Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

今日のランチ

2008-06-05 18:50:26 | 京都
グリル ハセガワ

何度か書いたことがあるけど、北大路の賀茂川沿いにある洋食屋さん「ハセガワ」。

毎週木曜日はこの付近で仕事なので、同僚と木曜日のランチに来ることが多い。曜日ごとのお得な日替わり定食もやってるけど、木曜日のメニューにかぎって魚フライ…(えーん、ハンバーグがいーよー)。
だからいつも通常メニューからハンバーグを選ぶ。
魚フライも美味しいけど、このしあわせ色のソース見てるだけでほっこりいい気分になりますよ!

桜日和

2008-04-07 23:32:48 | 京都
やっと愛でることができた。京都の桜。

きのうの日曜日、大学時代の友達と市内をお散歩。
特にめあての場所があったわけではないが、一日じゅう本当によいお天気で、
最高に幸せな休日だった。

陽気に誘われるままに、北山通りの橋から鴨川沿いを歩く。
なにもかもがキラキラして見える。

ピクニックしてるカップル、サイクリングの大学生、花見でお酒飲んでいる人たち、家族、
お日さまのした、溶けそうなぐらい幸せな光景だ。

ちょっと移動して、哲学の道まで。
哲学の道の桜並木に圧倒された。みごと!目に入るものすべて桜!いまが満開!


はらはらと舞う桜ふぶきも風情があっていい。それに何より水がきれい。
やっぱり京都は水の都。
透きとおった水面に花を映してどこまでも連なる桜たち、
はぁ~~~、何度感嘆の声をもらしたことか。

桜は老桜が美しいなぁとはたと気づく。
アメリカでも桜はたくさん見たが、幹の色が違う。
京都の桜は樹齢を重ねた老桜。

幹にこけ蒸し、ひび割れ、地面にでこぼこのうねりをつけるほど、しっかり根を張って生きる。
それでもなお淡いピンク色の花をつける老桜。すてき。
そんなおばあちゃんになりたい。

ときどき、こんな新米もいる。

「へい!おいら、まだツルツルの新人でっせ!」
…きみの500年後が楽しみだね。

久々にあった友と話していたとき、「生きがい」なんて言葉を口にする。
自分ではさらっと言ったつもりだったけれど、しばらく経ってからその言葉にどきっとした、と言われた。
ふと考えるよね、誰だって。人生、みんな始まりがあって終わりがあるのだもの。
自分の生命がなくなるとき、あの世には何も持っていけない。(→と、吉野のお坊さんに言われた)
富も、お金も、地位も、そんなもの持っていける人は1人もいない。
自分はなんのために生きているんだろーって、時々ふと、立ち止まって考える。
するすると流れゆく日々、私これでいいのか?って思うんだろうね。


帰宅途中の路地にて。角を曲がると決まって見える風景。
京都で見る夕日はいつも、電線越し。でもこの光景がとても好きだ!

源光庵

2008-02-03 23:59:03 | 京都
前からずっと行ってみたいと思っていた源光庵。
北大路千本をずっと上がったところにありました。
観光客が少なくて、お客は私だけ。


「御用があれば鈴をお振りくださいませ 当主」
南天の一輪ざしと鈴。お庭の南天がきれいだった。

拝観料を払って中に入る。

でも「中に入った」という気がしないのは、やはりどこまでも「外」だからだ。
ふすまや障子が開放されていて、室内と庭が分ちもたれている感じ。
屋内にいても、空気がきりりと引きしまっている。はぁ~、足先がどんどん冷たくなる!
それもそのはず、気温1度の空気がたたみの上にのってるのだから。

これって、冬にお寺を訪れる醍醐味かもしれない。
ぴーんと張りつめた糸のような空気の中で、頭の中のノイズがどんどん消えてく。
寒かったけど、けっこう長いこと座ってました。
はらはらと舞う雪、車の音も、人の声も聞こえない。
あるのは、猛烈な静けさでした。


堂内には、「悟りの窓」と名づけられた丸窓と、「迷いの窓」という角窓がある。
まると、しかく。おもしろいね。パスポートに押される、出国スタンプと入国スタンプみたいだ。(出国が「しかく」、帰国の時の入国スタンプが「まる」)おっと、話がそれた。

迷ってばかりの角がとれて、丸く悟れるようになるまで、あとどれくらいかしら。


帰り道、路上で売られていたかぶ(白と赤)を買いました。
冬の味だな、かぶって。

(※この日記は1/13のもの。遅ればせながら。)

○!

