が展開。コースター作り教室が開かれていました。
主催していた森本さんの「思いっきりやっちゃいなさい」はなんだか不思議な魔法。
お裁縫なんて初心者なのに、ジョキ、ジョキ、と裁ちバサミに任せて形をつくっていくのがすごく心地よい。

そして、針をもつ、ということ。
ひと針、ひと針、本当に楽しかった。そんな楽しみがつながって、作品になった。
針を持つということが女性の振動になるの、と教えてもらった。
ちく、ちく、ちく、、、そうか、これって女性としての振動なのね、今日初めて思った。

なんだか嬉しい!

作品ていうと大げさだけど、ミシンでやるのとはだいぶ違う。手縫いってあったかい。
そりゃあそうだよね、今日ずっと私の手の中にあった布たち。


(左:たくさんの素敵な作品を見せてもらった。
 右:今日の作品。コースターなんだけど、ペン置きにも!)

好きな暮らし方、好きなもの、毎日空を見る位置、みんながたくさんの「好き」を話題にする。
ベランダにかけた布は「毎日の日替わりランチ」みたいなものなのよ、なんて。
いつか、この人と同じ年齢になった時、そんなふうに言えてる自分でありたい。
ワクワク・どきどきできる気持ちを、私はもっと大事にしていかなくちゃ。

布も、糸も、毛糸も、、、というかすべての素材が、本当に質のいい素敵なものばかりだった。
いいものを使う。好きなようにとことんつくる。そうすると、それが力になるから。
服や、おうち小物や、インテリアは、自分に力をくれる大切なもの。あらためて思いました。