2007-11-24 17:13:09 | 京都
賀茂川の上にまんまるお月さん!
ふりむいたらあまりにも自然とそこにあった。
携帯のカメラではぼやけちゃうけど、
大きな大きなキャンバスの前に立っているような、そんな気がした。

colors

2007-11-14 23:37:05 | 京都

先日の、大原からの帰り道で見かけた
「田舎のコンビニ屋」さん。
気になる~!
寄ってみたら、ぜんぜんコンビニじゃなかった。
(駐車場がだだっ広いところは「田舎のコンビニ」だ)
しかし、売っていたものは街のコンビニより素敵だった。


ごろごろっと柚子が5個400円。この黄色にひかれたけど、買わなかった…。
このにんじんも、見てよこれ。立派なこと。

葉がわさわさと茂った大根。葉っぱには所々に虫に食われたあとがあった。
虫がむしゃむしゃ食べるってことは、よけいな薬が効いてないってことかな。
右の写真は大原名物、すぐきの畑。この野菜達もこんなとこから来たのだろう。

京都市内から車でちょっと北上しただけで、美味しい田舎。
ここに映っているのは、携帯カメラのレンズを通した色。
あのビビッドさが出ないのが残念。

空の青さ、山吹色のゆず、紅色のにんじん、
どーっしり、力強い、生命のいろ見せてもらったよ。
「街のコンビニ」はとっても便利だけど、生命なんて感じないなぁ。
「田舎のコンビニ」は商品がまだ生きてた。

力強き自然のいろ、
土と、太陽と、水と、農業の知恵と力、
記憶に残る秋のいろだよ。
「田舎のコンビニ」ありがとう。

宝泉院

2007-11-13 23:50:04 | 京都
11月11日11時に友達と待ち合わせ。
スマート珈琲でランチを頂きました。(スマート珈琲については別レポートします!)
食べてる間もどこへ行くかはっきり決めてなかったのだけど、
ふと「宝泉院」というお寺にひかれ、大原行きが決定。
「あ、このお寺、お抹茶つきだって!」という一声が大きかったのかもだけど。笑。

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宝泉院、という寺院の名前をはじめて聞いたのはいつだったか。
たぶんJR東海の「そうだ京都、行こう」のCMで見たのが最初。

大原、といえば、三千院。
その三千院を少し過ぎたところに、宝泉院はひっそりと佇んでます。

なんでだろう、障子とお庭、ふつうの風景にドキリとする。
美しい。どこに目をやっても。ふっと、心がしいんとするのがわかるでしょう?


水も美しい。このチョロチョロとゆらゆらが。


宝泉院は、額縁庭園が有名。
柱と柱の間隔を額縁に見立てると、その向こうの庭園がまるで絵画のように見えます。
青々とまっすぐに伸びる竹林の垂直線が、ちょうど額縁の上辺でスパーンと切り取られています。
天まで伸びる竹林群をじかに見るより、その「まっすぐ」が額縁で水平にスッパリ切り取られているのをみるほうが、
竹の勢いというか、清々しさを感じるよね。人間の想像力も計算されている感じ。


庭園にしかけられた風流な楽器、水琴窟。
手水鉢から流れ落ちた水が地中に滴り落ちる時、地中につくった小洞窟の中を幻想的な音が反響します。
この竹筒が地中の空洞に通じていて、ここに耳をあてると聞こえる仕組み。
それはそれは、心清らかな音でした。

静かとは、こういうことか。
耳を澄ますとは、こういうことか、と実感。
普段、耳を澄ますこと、なかったわー。


お抹茶と和菓子がふるまわれます。
「額縁」の際まで寄って、ほっと一息。
宝泉院はこんなにずずずっと前に出てきてお庭を観賞するより、
ここより20歩ぐらい後ろに下がって、引き目で「額縁つき」で見るほうが断然美しい。

「仏のことば」
ことばだけ美しくて
実行の伴わないのは
色あって香りのない
花のようなものである

花の香りは
風に逆らっては流れない
しかし善い人の香りは
風に逆らって世に流れる
(宝泉院のしおりより)

この日は風景にも、言葉にも、
なんだか32歳の多感な心を刺激されたわ。笑。


なんでもいい、どこでもいいんだけど、
自分の気持ちやテンションを無条件に担保できる場所、
「あそこなら」って思える場所、
心の中にそんなリストがあってもいいな。

宝泉院はその1つになりました。

美味しい胡麻油

2007-11-06 22:58:37 | 京都
この間の土曜日、
北大路書房に本を取りに行った帰り道、
山中油店へ寄った。

お店のたたずまいが素敵でしょ。

油ひとすじ200年!
【山中油店】
京都市上京区下立売通
智恵光院西入508


買ったのは、このごま油。
あー、黄金色のごま油、ちょっと携帯の写真では色が出ないなー。
すごい香りいいよ、これ。ホントウに。
前も買ったのだけど、あっという間に使い切ったもの。


この油くんたち(兄弟みたい…)は、
「ネギ油」「にんにく油」! 
これは山中油店で買ってきたものじゃなくて、
前から家にあるもの。(でも使う機会ほとんどなし)
新しく山中油さんでごま油を買ってきてしまったものだから、
これから君たちの出番はさらになくなってしまうだろう…。

あともう1つ、山中油さんで買ってきたもの。
京椿スキンケア用オイル!

自然の風土、日本のツバキからいただく油。
こういうのにすがりたいお歳頃。

この山中油さんへ行くと、
油の美しさにハッとします。
油なんて…と気にも留めていなかったのが、
油って…!と改めて感動します。

洋食屋さんで考えたこと

2007-10-22 22:35:01 | 京都
仕事仲間達に、「知る人ぞ知る」という京都東山の洋食店、
「コリス」に連れて行ってもらいました。
松原通なんて今まで何度も何度も通っている道なのに、
こんなお店があったこと、全然知らなかった。


入ったら、月曜の夜なのにお店は満席。
美味しいパンに始まって、アボガドのサラダ、ハンバーグ、豚肉の甘酢揚げ、
ブルーチーズのリゾット、、、ぜんぶ美味しくいただきました!

日本に帰ってきてよかったと思うことの1つに、
今日ご一緒させてもらったこの先生との出会いがある。
一緒に仕事をさせてもらえる環境にいる今は、
長い人生の中でもきっととても貴重な時間なんだろうな。

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ずーっと長いこと、始めることを恐れているものが自分の中にいくつかあって、
いつかやろう、いつか動こう、いつか条件が整ったら、いつか時間ができたら、、、と、
自分の中に「いつか」の言い訳をつくっていたようなものがやっぱりあるんだよね。
今日、同僚と先生と話をしている中で、それを再確認した。

「いつか」は来ないよ、条件なんて完璧にはそろわないものだよ、
それよりまず始めてみたら? 
恐れていたのは始めることそのものだったのではないの?

なんとなくそんなふうに自分の中で腑に落ちた。
今までアタマの中だけで思い描いていたこと、
まずは少しずつでも実行していこう。
失敗しても転んでも、今より1ミリは前に進めるはず。

最後のワインに口をつけながら、そう思った。

お寺の朝

2007-09-20 05:10:47 | 京都
近所のお寺は朝五時に開門。早起きついでに広い境内を散歩。うー、真っ暗だ。

境内は砂利。歩くと、ザクザク。それしか聞こえない。他の散歩者、参拝者の存在も砂利の音で知る。
あ、いたんですね。おはようございます、てな感じ。

さ、今日も一日がんばろうー。